scary note | 怖い話まとめブログ

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怖い話をまとめたブログ

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490:本当にあった怖い名無し:2010/03/03(水) 23:53:04 ID:7WkghPrLO
今からお話しするのは自分の実体験で、
なんていうか…まだ終わっていないというか… 
とりあえずお話しします。

自分は23歳の男で、実家暮らしの介護士です。
家族は父(52)、母(44)、弟(18)の4人家族で、弟はこの春から就職のため一人暮らしを始める予定で、
その日も夕食後、居間で父、母、俺でTVを見ながら、
「弟の家はどこにする?」や、「一人暮らしで必要は物は?」など話しており、
弟は自室(弟と自分は同じ部屋)で、就職に関する支度(?)をしていた。
TVは確か『なんでも鑑定団』を見ていたと思う。


491:本当にあった怖い名無し:2010/03/03(水) 23:53:55 ID:7WkghPrLO
ザザ…ザザザザ…… 
不意にTVにノイズが入った。
すぐにおさまったので、俺は気にせずTVを見続けながら、
「……んでさぁ」と、話しを進めていたんだが、
両親に目線を移すと、ある異変に気付いた。


492:本当にあった怖い名無し:2010/03/03(水) 23:56:11 ID:7WkghPrLO
両親が口を半開きにして、何かに驚いたように目を全開に見開きTVを見ていた。
「!!……え!?…何!?なしたの!?」 
自分は、今まで見たことのない両親の顔に動揺しながら聞いた。
「……………」 
しかし、両親は俺を無視しTVを見続けた。
突然、2人の見開いた目だけが俺を見た。
「!!!!え!!?」 
次の瞬間、まるで今までなにもなかったように、
母「うん、でもさ、弟自炊とか」
父「大丈夫じゃないか?なぁ自分」 
と話し出した。
「いや……ちょっ!!ちょっと待って!!今の何!?今のは何!!??」
うちの両親は、2人とも普段からあまり冗談とかは言わない方で、昔から堅い性格だった。
だから、冗談でもあんなことをするとは到底思えなかった。


493:本当にあった怖い名無し:2010/03/03(水) 23:57:58 ID:7WkghPrLO
母「今のって?」 
父「??」 
二人共キョトンとした顔をしている。
両親の性格を知っている自分は、
それが誰かを騙すためのリアクションではなく、素のリアクションであることが解り、同時に違和感を覚えた。
「え……今の…って……」
両親は覚えていない……自分があんな顔をしていたことを……
「いや……なんでも……」
自分は口ごもり、下向いた。
母「ところで、自分はいつ死ぬの?」


494:本当にあった怖い名無し:2010/03/03(水) 23:59:37 ID:7WkghPrLO
「は?」 
父「そうだな、その話もした方がいいな。いつにするんだ?自殺か?事故か?」 
「は?」
意味がわからなかった。
突然のことの連発にかなり困惑している自分は、
「あ……あ?え?俺死……?え?……は?」と、かなりしどろもどろだった 
しかし、両親はまるで当たり前のように話を進めた。
父「こっちも今まで待ってたんだ。そろそろいいだろ」 
母「手伝うからね。大丈夫だから。ね」 
両親はなおも淡々と話をしている。
首吊りは汚いとか、睡眠薬がいいとか、飛び降りは途中で気絶すれば痛くないとか、
まるで見たことがあるように…… 
会話の端々では、どこが面白いのかアハハと笑い声も聞こえた……


495:本当にあった怖い名無し:2010/03/04(木) 00:01:55 ID:7WkghPrLO
「ちょっ…ちょっと!!!さっきから何変なこと言ってるんだよ!!!」 
明らかにいつもと違う両親に不安と怖さを感じて、自分は大声で怒鳴った。
両親が自分の方に顔を向けた。
「う……!!!」 
両親の目が左右逆を向いていた。
父「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね」 
母「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね」 
「ひ!!!!!!」
目は左右逆を向いていたが、顔はしっかり自分の方を向きながら、
壊れた人形のように繰り返し「死ね」を連呼していた。

自分は耐えられなくなり、弟の居る部屋に逃げ込んだ。


496:本当にあった怖い名無し:2010/03/04(木) 00:03:32 ID:7WkghPrLO
バン!! 
弟「うわっ!びっくりした!!何!?兄貴!」 
弟は机に座り書類を書いていた。
「あ…あのな!!父さんと母さんが!目が逆で…死ねって言って……あ!その前にTVにノイズが……!!」 
弟「いや、ごめん。何言ってんのかわからん」 
自分でも何を言ってるかわからなかった。
今の自分に起こってることが理解出来なかった。
「あのな……あの…だから……」
わけがわからなくなり頭を抱えた、
「と……とにかく、父さんと母さんが変なんだ……!!!!!!」 

弟が口を半開き、目を目一杯見開いていた………


498:本当にあった怖い名無し:2010/03/04(木) 00:04:55 ID:7WkghPrLO
「あ………あぁ」 
両親がおかしくなって、弟まで…… 
徐々に弟の目が左右逆を向いていくのを見て、俺は玄関に走った。

