漢検1級漢字「瞎」と、難読漢字「鹿薬」の読み方
Posted: || Last Update:
この記事は、漢検90日チャレンジ「再挑戦: 90日で漢検一級何点あげられる?87点から大躍進なるか!?」の一環として書かれています。漢字はなるべく正確な情報の記載に努めていますが、間違いがありましたらご連絡いただけると嬉しいです。※当て字・熟字訓はすべて「当て字」と表記します。
目次
勉強51日目です
こんにちは「亀の子」です。漢検1級合格を目指す90日チャレンジ51日目です。ちなみにチャレンジは2回目。前回の100日チャレンジでは惨敗したので、再チャレンジしています!
さて、本日注目したのは、漢検1級漢字「瞎」と難読漢字「鹿薬」です。最後に、亀の歩みでのろのろ進行している「亀の子」の勉強記録も少しご紹介します。では、「瞎」から行ってみましょう!
本日の一字「瞎」
本日注目した漢字は、漢検1級漢字「瞎」です。音読みは「カツ」、訓読みは「くら・い」です。この漢字「豁」とよく似ていてちょっと厄介…。なので、じっくり調べてみました!
「瞎」の成り立ちと意味
「瞎」は「目」と「害(そこなう)」を組み合わせた漢字です。意味は3つあります。
- かため。片目がつぶれている様
- 目が見えないさま
- めったやたらなさま。でたらめなさま
「豁」と「瞎」の違いをじっくり調べてみた
「豁然大悟(かつぜんたいご)」という四字熟語を見ると一休さんを思い出す「亀の子」です。この四字熟語に使われている「豁」、今日注目の「瞎」とよく似ていませんか?音読みも同じ「カツ」です。
「豁」は「谷」と「害(きりひらく)」で、切り開いたように開くこと、自在に動けるゆとりがあることを示している漢字です。「瞎」では「そこなう」という意味だった「害」が、「豁」では「きりひらく」になる不思議。まぁ、漢字の成り立ちなんてそんなものでしょう。ずっと前に作られたものだし!
「豁」は「ひらく、ひらける」「中が広くてうつろなさま、からっとひらけたさま」「あけすけであるさま」を表す漢字です。 「豁然大悟(かつぜんたいご)」の「豁然」は、からっと悟りがひられることを表しているんですね。
おさらいです。目が付く「瞎」は、目が見えない様子などを表す漢字。谷がつく「豁」は、ぱっと開けるさまを表す漢字です。…覚えるぞ!
「瞎」がつく熟語
では、「瞎」がつく熟語を見てみましょう!
- 瞎虎(かっこ)…片目の虎。目の見えない虎
- 瞎子(かっし)…目が見えない人
- 瞎説(かつせつ)…でたらめをいう
- 瞎説八道(かつせつはちどう)…でたらめをいう
- 瞎馬(かつば)…目が見えない馬
目が見えないこと、でたらめなこと。「瞎」は2つの意味がある漢字なので、両方をきちんと覚えておくのが大事ですね!
ちなみに「目が見えない」という意味の漢字に「瞽」があります。「瞽」は別に特集をしていますので、こちらもぜひチェックしてみてください。
関連記事
漢検1級勉強中!本日注目の一字は、漢検1級漢字「瞽」。音読みは「コ」、訓読みはありません!音読み熟語をしっかり覚えておきたいですね!さらに、難読漢字は「松蘿」。「海松」「松魚」「石松」「羅漢松」と一緒に読み方を覚えてしまいましょう!
本日の当て字「鹿薬」
では、本日の難読漢字に行きましょう! 「鹿薬」はご存じでしょうか。
「鹿」がつくいろいろ
「鹿薬」をお考えいただいている間に閑話です。「鹿」がつく難読漢字は「鹿薬」以外にもあります。こんなものは読めますか?「読」を押して読み方チェックしてみてください!
- 鹿蹄草…
読
いちやくそう - 鹿驚…
読
かかし - 鹿砦…
読
さかもぎ - 鹿尾菜/鹿角菜…
読
ひじき - 鹿茸…
読
ふくろづの
ちなみに「鹿蹄草」「鹿驚」「鹿砦」は以前のブログに詳しく取り上げています。こちらもぜひチェックしてみてくださいね!
関連記事
本日は漢検1級漢字「鳧」を取り上げます!四字熟語の宝庫!これはチェックしておけば得点源になりそうです。また当て字「鹿蹄草」も、「羊蹄」と「馬蹄草」と合わせて覚えてしまいましょう!
関連記事
漢検1級合格を目指して勉強中!今日注目したのは漢検1級漢字「詬」です。えっ、「后」は「汚い肛門」??意外過ぎる漢字の成り立ちが楽しいですね。熟語もいっぱい集めてます。今日はついでに難読漢字「鹿驚」も覚えちゃいました!
関連記事
漢検1級の漢字、鹿砦、金沸草、狗舌草、朮、瘧草、雀鷂、鷽、いくつ読めますか?漢検1級にはこれまでの人生で見たことも聞いたこともないモノが出てきます。今日はそんな正体不明モノの正体を暴いてみました。
「鹿薬」の読み方
では「鹿薬」に戻りましょう。
読み方のヒントです。「雪笹」とも書きます。
「鹿薬」は「ゆきざさ」でした!「ササ」とありますが、イネ科ではなく、ユリ科の植物だそうです。下のリンクから画像検索などをご覧いただくと分かりますが、昔の人が「ササ」だと思ったのも納得できる葉の形ですね。夏の花ですが、白い小さな花が雪のようなので「ゆきざさ」という名前になったのだとか。
ちなみに「鹿薬」という漢字は、漢名からの誤用だそうです。昔の人、よく誤用してますね…。
本日の勉強の成果
勉強予定(下の表)では今日から「漢検1級模擬試験倉庫」模試に1模試ずつ挑むはずなのですが、あまりにも復習が溜まっているので、模試は見送りました!今日はとにかく復習がしたい!
日数 | 内容 | 一日あたりの目標単位 |
---|---|---|
1~15日目 | 「頻出度順問題集」 | 10ページ |
16~30日目 | 「精選演習」 | 10ページ |
31~50日目 | 「本試験型 漢字検定試験問題集」 | 1模試 |
51~90日目 | 「漢検1級模擬試験倉庫」模試 | 1模試 |
復習…。なんででしょうね、復習をやると復習する漢字が増殖していくんですよね…。「あっ、この漢字よく理解してない」→「しっかり見直したら、その漢字を使った大事な熟語を発見!」→「復習リストに追加!」で、なんだかリストが長くなっていく気がするんです。…きっと気のせいでしょう。明日も頑張るぞ!
▼△▼「亀の子」も使っている参考書類は下記リンクから購入できます!