海神様に誘われて

タイトルは海神様(わだつみさま)と読みます。豊かな自然がいっぱいの和歌山の海に誘われたセイウンの釣行記(釣考記)です。 釣りの話以外にも私が愛するベトナムのお話なども行います。

4月7日(火)釣行記 串本大島沖アンカーカセ

こんにちは、皆様お待たせしました。
連チャン釣行2日目の模様をお届けします。
なお、前日の模様は下記バックナンバーをご覧ください。
seiun-k.hatenablog.com

アンカーカセのポイント選び

前日、浅海カセに行っていた私は、今度はアンカーカセをすることになりました。
アンカーカセは浅海カセのように固定ではなく、船頭がその日その日で調子のいいところにアンカー下ろしてかける、伝馬船形式のカセのことです。
当日は朝はほぼ風もなく、二日間とも最近の釣行では珍しい、天気も波もない抜群のコンディションでした。
最初船頭はみんながいつも行くポイントを勧めてくれたのですが、私はそれを断り、私が去年の9月にマダイを一人で6枚釣ったポイント付近にかけてもらうことになりました。

釣り開始

招かれざる客

当日も前日同様、天秤フカセがメインで、合間に完全フカセを行うというような形でした。
そして運命の第一投は、少し底付近を意識したタナ取りだったのですが、急に竿が舞い込み、10メートル以上ラインを引きずり出します…。
余りの強烈な引きに、耐えることしかできません。
少し引きが落ち着いてきたころに、スプールを手で押さえ、糸の出を抑えます
そこでこっちを向かせることに成功し、少しずつ寄せては出されを繰り返します。
ハリスが何かに当たっている感じがしますが、とりあえず必死であげてきます。
そして、、、
一昨日速報した通り…。

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シロザメの80センチ級です。釣れて嬉しくない魚だけど、面白かった。
ハリス4号でもかかり具合がよければ普通にとれます。
ざらざらした肌に触れながら、首根っこをつかみ、えいっと海に返します。
もう来んなよ…。

記録級の魚との出会い

そして、ハリスは特にざらざらになっていなかった(それもそれですごい)ので、2投目ぶち込みます。
その間に完全フカセの準備をします。

いつもであれば5分を目安に回収するのですが、完全フカセの準備をしていたら9分くらい経っていました。


そしてその瞬間…。

ずぼっ。。。。。。


!!!!!!!!!!!!!
強烈に締めこみます。
ラインも出ます。
一瞬嫌な予感がしましたが、さっきのサメほどではないので、重たいながらも、少しずつポンピングしながらあげてきます。
タイではない抵抗を見せて、中層くらいまではかなり一進一退の攻防でした。
しかし、残り10メートルくらいで、水圧に負けたのか、重いだけになります。
そして、姿を見せた正体は…
!!!!!!!!!!!!!!!!!
でかい…
無事にランディングに成功します。

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ランカークラスのイトヨリです。初めてのイトヨリがランカークラスでした。
何と裏本命のイトヨリ、しかもお世話になっているカセ屋さんで歴代2位の記録である49センチです…。
50センチを超えたら魚拓ものだっただけに、あと1センチが悔やまれますが、それでも滅多に出ないサイズがいきなり釣れて感動です!

そして伝説へ…

それで終わっていたらいつものセイウンですが、天秤フカセさせたセイウンはやはり一味も二味も違いますよ~(爆)←昨日も言ってましたね。

そこから怒涛の5連続ラッシュ!!!!!!!

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マダイです。写真はこれだけしかとってませんが、五連続しました!
マダイが止まりません!
五連続の最後に釣ったマダイは、何と当日最長寸の51センチ!

カセで食べるお弁当

そのあと少し落ち着き、船頭が弁当を持ってきてくれます。
もう5枚釣ったという話をしたら、このポイントでの記録は二人で10枚だそうで、「じゃあ一人で11枚釣るわ!」と調子乗ったことを言っておきます。

とりあえず波が穏やかなので、普段は注文しないお弁当です。

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めちゃくちゃ美味しいカセ弁当!荒れてるときはリバースの可能性があるので食べませんが…
満足して釣りを再開します。

天秤フカセがダメなら完全フカセで

どうも天秤フカセには向かない潮の流れに変わったようで、アタリがぱったり途絶えます。
しかし、ここでめげないのがセイウン!
完全フカセのリールの回転が本流に入った回転に変わったことを確認すると、何と天秤フカセを置いて、完全フカセの竿を持ちます。←この時点でいつもと違います。

そこから20メートルは出たでしょうか…
突然…
ぶろおろろろおおおおおおああああああああああああああ!!!!!!
と糸が出ていきます。
スプールを手で止めてフッキングを入れます。
高橋てっちゃんばりの鬼アワセです。

叩く引きなので確実にマダイです。
しかし、完全フカセはあんまり引きません。
天秤フカセの方がやり取りは面白いです。
かけるまでが楽しいのが完全フカセです。
そして当日6匹目のマダイゲットです。
これで昨年9月の自己記録に並びます。
何としても有言実行の11匹を釣りたいので、気合が入りますが…。

またしても完全フカセで本流に入っていきますが、アタリが出ません。
回収してみると、何と30センチのイトヨリが付いています。
あとで船頭に聞くと、イトヨリは40センチからは引くけど、30センチ台まではもはや何も引かないに等しいということでした。

不毛な時間でもあきらめないこと

ここで海神様が調子に乗っているセイウンに天罰を与えたのでしょうか?
爆風になります。
天気予報ではそんなはずではなかったのに。
爆風です。
船が揺れます。
弁当食べたところです。
気分が悪くなってきました。
魚も釣れなくなってきました。
しかしここで諦めたら負けだと思って頑張ります。
天秤フカセで20センチのカイワリが釣れます。
ナンヨウカイワリは今までに釣ったことがありましたが、普通のカイワリは初めてです。
美味しいはずなのでキープして、次ぶち込むと、今までにない引き方をする魚が釣れます。
上げてくると、美しい色に心を奪われます。

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39センチのホウボウです。鳴き声が可愛いので、今度動画でアップします。
キュートな瞳と美しいヒレ、かわいい脚がついているホウボウさん。
こちらも初めて釣った魚です。

最後に

そうこうしているうちに風はますます強まり、船頭を呼んでギブアップ…。
有言実行なりませんでした。
悔しい><
まあでも大型イトヨリに、マダイ6枚も釣れたのでよしとしましょう。
最初にサメがかかるとは、少し焦りましたが、魚ではなくオキアミを食っていたので、魚には影響はなかったのかもしれませんね。
でも一人で11枚釣るまで、あきらめません!!!
家に帰ってたくさんの人にもらってもらいました。
料理はまた後日アップしますね。(まだマダイ2匹にイトヨリは熟成中です☆)

<当日の釣果>
マダイ 37~51センチ 6匹
イトヨリ 30~49センチ 2匹
ホウボウ 39センチ 1匹
カイワリ 20センチ 1匹

マダイ天秤フカセ釣り
竿:問屋物 船竿50号負荷
リール:ダイワ タナセンサー400
ライン:よつあみ PE3号
天秤:ヤマシタ K型天秤
クッション:ヤマシタ 2.5ミリ50センチ
ハリス:フジノライン トリガー磯フロロハリス4号 6メートル
針:名刀針 伊勢尼9号 3本針

マダイ完全フカセ釣り
竿:問屋物 船竿50号負荷
リール:ダイワ シーライン石鯛 50
ライン:ダイワ ディーフロン船ハリス6号通し
針:名刀針 伊勢尼10号

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久しぶりににぎやかな釣果となりました!