なんなんだ!!なんなんだ!!なんなんだ!!
玄関から外に出る前、チラッと居間が目に入った。
両親がこちらを向いて立っていた。
やはり目は左右逆を向いていた……


499:本当にあった怖い名無し:2010/03/04(木) 00:06:05 ID:t23m9VNiO
全速力で人が通りが多い場所まで走った。
その後、少し息を整え、携帯で職場の一人暮らしの先輩に事情を話し、先輩の家に行った。
先輩は霊とかお化けが見える人で、普通だったら理解不能な自分の話を真剣に聞いてくれた。
先輩「そうか……よし、明日知り合いの寺に行ってなんとかしてもらおう。
 今日はまず休め。お前ひどい顔してるぞ」 

その日は先輩の家に泊まった。
一睡もできなかったのは言うまでもない。

次の日、先輩は夜勤、俺は休みだった。
朝6時、先輩の家から車で30分くらいの寺に連れて行ってもらい、そこの住職に前夜のことを話した。


504:本当にあった怖い名無し:2010/03/04(木) 00:17:16 ID:t23m9VNiO
住職「わかりました……大変だったでしょう。憔悴しきっている……」 
自分の顔を見て、住職は心配そうに言って下さった。
その後、「そのままではいけない」と言われ、先輩と住職と自分の三人で家に戻ることにした。

家の中は地獄だった。


509:本当にあった怖い名無し:2010/03/04(木) 00:33:32 ID:t23m9VNiO
父は両腕、両足から血をダラダラ流しながら、居間と廊下を歩いていた。
居間の隅には、血の付いた包丁が数本捨ててあった。
「あと2往復したら、右足の血管を…… 
 あと3往復したら、二の腕の血管を……」 
ブツブツと独り言を言っていた。

母は風呂場にいた。
満タンに水のはった浴槽に自らの頭を突っ込んで、出てを繰り返していた。
自らの手で頭を押しながら…
「あはは がばっ 
 あはは がばっ 
 あはは がば 
 死ぬ手前!!!死ぬ手前!!!死ぬ手前ぇええええええええええ!!!」 

弟は机に向かって文字を書いていた。
ただ…手にはカッターを持ち、机の上には鏡があった。
「○○市○○町…」
自宅の住所を体に刻んでいた。

俺は恐ろしさで泣いた。


511:本当にあった怖い名無し:2010/03/04(木) 00:37:35 ID:t23m9VNiO
その後3人共、なんとか住職さんと応援に呼んだ他の寺の方に助けてもらいました。
今はなんともないです。
ただ、今でも弟と父の体には傷が残っていて、温泉とか行くとかなり鬱になります。

駄文、長文失礼しました。


519:本当にあった怖い名無し:2010/03/04(木) 01:11:26 ID:t23m9VNiO
それでは、番外編ということで少し書きます。

あの後、住職さんに聞いたんですが、
家族があのようになってしまった原因は、先祖にあったみたいでした。
時代劇とかで、「末代まで呪ってやる」ってセリフありますよね? 
あれのリアルバージョンだったみたいです。
しかも呪い方も惨くて、ただ殺すのではなく、
家族が出来てから乗り移り、ゆっくりと時間を掛けて追い詰めていくやり方だと聞かされました。
ただ、今回は呪う方も簡単にはいかなかったみたいで、
というのも、俺の前世が高僧で、俺が生まれた時から手が出せずにおり、
あの夜しびれを切らせて、「死ね」って家族を使って圧力(?)をかけたみたいでした。
しかし俺が逃げてしまい、「仕方ないから他の家族だけでも…」と……
ただ呪いが強すぎて、住職さんでは完全にはとれず、俺以外の家族は常に御守りを持っています。

まだ呪いは続いています。


521:本当にあった怖い名無し:2010/03/04(木) 01:23:11 ID:yztytYER0
>>519 
乙でした。
いつか呪いが解けるといいですね… 


526:本当にあった怖い名無し:2010/03/04(木) 01:52:37 ID:t23m9VNiO
>>521 
ありがとうございます。
呪いは多分解けません。
でも、今自分が生きてる間はなんとか大丈夫みたいなんで、まぁOKです。


山仲間の話。 

山中の寂れたキャンプ場に、一人で宿泊した時のこと。 
夜中、テントの周りでごそごそと動く音がする。 
猿でも来たかと、外に出てライトで照らしてみた。 
黒光りするモノが、夕食後のゴミを漁っていた。 
彼曰く「一瞬、巨大な鯉が歩いているのかと思った」という。 
そいつの背中には、魚のような黒い鱗がびっしりと生えていたのだ。 
振り向いた姿は、不気味なことに人型だった。 
前面腹部にかけて体色が白く変化していて、背とは違って柔らかそう。 
股間はよくわからないが、胸が二箇所で膨らんでいる。雌? 
やはり鱗で覆われた頸から上は、強そうな黒い髪の毛で覆われていた。 
それを掻き分けるようにピンクの長い蛭みたいな物が飛び出していて、手にした空き缶を頻りに突いている。舌だろうか。 
しゃがみ込んでいる状態から立ち上がると、その背丈は彼より頭一つ分低かった。
しかし、腕や足は丸太のようで、力で勝てるとは思えない。 
そいつは物怖じする様子もなく、彼の傍へするすると寄ってきた。 
ムッとする生臭さが鼻を突く。再度魚を連想してしまった。 
真正面から顔を付き合わせたが、黒い毛の向こうにある表情はまったく何も伺えない。 
頭をゆっくり回している姿は、じっくりと彼のことを観察している風に感じられた。 


