皆さん、こんにちは。^^
「抗ウイルス加工されたワイシャツが、クリーニングによって変色してしまう不良品事故が起きています。」
【どんな事故が起きたの?】
※東京シャツ株式会社HPより引用
左右どちらも同じワイシャツです、左側がクリーニング前、右側がクリーニング後の状態です。
クリーニング後の写真は、全体的に黄色く変色してしまってるのが解ります。
◎何が原因で変色したの?
メーカー側の説明では、事故が起きた白のワイシャツに使われている抗菌加工用の染料が、アルカリ性の洗剤と反応してしまい黄変事故が起きてしまうとの事です。
一般的なクリーニングでは、ワイシャツはアルカリ洗剤にお湯を使用して洗浄力を促進させるので、該当商品がある場合は事故が起きてしまいますね。
【どのメーカのワイシャツで事故が起きたの?】
事故が起きたワイシャツは、東京シャツ株式会社が2020年6月~8月に生産、販売した「抗ウイルス加工」をされた白の綿生地100%のワイシャツです。
◎ブランド名
BRICK HOUSE by Tokyo Shirts(紳士用7品番、婦人用3品番)の製品です。
- 価格¥3990(税別)
- 流通数約5000枚
- 全国の店舗、通販サイトで販売
通常のクリーニングを行う事で、シャツ自体が黄変(黄色く変色)する事故が確認されました。
現在この製品は、リコール製品として販売停止と返金対応を行っています。
該当シャツの品番などの詳細は、HPにてご確認下さい。
【家で洗濯する場合は大丈夫?】
ここが消費者の皆さんの気になるところですね!
今回の製品の抗ウイルス加工染料による変色事故の主な原因は、アルカリ系の洗剤です!
ご家庭で使用されてる洗剤を確認して頂くと、説明欄に弱アルカリ性、中性などの記載があると思います。
もしご家庭で洗うなら、中性洗剤で洗う必要があります。
他社製品の抗菌ウイルス加工のシャツも変色するのかどうかは解りません。
※プロの意見から言うと、汚れがちなワイシャツを中性洗剤で水洗いをしてもあまり綺麗にならないのでは?と言うのが本音です。
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◎この商品は今後も発売されるようです
この抗ウイルス加工の染料を使用したワイシャツは、品番や数量を限定した上で販売が継続されるとの事です。
店頭販売時にしっかりと、お客様に商品説明がされるようです。
➡洗濯表示の変更ポイント!
※画像は東京シャツ株式会社のHPより引用
- クリーニング店に出さず、ご家庭洗い推奨
- 中性洗剤使用して、アルカリ洗剤禁止
- アルカリ性に偏る可能性があるので、酸素系漂白剤も禁止
【メーカー側の適切な対応に感謝!】
今回の案件に関しては、メーカー側の東京シャツ株式会社が全面的に否を認めています。
さらに、クリーニング店側に対しても今回の事故に関しての詳細報告と洗浄試験レポートなどもお知らせ頂いています。
◎ポイント!
- 該当商品がクリーニング出た場合、リコールで返金対象である事をお客様に知らせして欲しい。
- もしクリーニング店で、誤ってアルカリ洗剤を使用して黄変事故が起きた場合も責任を持って対応して頂けるとの事です。
【あとがき】
今回の東京シャツ株式会社のワイシャツによるクリーニング事故は、メーカー側も適切な対応や保証までしてもらえるので大丈夫ですね。
うちでも色落ちや型崩れの件でメーカーに電話する事がたまにあります、メーカ側は「なかなか折れない。」ですね。
「うちの製品は悪くない!お宅がクリーニング失敗したんやろ?」みたいな対応も少なくありません。
不良品によるクリーニングの事故が起こる事実と共に、この記事で伝えたかった事があります。
➡ 衣類、洋服は消耗品です!
値段が高くても安くても、ファストファッションでもハイブランドでも同じです。
使われている繊維や素材の性質によりますが、いつまでも新品のままの状態で着る事は至難の業だと思います。
ワイシャツだけでも現在ではいろいろな素材や加工が使用されています、抗ウイルス加工、ノンアイロン加工、防臭加工、形態安定、形状記憶素材にストレッチ素材を使用してたりといろんな加工が施されています。
それらの加工等は目には見えませんし、効果も永久的ではありません。
新しいうちは効果も期待でき、洗濯で耐えられるかもしれませんが、洗う度に製品自体の素材も加工も劣化していきます。
そしてクリーニングに出したタイミングで何かしらの劣化が顕著になったら、
「ちょっと!これクリーニング失敗してるやん!」
となるんですね。。
もちろんクリーニング店側も、受付の際の確認や説明義務は必須です!
消費者の皆さんにも、知って頂きたいことがあります
- 衣類は消耗品であること
- 中には不良品もあること
- 時間と共に、経年劣化すること
- クリーニングに出す前に、衣類の状態を必ず確認すること
少しでも日々のクリーニングや洗濯のお役に立てればと思い記事にしました。^^
※以前にポリウレタン素材の劣化の記事も書きましたので、併せてご覧下さい。
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