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自然と文明の狭間で

~ 伊豆下田の山奥に独り引きこもり自給自足生活をする阿呆の現実 ~

びわ

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私は失敗したと思った。ここに移住して来た時にいろいろな果樹の苗を購入し持ち込んだわけだが、ビワについては既にいくつか植樹済であることが後になってわかったからだ。それでも無駄にするわけにいかないから日当たりイマイチで冬には強い西風が通り抜ける劣悪な場所にそれを定植した。

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隣に植えたイチジクはあまりの風の強さで主枝が折れ撤収を余儀なくされたが、ビワは煽られ傾きつつも年々茎を太くし、葉も多く茂るようになった。そして今年、初めから植えられていた樹をさしおいて最初に実をつけたのは皮肉な話しだ。定植した苗木は丈からして1~2年生だったと思われるが、5年経過後のトータル7年で実をつけたことは「枇杷の馬鹿は13年」と聞いていた私にとっては予想外だった。品種によっては早いのもあるのだろうか?

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色はやや薄いものの果肉は充分に甘く、程よく効いた酸味が爽やかで美味しい。種は大きいけど食べ応えのあるいいサイズだ。柿なんかと同じでいくつかの実は既にアリの食害を受けていたが、それだけ糖分があると言うことなのだろうね。

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よく見たら枝の股に小さな鳥の巣が。空っぽなので使い終わったのか、それともこれから使うのかはわからないが、この場所に作るのは大きな葉っぱが身隠しや雨避けになると見込んでのことだろう。人間にとってはビワの葉は茶にして飲むことができるし、そのエキスには薬効がありいろいろと有効利用出来るらしい。そのうち諸々試してみよう。

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ちなみにこの地域ではビワを育てている人も珍しくなく、収穫した実をお裾分けで貰う事もあるのだが、その食べた後に残った大量の種をポットに播いたら容易に発芽し、そこそこの大きさの苗になった。ちょうどそのころ南側の傾斜地を開拓したが、野菜の栽培には適さない斜面にこれらを定植した。充分な手を入れないので雑草に覆われる季節は日照も奪われてしまうが、それでも少しずつ大きく成長している。最悪でも地中に張った根が斜面の崩れ防止に一役かってくれればそれでいいし、前述のような実がたくさんなって、斜面がオレンジ色に色づいたらそれも一興だよね。ただそうなったら害獣も狙い出しそうで悩ましいところだが、まあまだまだ先の話かな~。

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