934 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ:2011/04/14(木) 19:40:17.17 ID:zHr+z2PU0
やがて興味が無くなったのか、そいつはフイッと身体を返した。 
そしてさっきの空き缶を拾い上げると、山の中へ消えていったそうだ。 
しばらくの間、腰が抜けたように動けなかったらしい。 
流石にそれ以上山に籠もる気がせず、夜が明けるとすぐに下山した。 

後日、その地方の昔話や言い伝えを色々と調べてみたそうだ。 
その中に、山女房と呼ばれるモノノケの話があったという。 
人に似てはいるが人ではなく、女の性しか産まれない存在であるようで、 
子孫を残すために時々里に下りてきて、男と交わったと言われていた。 

「でも顔が見えないとか、魚みたいな肌であるとか、そんなことは全然これっぽっちも伝えられていないんだよなぁ。 
 俺が見たのは、山女房とはまったく違う何かなのかもしれん」 
「盛りの時期じゃなくて良かったじゃないか。 
 相手がその気になってたら、お前、山に連れ込まれてたかもしれん」 
私がそう言うと、彼は歯を剥いてこちらを睨んだ。 

件のキャンプ場は現在閉鎖されていて、もう訪れる者もいないという。



初投稿したいとおもいます。長文になりましたすいません。 

県外へ遊びに行った帰り 
深夜過ぎなったが近道として、山の峠を使うことにした。 
山の中腹ぐらいで突然霧が出はじめて、もう前が見えにくく真っ白になってしまった、なので、左右のガードレールをもとにゆっくり登って行った。 
一歩間違ったらぶつかっちゃうので、緊張して走ってる中カーブにさしかかろうとしたとき 
、流してたCDが突然止まった。 
終わったとおもったので助手席の自分はCDを変えようとCDBOXみてたら 
友人が叫びながら急ブレーキ、全然速度出してなかったけど、つんのめった 
何事かとおもって前を向いたら。

霧で乱反射して真っ白の視界のなか赤い何かが運転席の前方にカーブの先の霧のかなへ消えていくのがみえた。 
如何したと聞いたら、カーブを曲がりきる前に、赤い服を着た子供がいたといった。 
こんな時間だし山奥だし絶対人なんかなんかいないし、まして子供がいることさえ異常だった。 
見間違えかなと思ったけど、自分もちらりとみたし。 
自分と友人は、そこで如何しようと話してたけど、戻るのもUターン出来ないくらい狭いし。 
また、ここまで遅くなったら、もどって家に帰るのもすごく時間がかかる、戻るより進んだほうが早いからということで、恐る恐る、すすむことにした。 
CDは激しい曲を大音量で流した。

回りは霧でみとうしがきかなかったけど、さっき変なことがあったので、車は少し飛ばし気味になってた。 
自分も、怖かったし早くここから降りたいとおもってたし、二人とも前を集中してみてた。 
カーブ2つぐらい曲がったころ、フッて感じにCDが止まった。 
自分も「え゛」っておもってカーステ見たとき、運転してた友人が叫びながら急スピードで飛ばし始めた。 
びっくりして固まってしまった、霧で見えないところをスピードだしてるものだから。 
おい!って叫んでも、友人はスピードだずのやめず・・・ 
でも、霧で前が見えなかったのですぐにカーブ曲がりきれなくてガードレールに横こすった。 
とっさにハンドルをまげて大声で止まれ!止まれって!叫んだもう必死だった。 
なんとか友人ブレーキして止まった。 
おい!どうしたんだ!ってもう涙目で友人見たら。ぐったりしてた。 
もうどうしたらいいかわからなかった。 
携帯が普及して間もないころだったので、携帯とかもってなかった。

とりあえず、友人をゆすったり、ほほたたいたり大声で読んでも復帰せず。 
ここにとどまるのも怖いし、友人が心配だったし!もう必死で 
友人を後部座席に移動させて、自分が運転した。 
とにかく、ここから早く逃げて、ふもとまで降りたかった。 
すぐに峠こえた、そしたら霧がはれ始めた。 
回りが見えただけでも本当にホッとした。 
霧が晴れたとすぐに、後部座席で友人が動いた気配があったので友人を呼んだ。 
返事があった、本当に泣きそうだった。怖かったしこのまま意識が戻らないと思ってたりしたんで、本気で涙がでた。 
そのまま何事もなく、峠をおり近くのコンビニについた時は二人して泣いた 
良かったと泣いた。

