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自然と文明の狭間で

~ 伊豆下田の山奥に独り引きこもり自給自足生活をする阿呆の現実 ~

食用ほおずき

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フリマサイトには個人が家庭菜園で採取した種子が出品されていて、極めて安い費用で買えることが多いので私も時々利用する。ただ品質は当たり外れが激しく、全く発芽しないということもたまにあるのだが、出品者が初めから品質を保証しない条件で出品しているので、どんな結果になろうとも許容せざろう得ない。

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フリマサイトでは同一出品者の商品はある程度の量まで送料一律としていることが多いので、目的の種子以外にも面白そうな種があると一緒に購入する。食用ホオズキの種もそんな風に「ついで」に購入したものだ。届いた種はとても細かい物で、これは育てるの難しいだろうと思いながら春先にポットに播いたが、意外にも発芽率は良く、その後もすくすくと成長。写真のような大きさになったので空いてる畝に定植したのが6月。

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定植後はナス科好きなカメムシが茎に付いたりするが深刻な影響は見られず、次第に枝を広げて成長、7月の初旬にはホオズキ独特の袋状の萼(ガク)に包まれた実がつき始めた。

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その後樹勢はさらに増し、上へ横へと伸びた枝に次々と実がなっていく。ただこちらが想像していた観賞用ホオズキのような大きさではなく、かなり小振りだ。後々調べてみると食用ホオズキにもいくつか種類があって、これは小さい実がなる品種のようだ。そのぶん味は濃厚らしい。

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緑色の萼が黄色に変わると収穫適時なのだが、この植物はそのタイミングでそれを地上に落としてしまうので、実際の収穫は拾い集めるのがメインとなる。前述のように小さいから大変な作業だ。

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拾うのが遅れると萼は葉脈を残して剥がれ落ち、中の実が透けて見える何とも趣のある状態になる。果実が地に落ちればたちまち虫や小動物の餌食になるのが常道だが、この袋があるせいかほとんどやられることなく残っているのが興味深い。ちょっとした結界みたいな機能があるのかもしれない。

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とはいえ、指で袋の尻の部分を摘まめば先端から破れて中の実が容易に現れる。

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そうは言っても小さい実を大量に取り出すのは手間が掛かる。収穫期間は長く、3か月以上に渡って穫れ続けるから、チマチマした収穫が嫌いな私泣かせなのだが、その実は程良い食感と奥深い甘さがあり魅力的な味わいなので困ってしまう(笑)。甘みは橙色に近くなるほど強く、緑がかっているものは多少未熟で酸味の割合が強いがこれはこれで旨い。

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小さな実を割ると中にはさらに小さな種が入っている。その配置はトマトよりナスに似ているか。いずれにしてもこれを取り出して循環栽培する気には到底なれない(細か過ぎてやっとれません)。実を上手く乾燥させたものを丸ごと蒔いて容易に発芽できるなら来年以降も甘味確保で細々育てればいいかな。あれだけ実が地に落ちていれば拾い損ねもそれなりにあるだろうから、勝手に発芽してくる可能性も高いけどね。

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