②季語につながる語(述語)を選ぶ
③述語につながる語を選ぶ
④ ①~③の言葉で俳句を作る
例えば「水引草」を選ぶ
助詞の「が、を、て、に、は、の」などを使い、水引草に繋がる語(述語)を選ぶ
助詞の「が、を、て、に、は、の」などを使い、「先」に繋がる語を選ぶ
先(が、を、て、に、は、の)○○だ
初心者にも分かる俳句の作り方、コツ、ポイントなどを紹介しています。
初心者につまづきやすいポイントの注意点、初心者によくある疑問や悩みの解決方法などを記事にまとめていきます。
実際に自分が勉強して解決していったことなどを中心に掲載していますので、初心者の方が俳句を作る際には役に立つと思います。
俳句を創っていると、次のように12音だけが先に決まるということがあります
〇〇〇〇〇 眼鏡曇って 雨が降る
このとき、上五に5音の季語や、4音+「や」の季語を入れようと考えるのですが、実際に5音や4音の季語を歳時記から探そうとすると、手間がかかります
「この季語良いかも」と思って音数を数えても、希望と違うことがあります
これを何回も繰り返すと、かなりの時間を費やすことになります
ですから、もし音数順に季語が並んでいる本があれば、5音の中から季語を選ぶ、4音の中から季語を選ぶ、ということができて、時間の節約になります
アマゾンのサンプルを見ていただければ内容は分かりますが
例えば3音の季語を見ると
「3音の秋、冬、新年、春、夏」の季語が順番に並んでいます
3音の秋の季語は「3音の事項、天文、地理、生活、行事、動物、植物」の順に並んでいます
このように規則をもって並べられているので、「3音の秋の天文」の季語を探したいときにも、楽に探すことができます
希望の音数の季語をスクロールして見ることができるため、思いがけない季語の取り合わせが見つかることもあります
本の中から季語を探すのに比べて、1回5分は時間の諸略ができると感じます
12回で1時間が節約です
時給計算をすると、千円の節約になります
120回検索すれば1万円の節約になります
「価格の内容のことが書かれている本か?」という視点というよりは
使えば使うだけ、自分の時間が節約できる、という視点で買うかを判断していただけたらと思います
①「旧字体(旧字) ・ 新字体(新字)」
②「旧仮名(歴史的仮名遣い) ・ 新仮名(現代仮名遣い)」
③「文語体(文語) ・ 口語体(口語)」
それぞれの言葉の意味と表記の違いを書きます
言葉がいつも混同してしまう、という人は参考になさってください
①「旧字体(旧字) ・ 新字体(新字)」
旧字体は1949年以前の難しい漢字表記
新字体は1949年以降の簡単な漢字表記
1949年に内閣が、今までの漢字は画数が多くて複雑なので、簡単に書きましょうと決めました
1949年を境に漢字表記が変わったので、それ以前が「旧字体」、それ以降が「新字体」と呼ぶようになっています
「戀」が旧字体、「恋」が新字体です
「句會」が旧字体、「句会」が新字体です
どちらも新字体の方が、簡単な漢字表記になっています
変更になった文字は文化庁のページで確認できます >>>
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/kokugo/hokoku/pdf/kaitei_kanji_toshin.pdf
②「旧仮名(歴史的仮名遣い) ・ 新仮名(現代仮名遣い)」
旧仮名は1946年以前の難しい平仮名
新仮名は1946年以降の簡単な平仮名
1949年に内閣が、今までの平仮名の表記方法は多くて複雑なので、簡単にしょうと決めました
1949年を境に平仮名表記が変わったので、それ以前が「旧仮名」、それ以降が「新仮名」と呼ぶようになっています
例えば
「おう、あう、あふ、わう、はう」の旧仮名は、全部「おう」の新仮名に統一されました
具体的な単語を上げると次のようになります
「応じる(おうじる)中央(ちゅうあう)、扇(あふぎ)、国王(こくわう)、逢はう(あはう)」は
「応じる(おうじる)中央(ちゅうおう)、扇(おうぎ)、国王(こくおう)、逢はう(あおう)」になりました
変更になった文字は文化庁のページで確認できます >>>
https://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/sisaku/joho/joho/kijun/naikaku/gendaikana/index.html
③「文語体(文語) ・ 口語体(口語)」
文語体は800年ころから始まった、文章を書くときのルールで書いたもの
口語体は話し言葉をそのまま書いたもの
1900年ころ、文語体は堅苦しいから、もう話し言葉をそのまま書こう、といって始まりました
「鶯(うぐいす)来(こ)よと思ひしも・・」の文語体を口語体にすると「鶯よ来い、と思ってるのに・・」
といった感じです
最後に
次の俳句を、旧字体や旧仮名に変えてみます
新字体 旧字体
円えがく虹鮮やかに消えてゆく → 圓えがく虹鮮やかに消えてゆく
新仮名 旧仮名
円えがく虹鮮やかに消えてゆく → 円ゑがく虹鮮やかに消えてゆく
口語体 文語体
円えがく虹鮮やかに消えてゆく → 円えがく虹鮮やかに消えゆきぬ
↓ ↓(何がどうしたの文を作る) ↓ 夕ざくらが水を打つ ↓ ↓(形容詞をいれる) ↓ 夕ざくらがしたたかに水を打つ ↓ ↓(語順を変える) ↓ したたかに水をうちたる夕ざくら |
↓ ↓(何がどうしたの文を作る) ↓ 寒椿が風に散る ↓ ↓(形容詞をいれる) ↓ 寒椿がつややかに風に散る ↓ ↓(語順を変える) ↓ つややかに風に散りたる寒椿 |
【概要】
2024年4月24日に、四季の風物(季語)を収録した「四季を語る季語 -夏-」を、アマゾンで出版をします。
[予約購入ページ]
下記ページから予約購入が可能です(予約日を過ぎても購入は可能です)
[基本情報]
タイトル 四季を語る季語「夏」: 美しい日本の四季のことば
価格 1,250円
発売日 2024年4月24日
著者 木幡忠文・篠田清美
収録季語数 6,800語以上
[収録季語数の比較]
6,600語 よくわかる俳句歳時記 ナツメ社
7,000語 いちばんわかりやすい俳句歳時記 主婦の友社
18,000語 新版 角川俳句大歳時記 角川書店
2,4000語 本書(四季を語る季語)
[本の内容]
本書は季語の全てに意味を書いた本です。
俳句を作るときには、季語を入れるというルールがあり、作品を作る人たちは歳時記の中から適切な季語を探します。
ただ、現在出版されている歳時記は、主要な季語には意味が書かれているものの、関連季語には意味が書かれていません。
これでは、俳句を作る際に正確に季語を使うことはできません。また、正確な俳句の鑑賞もできません。
この問題を解決するために、本書は1年を通して24.000以上の季語を収録し、全ての季語に意味を書きました。
現在までに「秋・冬・新年・春」は出版済みで、今回の夏版で完結となります。
5冊の収録季語数 24,000語以上
時候の季語 1.800語以上 (立春・夏・炎天など)
天文の季語 1.400語以上 (風・雲・雨・星など)
地理の季語 600語以上 (川・海・山・野など)
生活の季語 7,100語以上 (扇・花火・日傘など)
行事の季語 3,600語以上 (こどもの日・祭など)
動物の季語 3,300語以上 (亀の子・天道虫など)
植物の季語 6,300語以上 (柿・さくらんぼなど)