そこで、缶コーヒー飲みながらようやく落ち着いた友人に聞いたら。 
音楽が止まったときにルームミラー見てしまったらしいそしたら、逆さになった子供が窓にめいっぱいに映ってたらしい。 
とにかく振り落とさないとやばいと思ってアクセル踏んだとのこと 
自分は、もう、急発進を止めるのが必死だったので気がつかなかった。 
その後、自分が叫んだとの一緒で女の叫び声が聞こえて気が遠くなったとのこと。そしてブレーキ踏んだのは覚えてなかったとのこと。 
無事五体満足でよかったんですけど、自分も友人も3日ぐらい寝込んでしまった。車に盛大に傷はいった友人はまた泣いてたし… 
もうあんな目には逢いたくない。 
長文しかも乱文で申し訳ありませんでした。

※ブログ、プチ放置してましたサーセン…

高校時代妙な体験をした。

 

あまりに妙なので、

これまで一度もまわりから信じてもらったことがない。

 

でもほんとうに体験した100%の事実。

 

高2の秋。

 

私の通う高校は文化祭などはまったく無関心なくせに、

体育祭(というよりその応援合戦)にだけは非常に力を入れていた。

 

各クラスが趣向を凝らした応援をするのだ。

 

私のクラスは応援席のうしろに大きな立て看板をつくることになり、

支柱にする木材を探すことになった。

 

クラスのAが

 

「木材ではないが竹ならただで手に入る」

 

と言うので竹に決まった。

 

なんでも、

Aの家はちょっとした山を持っており、

そこに竹薮もあるというのだ。

 

早速、土曜の午後に竹を伐採にいった。

 

Aと私のほかに3人、合計5人。

 

竹薮はちょうど山の一番低いところにあった。

 

竹薮のまんなかに細い道があり(むろん舗装などしてない)、

山(といっても高さ100mくらいか?)に続いていた。

 

竹を切り始めたとき。

 

山道の遠くの方から妙な音が聞こえてきた。

 

ミィーーーーン

 

人の声でもない。

 

動物の吼える声でもない。

 

機械がだすような音。

 

だが、なんの音かわからない。

 

電動のこぎりかなにかかとも思ったが、Aは

 

「今日は誰もこの山に来てないはずだ」

 

と言う。

 

それに第一、

電動のこぎりのようなエンジン音ではない、

 

別の種類の機械から出る音だった。

 

木などを切っているのではない。

 

でも誰かがなにかの機械を山のなかで使っている……

 

5人は顔を見合わせて不思議がった。

 

ミィーーーーン

 

ふたたび音がしたとき、

私はのこぎりを片手に音のする方にむかっていた。

 

気になってしかたなかったのだ。

 

ほかの四人もついてきた。

 

同じ気持ちだったようだ。

 

この山に詳しいAを先頭に、

山道を登って行く。

 

ミィーーーーン

 

また聞こえてきた。

 

音は山道から少しそれた林の方からしていた。

 

ほんの少し歩いた時、

急に先頭のAが立ち止まり、

全員を制すと右の方向を指さした。

 

指さす方向にあったのはドア。

 

特撮番組の秘密基地さながらに、

岩場にドアがついていた。

 

金属製の重そうなドアだが取っ手がない。

 

どうやって開け閉めができるのか。

 

とにかくへんな場所にへんなドアがついていた。

 

そのドアは開け放たれていた。

 

奥は暗くてよくは見えないが、

なにやら通路が続いている。

 

この奥からあの音がした。

 

確証はなかったが、

誰もがそう思った。

 

「おいA、なんだこのドア?」

 

「知らない。こんなものいつできたんだ?」

 

Aはまったく知らないという。

 

「こんな変なものは見たことがない」

 

Aは中を覗きながら、

ぶつぶつとそんなことばを繰返していた。

 

そしてこちらを振り返り、

 

「とりあえず中を確かめてみようぜ」

 

と言った。

 

ドアが突然閉まって閉じ込められたら洒落にならない、

ということで、

開いたドアの下に大きな石を置いて、

閉まらないようにした。

 

そして、

怖いからいやだというB、C2人を残して、

3人で中に入ることにした。

 

通路に入るとかなり暗く、

よく見えなかった。

 

喫煙者だった私たちはジッポーを取り出し、

蝋燭がわりにした。

 

壁を触ると、

ごつごつとした岩の感触がした。

 

しかし、自然にできたものでないことは明らかだった。

 

機械で掘ったような、

直線的なあとがいくつもあったのだ。

 

通路の広さはひとひとり通れるほど。

 

10mもいったら、

すぐに『部屋』と呼べるような広い場所に出た。

 

そこで終わり。

 

なにもなかった。

 

誰かがいた形跡すらない。

 

ここじゃなかったのかな、

などと話をしていると、

 

「おーい、もどれ!もどってこい!」

 

と入り口から声がする。

 

残った2人が叫んでいた。

 

あせったような叫び。

 

尋常でない感じがして急いで戻ると、

ドアが動いている。

 

石だけでは押さえにならなかったようで、

ふたりも必死にドアを押しもどしていた。

 

私たちが外に出て、

5人ともがドアから離れると、

 

ミィーーーーン

 

という大音響ともにドアが閉まった。

 

止め石が通路をごろっと落ちていくのが見えた。

 

あの音は、

このドアが開閉するときの音だったのだ。

 

Bが言うには、

なんの前触れもなく突然動き始めたという。

 

それで慌てて押さえていたが、

ドアの力はだんだん強くなっていったそうだ。

 

