浜田省吾『あの頃の僕』の主人公は一人朝まで「踊ってた」

2020年9月30日

浜田省吾

t f B! P L
あの頃の僕といえば
こんなフレーズから始まる浜田省吾さんの『あの頃の僕』。

1978年発表のシングル『涙あふれて』のB面として収録された曲です。
1997年企画盤『初夏の頃』でリメイクされて収録されました。


あの頃の僕
作詞:浜田省吾
作曲:浜田省吾

あの頃の僕といえば
両手に溢れるほどの
悲しみをもてあまして
一人朝まで踊ってた

浜田省吾『あの頃の僕』歌詞

フィクション?それともノンフィクション?

フィクションなのかノンフィクションなのか。
それは、ご想像にお任せします。
というわけではないと思いますが、すべてがフィクションということでもないような。
そんな気がします。

何もかもがうまくいかなくて悩み、焦り、どうしたらいいのかわからない...。
そんな時には、気を紛らわせようと朝まで一人で踊ってた。

まさに、『DANCE』と同じような思考です。
鬱々している時には体を動かして発散する。
そんなイメージなのかも知れません。

考えてみれば、考えれば考えるほど わからなくなることってありますよね。
考えても仕方ないのに、また考えてしまう...。
頭に浮かんでくる。

気分転換をするために、悩んでいることを忘れるために、それぞれが 何かをする。
音楽を聴くとか、お笑いを見るとか、寝ちゃうとか。
それをせずに「踊る」ということ。なんです。

「踊る」

「踊る」といっても、どうなんだろう。
音楽なくして踊ることは難しいから、やっぱり音楽を聴きながらになるのかな。

よく歌詞を読んでみると過去形で書かれていることに気づきます。
現在。ではなくて、昔の自分を思いだして、「こんなことやってたんだよ」と語っている。

では、現在はどうなのか。
想像すると、ここまで冷静に振り返ることが出来ていることから、何かが見えてきた。そんな時期なのかも知れないなと。

あの頃の自分と同じなんだ

個人的な話をすると、最近、うまくいかないことが多々あって。
いろいろ悩んでたりします。

どうしようか。
このままでいいのかな。
そんなことを考えて。

深く考えずに思い切って実行すると、けっこう深い傷を負ったり。
そんなことってありますよね?

それまで考えても考えても 全然わからなくて。投げ出しては、また思いだしたようにやってみる。
そして、うまくいった。最高の結果が得られた。

そう思っていたのだけれど。
そう思っていたのはわたしだけで。
相手の人は、あの頃のわたしなんだ。ということを今日気づいたりして。

こんなことってあるあるかもね。そう思った1日でした。

あの頃の僕

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