先日書いた、2050年問題【世界中でエアコンの数が3倍に増える予想!】の続きになります。 アフリカ全土は「最後のフロンティア」と称されて、ビジネスの巨大市場と言われてますね。
2050年頃には、アフリカ全土で人口が約25億人!?になると推計されています。
そんなアフリカのタンザニアで、エアコンをサブスクリプション方式で展開しようとしてプロジェクトが展開されています。
【タンザニアでクーラーのサブスクが始ってる!?】
最近何かとよく耳にする、サブスク(サブスクリプション)と言う言葉。
◎ところでサブスクって何?
サブスクリプション方式とは、ビジネスモデルの1つの事です。
商品やサービスごとに購入代金を支払うのではなく、一定期間・一定のサービス量を利用する権利を料金として支払う方式です。
◎どんなサービスが展開されてるの?
- WEB関連:動画や音楽や書籍などの見放題・聞き放題サービス
- ファッション関連:洋服や高級バッグ、コスメ等が借り放題
- 外食関連:一定額の料金で決められた範囲内での食べ放題
- 自動車関連:月額利用料で高級車も借りれるサービス
- 生活関連:比較的安い月額利用料で家具・家電を一定期間借りれるサービス
他にもWEB系のサービスに多いと思いますが、リアルでは食事や洋服などが固定の金額で利用し放題というのが一般的なようですね。
国内では各種サブスクモデルのサービスが展開されていますが、さすがに日本ではクーラーをサブスクで利用するというビジネスモデルは一般的にはならないでしょうね。
子供の頃、宿泊先のホテルや旅館に置いてあるブラウン管テレビにコイン投入口があって、そこに¥100硬貨を入れると1時間ほどテレビが見れてましたね。これもひとつのサブスクかな?笑
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◎アフリカでエアコンのサブスクをダイキンが始めています!
国内エアコン大手メーカーのダイキンと東京大学関連のベンチャー企業が共同で、アフリカのタンザニアでエアコンをサブスクモデルで提供しようとプロジェクトを進めています。
タンザニアの人口5700万人に対して、エアコンの普及率はたったの1%ほどです。
- エアコンがあっても電気代が高くて、なかなか使えない
- 故障しても部品が不足していたり、修理のインフラが整っていない
安価であると言われてる、海外製のインバーター機能の無いエアコンとは言え、やはり途上国の方々にとってはまだまだ高価な代物です。
ユーザーは初期費用として工事代金と保証料を払うシステムで、エアコン本体の費用はかかりません。
その為、初期費用が通常購入の10分の1程度まで抑えられるとの事です。
しかも普及させようとしているのは、ダイキンのインバーター技術を搭載したエアコンなので品質や省エネ性能、故障時の修理対応するそうです。
使用方法はスマホのアプリで使用料金を前払いする方式、代金を支払うとパスコードが送信されてきて、それをリモコンに入力するとエアコンが作動する仕組みらしいです。
使用量は1日¥150程度が想定されているそうです。この辺りは今どき感ありますね!
とは言え、まだまだ問題も山積して本格的なビジネスモデルになるには時間がかかるようです。
- 設置しても料金を払ってもらえない。
- 設置しても利用してもらえないので、取り外しに行くと「外さないで欲しい!」と泣きつかれた。
- エアコンのリモコンを持って、走り去ってしまった。
これは作り話ではなく、ダイキンの現地スタッフの方の体験談として紹介されています。
【あとがき】
日本ではエアコンの普及率は単身世帯で約84%、2人以上世帯では約91%と統計が出ています。国内ではかなりの世帯に普及が進んでいますね、けれど電気代がもったいない・節約などの観点から使用を控える世帯まだまだあるそうです。
うちも例外ではなく、数年前までは日中からクーラーを付ける事なんてありませんでした。
今年に至っては、昼前の午前中からクーラーを付けるようになりました。
新しいクーラーにしたのもあって省エネ効果も多少は期待できますし、何より我慢できるような暑さでなくなってる事は確かですね。
今の気温が何度だから?何月だから?もったいないから?などといろいろ考えてしまいがちですが、エアコンを適切に使用するよう心掛けています。
1日ほんの数百円程度の電気代の出費をケチって、熱中症や体調不良を起こしてしまっては元も子もないないですもんね。
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