もう少し私たちが遅かったら、

閉じ込められていたかもしれない。

 

夕方になっていたこともあり、

翌日もう一度調べようということになった。

 

翌日、5人でもう一度この場所に行った。

 

しかし、なぜかドアは見つけられなかった。

 

むろん通路もなくなっていた。

 

Aとはいまも付き合いがあるが、

その後一度もドアについては見ていないという。

 

岩場も異常がないし、

あの音ももうしないという。

 

113 :本当にあった怖い名無し :2006/06/20(火) 23:33:32 ID:g7BKFSXD0

あっ・・・ ≫閉所の恐怖≪・・・出られない

197 本当にあった怖い名無し:2006/06/19(月) 20:03:09 ID:5bbXb3tK0 
俺は以前、海運会社の航海士だった。 
入社してすぐのこと。
乗ってた船が定期点検で造船所に入り、普段入れない場所を色々開放して、内部を点検してた。 
当時乗ってた船は、全長が300メートル以上ある、超大型タンカーだった。 
その船の原油タンク内を走ってるパイプラインを、内部から点検することになった。 

超大型タンカーともなると、デッキ(甲板)から船底まで30メートルもあり、 
パイプラインは、その船底に沿って走ってる感じだった。 
そして、パイプラインの太さは直径60cm。
よく覚えてないが、長さは直線で最低でも150メートル以上。多分200メートルくらいはあったはず。 
曲がりくねったラインでなく、一直線のラインだったからまだ良かったけど。
もちろんパイプラインの中は真っ暗。 
上司と2人で入ることになったんだが、それでも閉所恐怖症の俺にはガクブルでしたよ。 


198 197:2006/06/19(月) 20:04:00 ID:5bbXb3tK0 
確か、途中一箇所縦穴になってる箇所があって、
「そこに嵌ったら助けようが無いから気をつけろ」って言われた。

入口からして、バルブの間の狭い隙間から無理やり入りこんだ。 
両肘・両膝にプラスチックのサポーターを付け、懐中電灯を持って、
真っ暗なパイプの中を四つんばいになり、先を行く上司の後を必死で這い進んだ。 
シンガポールの造船所だったから、凄く蒸し暑かったし。 

一応、内部点検の目的で入ったんだが、
下っ端で何の責任感も無かった俺には、周囲を点検しながら進む余裕なんて無く、 
ただひたすら早く出口にたどり着きたい一心だった。 
でも、当時は他にも大変な仕事が沢山あったからか、
出口にたどり着いてホッとしたとか、そういったことは余り覚えていない。 

俺が入ったパイプラインは直径60cmだったけど、 
その時一緒に入った上司は、以前に直径45cmのラインで、同じように点検に入ったって聞いた。 
直径45cmのパイプラインの中を、200メートルも這い進むなんて、マジで気が狂いそう・・・。 


199 197:2006/06/19(月) 20:14:13 ID:5bbXb3tK0 
ちなみに、上で書いたような超大型タンカーの油タンクって、少なくとも十以上には区切られているけど、 
特に小さいのを除けば、床面積は体育館くらい。
前述の通り、高さは30メートル程あるガランとした空間。 
出入り口は、直径1メートルほどのハッチを除けば、
その辺の道路にあるような大きさのマンホールが数箇所だけなので、
そこから光が差し込むだけで、とても広大て薄暗い、独特の雰囲気の空間。 
ただ実際は、船底や外壁から無数に強度材が張り出していて、デッキから中を覗くと死角が多い。 


200 197:2006/06/19(月) 20:24:55 ID:5bbXb3tK0 
で、上から覗いただけで、よく確認せずに全部のハッチやマンホールを閉じてしまうと、 
もし点検で中に人が入ってた場合、当然閉じ込められてしまう。
タンカーってのは、静電気でも石油ガスに引火して大爆発を起こす可能性があるので、 
一度油タンクを締め切ると、酸素濃度の非常に低いガスをタンクに送り込み、 
酸素をタンク内から追い出して、爆発が起きない条件にしてしまう。 
つまり、上記の様にタンク内に閉じ込めらると、真っ暗な中、じわじわと酸欠になって死んでしまう。 

実は以前、どこかの船でそんな事故があって、発見された死体は入り口付近に倒れてて、 
入り口のハッチを爪でかきむしったあとが無数にあったとか。 
そんな噂を聞いたことがある。 
まあ、実際にタンク内にガスを送り込むのは出港してからだし、
それまでに乗組員に欠員があれば、船内をくまなく探すだろうから、多分ネタだろうけど。 

でも、最近は定期点検のための造船所は、経費節約のため東南アジアあたりが選ばれることが多く、 
そういった地域の日雇いみたいな労働者が、タンクに閉じ込められて一人行方不明になっても、 
現地の連中は真面目に探さないかも。

とにかく、あのガランとした薄暗い空間に一人で入ってると、
そんな噂も現実味を帯びて感じられたものだったよ。

 

