漢検1級漢字「倪」と、難読漢字「爵牀」の読み方
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この記事は、漢検90日チャレンジ「再挑戦: 90日で漢検一級何点あげられる?87点から大躍進なるか!?」の一環として書かれています。漢字はなるべく正確な情報の記載に努めていますが、間違いがありましたらご連絡いただけると嬉しいです。※当て字・熟字訓はすべて「当て字」と表記します。
勉強31日目です
こんにちは「亀の子」です。今日も元気に亀の歩みで勉強中!漢検1級合格を目指して、90日チャレンジ中です。本日31日目!
さて、今日は漢検1級漢字「倪」と、難読漢字「爵牀」に注目しました!最後に「亀の子」の本日の勉強記録も少し。では「倪」から見てみましょう!
本日の一字「倪」
今日注目した漢検1級漢字は「倪」です。音読みは「ゲイ」、訓読みは「きわ」と「ながしめ」があります。この漢字、「坤倪」と「端倪」のゲイと覚えていませんか?…あっ、「亀の子」だけですか…。でも、調べちゃうもんね!何しろ「睨」と差がよく分かっていません。
「倪」の成り立ちと意味
「倪」の右側「兒」、実は「児」の旧字体なんだって!「兒」は、頭蓋骨がまた繋がっていない赤ちゃんの頭と、足のついた幼児を表しているそうです。「人」と「兒(児)」を合わせた「倪」は、弱くて小さい意味を示しています。
漢字の意味としては、「小さい子供」「細い末端。細目ですかし見ること」という意味があります。また「俾倪」と書くと、「城壁の低くなったところ」や「城壁の低い垣の間から見下ろす」という意味なんだとか。へぇ??
「倪」と「睨」の違い
ちなみに「睨」は「目」と「兒(児)」で、子供みたいな目つきで下から睨むことを表しています。意味も「下から睨む、細めて睨む」「傾いて横から照らす」と漢和辞典に載っていました。
「睥睨」は本来、城壁のくぼみから敵情を覗き見る、という意味があったようです。そこから流し目で見たり、睨みつけるという意味も加わったようですね。
なお「俾倪」にも「横からにらむ」という意味があります。「倪」と「睨」は意味が違いますが、「俾倪」と「睥睨」には大きな違いはなさそうです!
「倪」のつく熟語
さて、「坤倪」と「端倪」意外の熟語を増やしましょう!
- 乾端坤倪(けんたんこんげい)…天地の一番端のこと
- 端倪(たんげい)…物事の糸口を見て取ろうとすること、転じて、推測すること
- 天倪(てんげい)…自然のままの状態。天のきわまるところ、天の果て
- 旄倪(ぼうげい)…老人とこども
- 俾倪(へいげい)…城壁の低くなったところ、横目でにらむこと。睥睨と同じ。ひめがき
- 辟倪(へいげい)…=辟睨。城壁の間から下を見る。横目でにらみつける。睥睨と同じ
おもしろい読み方をするものもあったので合わせて紹介。源氏物語に出てくるらしい!
- 天倪(あまがつ)…子供の凶事を身代わりする人形。子供のお守りとして枕元におく人形
本日の当て字「爵牀」
本日注目した難読漢字は「爵牀」です。何と読むでしょう?
「爵牀」の読み方
今日は前置きなしで回答です。「爵牀」は「きつねのまご」と読みます!可愛くないですか?手袋買いに行っちゃいそうですよね!
実際可愛らしい花なので、ぜひ下の画像検索でチェックしてみてください。名前の由来は、花が尻尾みたいだから、花が狐の顔みたいだから、など諸説あるそうです。なお「爵牀」は漢名から来ています。
本日の勉強の成果
今日は「本試験型 漢字検定試験問題集」の第一回模試を解きました。158点でした。これ、前回の100日チャレンジで一度取り組んでいるんですよね…。前回見直しが追いつかなかったので点数横ばいです。今回はしっかり見直しをして、出題されている漢字はしっかり覚えたいです!
ちなみに、勉強計画は下の表のとおり。今は予定通り進んでいます。しっかり復習をしつつ、並行してアプリでさらに知識強化をしていきたい!それでは、また明日!
日数 | 内容 | 一日あたりの目標単位 |
---|---|---|
1~15日目 | 「頻出度順問題集」 | 10ページ |
16~30日目 | 「精選演習」 | 10ページ |
31~50日目 | 「本試験型 漢字検定試験問題集」 | 1模試 |
51~90日目 | 「漢検1級模擬試験倉庫」模試 | 1模試 |
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