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自然と文明の狭間で

~ 伊豆下田の山奥に独り引きこもり自給自足生活をする阿呆の現実 ~

だいしもち

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25パーセントの自家製裸大麦配合の麦飯は私の主食としてすっかり定着した。興味本位で雑穀ご飯を炊くことは誰しもあることだろうが、ずっと継続して行えているのは食味の良さだけでなく、経済性(自家栽培で手間無く多収できる)、作業性(脱穀・選別・加工し食べられるようにするのが簡単)、保存性(常温で長期間保存できる)においてメリットがあるからだ。

これまでイチバンボシ(六条裸大麦/うるち性)とキラリモチ(二条裸大麦/もち性)の二種類を継続栽培しているが、一本化しないのはそれぞれ良さがあるのと、管理のし易さ(条数の違い/粒径の違い)が理由。気象変動に対する保険的意味合いもあるが、今のところいずれの種も毎年良く育ち、充分な収量を得ている。

ただ定番が上手く行くと、ちょっと違う物にも手を出してみたくなるのが人間の好奇心(って節操のない私だけ?)。種子通販サイトで穂が紫色に染まるダイシモチ(六条裸大麦/もち性)という品種が目に留まり、前述の二種類と異なる個性に興味が湧き、購入ボタンをポチッとした。

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ダイシモチも他の裸大麦と同様、晩秋の畝に直播きする。しばらくして発芽し、寒さと強風に晒されながらも厳冬期を乗り越え、春の暖かさを感じられるようになると一気に丈を伸ばしその先端に穂をつける。この品種もその穂は最初は緑色なのだが、熟すに従って徐々に紫色を強めた。ただこの色素は雨などで流出し易いらしく、収穫の頃には色はやや薄くなっている。

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脱穀も他の品種と同様、裸大麦なので容易ではあるのだが、粒径が小さめでキラリモチに比べると篩による選別が少々やりにくい。写真は選別清掃後のものだが、実によって紫色素の残り方に差があるので、まばらで統一感ない見た目になった。もっとパープルな外観になると想像していたのだけどね~。

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全粒のまま25パーセントの麦飯として炊く。この時点で紫の色素は実からはほぼ流出し、ところどころ米の方に色移りが見られる。もっとも食味的にはなんら問題なく、粒の小ささやモチ性であることから米との親和性は高い。良く言えば食べ易い、敢えて悪く言えば個性は小さい。食べ応えは粒径の大きいキラリモチのほうが勝っているように思う。

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