会社の同僚が亡くなった。
フリークライミングが趣味のKという奴で、俺とすごく仲がよくて、家族ぐるみ(俺の方は独身だが)での付き合いがあった。

Kのフリークライミングへの入れ込み方は本格的で、休みがあればあっちの山、こっちの崖へと常に出かけていた。

亡くなる半年くらい前だったか、急にKが俺に頼みがあるといって話してきた。

「なあ、俺がもし死んだときのために、ビデオを撮っておいてほしいんだ」

趣味が趣味だけに、いつ命を落とすかもしれないので、あらかじめビデオメッセージを撮っておいて、万が一の際にはそれを家族に見せてほしい、ということだった。

俺はそんなに危険なら家族もいるんだから辞めろといったが、クライミングをやめることだけは絶対に考えられないとKはきっぱり言った。
いかにもKらしいなと思った俺は撮影を引き受けた。

Kの家で撮影したらバレるので、俺の部屋で撮ることになった。

白い壁をバックに、ソファーに座ったKが喋り始める

「えー、Kです。このビデオを見てるということは、
僕は死んでしまったということになります。

○○(奥さんの名前)、××(娘の名前)、今まで本当にありがとう。
僕の勝手な趣味で、みんなに迷惑をかけて本当に申し訳ないと思っています。

僕を育ててくれたお父さん、お母さん、それに友人のみんな、
僕が死んで悲しんでるかもしれませんが、どうか悲しまないでください。
僕は天国で楽しくやっています。

皆さんと会えないことは残念ですが、天国から見守っています。××(娘の名前)、お父さんはずっとお空の上から見ています。
だから泣かないで、笑って見送ってください。ではさようなら」

もちろんこれを撮ったときKは生きていたわけだが、それから半年後本当にKは死んでしまった。

クライミング中の滑落による事故死で、クライミング仲間によると、通常、もし落ちた場合でも大丈夫なように下には安全マットを敷いて登るのだが、このときは、その落下予想地点から大きく外れて落下したために事故を防ぎきれなかったのだそうだ。

通夜、告別式ともに悲壮なものだった。

泣き叫ぶKの奥さんと娘。俺も信じられない思いだった。まさかあのKが。

一週間が過ぎたときに、俺は例のビデオをKの家族に見せることにした。

さすがに落ち着きを取り戻していたKの家族は俺がKのメッセージビデオがあるといったら、是非見せて欲しいと言って来たのでちょうど初七日の法要があるときに、親族の前で見せることになった。

俺がDVDを取り出した時点で、すでに泣き始める親族。

「これも供養になりますから、是非見てあげてください」とDVDをセット

ヴーーーという音とともに、真っ暗な画面が10秒ほど続く。

あれ?撮影に失敗していたのか?
と思った瞬間、真っ暗な中に突然Kの姿が浮かび上がり、喋り始めた。

あれ、俺の部屋で撮ったはずなんだが、

こんなに暗かったか・・・?

「えー、Kです。このビデオを…るということは、僕は…んでしまっ…いう…ります。○○(奥さんの名前)、××(娘の名前)、今まで本…ありが…」 Kが喋る声に混ざって、さっきからずっと鳴り続けている ヴーーーーーーという雑音がひどくて声が聞き取りにくい。 映像の乱れや雑音が入り混じりながら途中まで見進めたところで、 「僕を育ててくれた お父さん、 お母さん、 それに友人のみんな、 僕が死んで悲しんでるかもしれませんが、どうか悲しまないでください。 僕はズヴァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア××(娘の名前)、お父さん死んじゃっヴァアアアアアアアアアアアアア 死にたくない! 死にズヴァアアアアアアアにたくないよおおおおヴヴァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア、ザッ 背筋が凍った・・・ 最後の方は雑音でほとんど聞き取れなかったが、Kの台詞は明らかに撮影時と違う断末魔の叫びのような言葉に変わり、最後Kが喋り終わるときに暗闇の端から何かがKの腕を掴んで引っ張っていくのがはっきりと見えた。 これを見た親族は泣き叫び、Kの奥さんはなんて物を見せるんだと俺に掴みかかり、Kの父親は俺を殴りつけた。 奥さんの弟が、K兄さんはいたずらでこういうものを撮るような人じゃないとなだめてくれたおかげでその場は収まったが、俺は土下座をして、すぐにこのDVDは処分しますといってみんなに謝った。 翌日、DVDを近所の寺に持っていったら、処分をお願いしますという前に、住職がDVDの入った紙袋を見るや否や、 「あ、それはうちでは無理です」 と。 代わりに、ここなら浄霊してくれるという場所を教えてもらい、行ったがそこでも「えらいとんでもないものを持ってきたね」と言われた。 そこの神主(霊媒師?)によると、Kはビデオを撮った時点で完全に地獄に引っ張り込まれており、何で半年永らえたのかわからない、本来ならあの直後に事故にあって死んでたはずだと言われた。

「超」怖い話「超」怖い話
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954 :名無しさん@HOME:2013/11/23(土) 18:23:52.12 0
浮気が発覚しても別れないと宣言されたこと。

ある日義両親に呼び出され、興信所の調査結果を突きつけられた。
そこには、メールや写真、果ては子供のDNA検査など、いろんな種類の証拠が克明に記されていた。
「私さんは浮気をしてるから別れなさい」 
顔が青くなる私を前に、夫は「知ってた」と一言。

