名前はその人を表す？: 読むとしあわせになるブログ

2020年09月29日

名前はその人を表す？

ミャンマー人の名前にはあるルールがあります。

何曜日に生れたかにより付ける名前が決まってきます。
曜日ごとに音がきまっているのです。

以下の音で始まる名前を付けます。

日曜日・・・a i u
月曜日・・・ca ka ga nga
火曜日・・・sa za nya
水曜日・・・la wa（※ya）
木曜日・・・pa pha ba bha ma
金曜日・・・tha ha
土曜日・・・ta hta da na

そして風水関係の動物も決まっています。
お寺には曜日ごとにお祈りする場所を設けていて、各場所にはその曜日の動物が置かれています。

１．神話の鳥の王様
２．虎
３．ライオン
４．像（※像のリーダーでも牙はない）
５．ねずみ
６．モグラ
７．龍
（※ 水曜日の昼12時の後から木曜日の明け方までに生まれた人）

通常、ミャンマーでは子供が生まれた時には、風水で計算し名前を考えます。
生まれた曜日と時間、星、月、太陽の状態なども全て考慮して決めます。

男の子の場合は「成功する」「リーダーになる」という意味の名前を付けることが多く、女の子の場合は「可愛い」「きれい」という意味の名前を付けることが多いそうです。

また男女とも共通して「明るい」「光」という意味の名前をつけることが好まれるとか。

両親の名前を入れることもありますが、それは少ないそうです。

例で見てみましょう。

アウン・サン将軍の名前の意味は、アウンは「成功」の意味、サンは「有名」「思慮深い」という意味があります。

その娘、アウン・サン・スー・チーさんのスーは「満たす」「潤う」という意味、チー「きれい」「澄みきった」という意味があります。

ミャンマー人の名前の意味を知ると面白いです。

例えば、意味が「白くて可愛い」という名前の人が、現実には「黒くて体格がいい」という場合もあるからです。
それから「正直」という意味の名前の人が、実際は「嘘つきで有名」であることもあります。

また、ミャンマー人の名前にはいわゆる「姓と名」で構成されていません。
全部「名前」になります。

そして、通常の名前は２つから３つの名前をつなげていますが、長い人では４つから６つの名前が入っている人もいます。
最高で８つも名前がある人もいるそうです！（いくらなんでも長すぎですね・・・）

できれば、実際の人物とあまりギャップがない名前がいいかもしれません。

皆さんは自分の名前が自分とマッチしていると感じていますか？

今日も皆様の一日が幸せで満ちあふれますように・・・！

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