香り高い新酒「磐城壽 江」

福島県浪江町の、「磐城壽モダンスタイル『江』」を紹介します。

蔵元:鈴木酒造店(浪江町)
磐城壽 純米吟醸 モダンスタイル『江』 
麹米:福島県浪江町産米(福乃香)
掛米:福島県浪江町産米(福乃香)
精米歩合:55%
アルコール度数:15%
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購入先:道の駅なみえ なりわい館(浪江町)
販売価格:720ml 1980円
感想:福乃香らしいフルーティーな香りが高い。
すっきりしたのどごし。
さわやかな甘さの辛口。
きりっとしていてコクがある。

鈴木酒造店の酒造りは、もともとの生業である江戸出しの廻船問屋を営む傍ら、相馬藩より濁酒製造を許されたのが始まりで、天保年間には製造を行っていた記録がありました。
以来、浪江町請戸(うけど)地区にて営業し、海の暮らしに寄り添ってきました。
東日本大震災の津波で全建屋流失、蔵は原発から直線距離7㎞で一時警戒区域に指定され、現在も休業を余儀なくされています。
平成23年10月、山形県長井市の東洋酒造㈱の全株式を取得、同年12月現社名「㈱鈴木酒造店長井蔵」と名称変更し酒造りを再開しました。

2023年3月、道の駅なみえの2周年イベントの席上で発表したのが、磐城壽の新酒「浪」と「江」です。
浪江産の酒造好適米「福乃香」を原材料に、東日本大震災前にあった請戸地区の蔵の酵母を使って醸したクラシカルスタイル「浪」と、県推奨の醸造法を取り入れたモダンスタイル「江」の2種類です。
今回飲んだ「江」は、浪江の新たな産品であるタマネギやトラフグなどとマッチする、香り高く品のある味わいに仕上がっています。
「浪」は、震災の津波で流失してしまった蔵で造った酒の再現を目指した、懐かしさを感じられる味わいで、浪江の普段食といえる地魚の煮付けやホッキの天ぷらに合うようにしました。

東日本大震災から12年、鈴木酒造店では、たくさんの酒を造っていて、どれを飲んだらいいのか迷います。
そんなときは、道の駅なみえなりわい館の、有料試飲がいいです。
磐城壽は、こちらで売っています↓

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