晴天の霹靂だった。
だって私にとって夫は疑うことを知らない、人がいいだけの男って印象だったから。
めんどくさくて家事や育児を押し付けても、「疲れてるんなら俺がやるから休んでいて」ていっちゃうタイプ。
途中から疲れてそうな演技をするのもだるくて、日中に出かけるのにもだんだん言い訳しなくなった。
それでもへらへら笑ってるだけだったし。

姑が知ってるなら話が早いと、事務的に今後の話を進めようとすると、夫がそれを遮って「絶対に別れない」。
曰く、
・子供のことも浮気のことも結婚前から知ってた
・私が何をしても好きだから別れる気はない
・文句言うなら絶縁する

義両親たちに正気に返れだの、騙されてるだの色々いわれたけど、
夫は二人のことだからほっといてほしいと、私の手を引いて家から出た。
なんかテンションが変ですごく楽しそうだった。
「何で笑ってるの?」と聞くと、「楽しいから」と。


955 :名無しさん@HOME:2013/11/23(土) 18:24:15.35 0
怖くなって「怒ってるよね?」と聞くと、「怒ってない」。
「別れなきゃだめ?」と聞くと、「だから、別れないって」。
何をすればいい?って聞いても何もしなくていいっていうし、
私の好きなことをしてほしいから浮気ぐらい好きにしていいっていうもんだから、
もしかして夫も同じことを?と疑ってみると、「俺はしない」ときっぱり。

じゃあどういうつもりなんだと詰め寄ると、夫はしぶしぶといった仕草でパソコンを出した。
そこには私の名前をパスワードにしたフォルダに、隠し撮りした私の写真がずらっと。
もちろんそれもぞっとしたんだけど、一番怖かったのは私が小学生の頃の写真もあったこと。
私の家にも同じものがあったから確信してるんだけど、
学校行事の写真て学校でとって、後日希望者が枚数分のお金を払って買うじゃん?
確かに夫とは同じ小学校だったけど、学年が違うんだよ、向こうが4歳上。
写真自体古いものだったし、どうやって手に入れたのか考えるとものすごく怖い。

固まってる私に「ごめん引くよね」って夫はへらへら笑った。
好きなのは本当だと前置きした上で、
「浮気しているのも、子供の親が俺じゃないのも知ってた。
 知ってたけど好きだから結婚した。
 好きだから、実は全部知ってるんだっていったらどんな顔をするんか知りたかった。
 この写真も別にストーカーってわけじゃないけど、見せ付けたらどんな風に反応するか考えるだけでわくわくした」 
だから今はすごく楽しいと。

なんかいろんなものがキャパを超えて、泣き出してしまったら、
「笑ってるほうが好きだけど、泣いているのも好き」って追い討ちされて、もうなんかだめだって膝から崩れた。
しばらく泣いたり怒ったりして過ごしたけど、すごく楽しそうに夫が甲斐甲斐しく世話してくれるもんだから、なんかもう。

別れたいけど、私が悪いから誰にも相談できないし、 
別れようとしたら法的手段で滅多打ちにした後で夫が手を差し出してきそうだし、
失踪したら草の根分けてでも探されそうで、なんかもう詰んだ。


958 :名無しさん@HOME:2013/11/23(土) 18:33:26.20 0
普通にいい話w 
夫の純愛ってことで。 


959 :名無しさん@HOME:2013/11/23(土) 18:34:11.28 0
じゃあ今まで通り浮気し放題じゃんw 
よかったね 


960 :名無しさん@HOME:2013/11/23(土) 18:38:17.38 0
いい話じゃないし、もう怖くて浮気なんて出来ないよ。
夫がストーカーって気力が全部持ってかれるから。
浮気した責任は取るけど、これって別個の問題でしょ? 
親を罵倒されたからって会社に火をつけるようなもん。
ストーカーの分は普通に罰されてほしい。

530 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/03/27(金) 21:06:40.60 ID:5LZzaPLLO.net[1/2]

人形関連の怖い話が投下されてるけど、自分の人形に対するイメージは逆だなぁ 
昔の話だし怖くはないけど 

中学の入学時、入学祝いで祖母からアンティークドールを貰ったんだ 
古いドールだったけどしっかり手入れされていて汚いという印象は受けなかった 
それどころか銀色の髪と白を基調としたゴシックドレスが特徴的なとても美人なドール 
「この子は○○(俺)の事がとても気に入ったみたいだから、大事にしなさい」 
と祖母に言われたのと、とても高価そうなドールだったこと、 
なにより俺自身が何故かそのドールを非常に気に入った事もあって、 
俺はそのドールの事をとても大切に扱ったんだ 

それから1年ぐらいたったある日、変な夢を見た 
夢の中で例のドールをそのまま15~18歳ぐらいにしたような見た目の少女が出てきて、 
俺に1回お辞儀をして去っていった 
俺は悲しくて何度も行かないでと叫ぶんだけど、その子はそのまま行ってしまう 
その子の姿が見えなくなった時、目が覚めた、時刻は朝の5時半ぐらい 
不安になってドールを飾っている棚の方を見たけれど、ドールに特に変わった所は無かった 
ただ、やっぱり夢の事が気になったので二度寝はせずにいつも以上に 
丁寧にドールの手入れをして、箱に入れてから学校に出かけた 

