前回記事でお伝えしたように、血液検査の数値も落ち着きCapeOX治療の3クール目へ突入することができました。
全部で8クールこなさないといけないCapeOX治療、これまで3回ほどNeut絶対(好中球)数が規定値に達しておらず3回ほど延期になったのですが、度重なる延期に嫌気がさしている私を察してか今回から2週間服用するカペシタビンの錠数が1つ少ない5錠/回となりました。
。。。ということは、このカペシタビンなる錠剤はNeut絶対(好中球)数を減少させる作用があるということですよねぇ。
“今まで6錠服用していたものが5錠になったって、そんな変わるわけないじゃんよ”
これが意外と体調に変化を感じることがいくつかあったで、ここで紹介しておきたいと思います(あくまでも個人の感想ですが)。
おそらく服用するカペシタビンの錠数って、身長や体重(もしかして性別や年齢も?)を元に算出されるのだと思うのですが、その計算で導き出された私が服用すべき錠数がこれまでは6錠だったということで、これは昨年に患った横行結腸癌(大腸がん)の時も服用するのは6錠だったと記憶しています。
この度1錠減った1回5錠となって、まず喜んだのは「財布」ですかね(笑)。
2週間継続し朝と晩に服用するカペシタビン、合計で28錠の節約。。。これは2~3日分のカペシタビン代を削減したことに相当しますよね。
“財布の体調”はさておき、この“1錠分の差”が実感できたこととして最も顕著に表れた症状は、
『手足の痺れが緩和され、冷たいモノを触ったり口にしたりできるようになった』
ことではないでしょうか。
季節柄キンキンに冷えたジュースなど飲み物を口にしたいシーズンですが、私がカペシタビンを服用することで悩まされていた副作用は「手足症候群」の症状の1つである“痺れ”と“チクチク・ピリピリ感”。
毎回の服用を1錠減らしたことにより、これら症状が緩和されたのです。
「手足症候群」にはさまざまな症状があるようですが、幸い私が見舞われている症状がこの“痺れ”と“チクチク・ピリピリ感”の2種類のみで他には顕著な副作用の自覚はありません。
体調や体質にもよるとは思いますが、たった1錠の違いで副作用がここまで改善されるとは思ってもいませんでした。
そのぶん、体への負担が軽減され薬本来の機能を発揮していないのかもしれませんが、辛い思いをしながら生活を送るよりよっぽどマシではないかと個人的には感じています。
もし皆さんの中で私のように副作用の症状に悩まされている方がいらっしゃいましたら、担当医に服用する薬の量を相談してみることをお勧めいたします。
私の場合は“6錠→5錠”ですので、2割に満たない程度減らしただけで劇的に副作用症状が改善されました。
抗がん剤治療で服用する薬は得てして長期間の服用が必要になると思います、無理して服用を続け体調不良になったり、生活に大きな支障がでるようでは、長期に渡る治療に関しては本末転倒だと思います。
『長く付き合いながら、最終的には癌をやっつける』
こんな感じでよいのではないでしょうかねぇ。
昔から病院や薬に頼らず大体の疾病を(気合で?)克服してきた私、会社の有給休暇だって「どうせ会社を休むんなら、元気な時に休んで謳歌したい」という、ちょっと変わった性格の持ち主。
まぁ、こんな性格だから自分の体に起きている異変にもろくに気付かず発覚した時には毎回大事になっているのですが(苦笑)。