前記事の国立がん研究センターが発表した「10年生存率」の話題を投稿し、皆様から沢山のコメントいただきました。
寄せられた意見のほとんどが非公開を希望されておられるので公にできるのは一部なのですが、“生”(あるいは“死”)に対して幅広い考え方があることを改めて勉強させていただいた次第です。
それら意見を通し、今回の「10年生存率」の話題に対して私が思うところを紹介させていただきたいと思いますので、私のボヤキにしばしお付き合いいただければ嬉しいです。
まずは「長期に渡り調査いただきご苦労様でした」と関係された方々にお礼を言いたいと思います。
が、一方で「このデータって、何の目的で誰に向けた情報なのだろう」とも感じています。
『10年前医療技術では、どんな癌でもステージ4になると極端に生存率が落ちちゃいますよ』
と言う事なのでしょうが、自身を含め身近に癌と寄り添っている境遇の方々にはショッキングな数値ですよねぇ。
ここまで数値を把握しているなら、むしろ生きながらえた方と比較してどこが違うのかも知りたいですよねぇ。
年齢的な条件とか、DNA配列的なものなのか等々。。。たぶん、このような情報は既にしかるべき場所にはあるのだと思うのですけど。
人命にかかわる話題ですし、できれば、
『こうやったら、癌を患っても長生きにつながる』
『こういう方は、ここを注意することで長生きできるかも』
みたいな情報をデータを交えて一緒に(←ここが大事)公開して欲しかったなぁ。
統計データの大事な部分って、何といっても「温故知新」ですもんね。
もう少し付け加えると、10年前の癌を引きずってこの世を去るとは思えないのですけど。。。。だいたいのケースは(癌でない)合併症にも見舞われることが多いでしょうし。
また、私のように転移した場合は、どっちにカウントされるんでしょうねぇ、まさかダブルでカウントされるということはないと思うのですが。。。。私みたいな特異体質がダブルでカウントされるのも統計上で問題ありでしょうし(苦笑)。
一通りボヤいた後で、改めて「10年生存率」の数字を眺めてみて思うことは、
「(仮に10年でこの世を去るとしても)最後の2年くらいは病院生活、もしくは一般的な生活ができない状況に陥るんだよなぁ」
と言うことですかねぇ。
そうなると、身体の自由が利くうちに色々楽しんで有意義に過ごさなければなりませんよねぇ。でも、得てして、身体の自由が利く時には、お金の自由が利かないものなのですけど(苦笑)。