531 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/03/27(金) 21:07:37.52 ID:5LZzaPLLO.net[2/2]

その日一日普通に学校で過ごした帰り道、歩いているといきなり何かに 
背中を押されて前につんのめって転んでしまったんだ 
その直後にさっきまで自分がいたところに木が倒れてきた 
前日に雨がかなり降っていたので地面が柔くなっていたんだと思う 
危なかった~、と思いながらもそのまま帰宅 
手を洗ってから箱の中のドールを取り出そうとしたんだけど、 
中のドールをみて固まってしまった 
壊れてた、それもかなり酷く 
訳がわかんなくて母親が帰ってきたらとりあえず母親に相談した 
母親から祖母に話が行って、祖母の知人の修復が出来る人に見て貰ったんだけど 
損傷が激しいのと古いドール故に修復は無理だと言われた 
悲しくて泣く俺に祖母は「この子は○○の事が大好きだったからね、 
○○を守れてきっと安心しているよ」と言って慰めてくれ 
その後に祖母の薦めで土日の休みに人形供養寺にドールを持っていく事にした 
そのとき住職も祖母と同じようなことを言っていた 
そして人形供養寺にドールを持っていって供養してもらった日の夜、 
また例の女の子の夢を見たんだ 
彼女は悲しむ俺を抱きしめて、何かを渡してきた 
ソレがなんだったのかはわからない、渡された直後に目が覚めてしまったから 
ただ何となく、彼女は俺の守護霊になって今も俺の事を守ってくれてるのかな、と思う 

532 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/03/27(金) 22:17:12.52 ID:3ZFum1YK0.net

いい話な上にちょっと萌える 

533 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/03/27(金) 22:46:57.42 ID:nT/kp5ag0.net

雛人形なんかも子供を護ってくれるって言うよね

125 :おさかなくわえた名無しさん:2009/07/13(月) 19:32:29 ID:rTlLOICD
就職で初めて一人暮らしを始めた頃、
慣れない生活のせいか、どうもいつもダルくて辛かった。 
寝ても熟睡できてないのか、目覚めた時に寝る前よりも疲れてる感じ。 

ある日どうしても起きれなくて、体調不良という事で仕事を休んで寝てたんだけど、
ドアの外で野良猫がンァーンァー鳴いててうるさくて眠れない。 
その猫は引っ越しした当初からアパートの周りをウロウロしていて、
俺が部屋のドアを開けるとすぐ入って来ようとしたりしてた。 
多分、前の住人が置き去りにしたんだと思ってたけど、
もともとペット飼っちゃいけないアパートだし、猫飼ったことなくて怖いから無視してた。 
で、眠くて辛いのにうるさくてしょうがないから、ハムでもやれば大人しくなるかなと思ってハム持ってドア開けたら、
スルッと凄い勢いで部屋に入ってきて、俺の布団の枕の上にゴロンとなってしまった。 
窓全開にしてシッシッとしたり、新聞紙丸めてツンツンしたり、怒鳴ってみたりしたけど全く動かない。 
猫の追い出し方とかネットで相談したり掴み方調べたりして、結局そのまま夕方になっちゃって、
俺は夕飯と砂と餌買いにスーパーに行く事になってしまった。 
よく休めなかったけど、仕事をしなかったからか体は随分楽になった。 

翌日から家事と仕事に加えて猫の世話までする羽目になり、忙しくて大変だったけど、
体が慣れてきたのか、随分楽に仕事も家事もできるようになった。 
猫は相変わらずいつも俺の枕の上に座っていた。 

ある日、親友が遊びに来て、部屋で茶を飲みながら「最近顔色がいいんじゃないか?」とか言われていたんだが、
突然、猫を見て呆然としていた。 
「みんな猫に一礼して通って行く…」と。 


126 :おさかなくわえた名無しさん:2009/07/13(月) 19:34:18 ID:rTlLOICD
実は友人はとても霊感が強くて、この部屋が霊の通り道になってるのを知っていたんだけど、 
俺は霊感が全くないタイプだから大丈夫だろうと、特に言わないでおいて、
様子が悪いようなら忠告しようと思って来たらしい。
猫はいつも通り枕に座って半目開けてじっとしているんだけど、
友人が言うには、霊が必ず猫の前で立ち止まって頭を下げて回り道していくと言う。 
猫が居なければ、霊は布団の上を歩いていく事になり、俺は毎晩ずっと霊に踏みつけられてた事になる。 
なんだかよく分からないけれど、そんな事を言われて気持ちがいいわけもなく、金が貯まり次第、ペット可物件に引っ越しした。
猫は至って普通で、昨日も俺の上で寝ていたせいで体がバキバキになってしまった。

 

 

 

両目を◾️で塗りつぶされた女性と奇妙なノイズが不気味な動画。

 

 

黙っていれば美人そうなお二人が最後に……

 

 

昔、ニコニコで有名だったぴろぴとさんの家を紹介する動画です。

日本のホラーゲームに出てきそうな世界観。

びっくり系ではないけど、一応閲覧注意。