NIKUMAN総回診

ポン酢付けりゃうまい

来年京都大学工学部を受験するために今めっちゃ勉強してる受験生よ

 

 くれぐれも気を付けるべし

 

 

学科はきちんと選ぶのだ!!!!

 

 

 

 

 

 

 

京都大学工学部には5つの学科がある。

 

物理工学科

 

建築学

 

工業化学科

 

情報学科

 

電気電子学科

 

地球工学科

 

 

 

 

 これは、受験を受ける前に自分で決める。

京都大学に願書を出すとき、第一志望と第二志望の学科を書いて出すのだ。

 

 

どこを書いても、試験の内容は変わらない。

 

 

 受験の結果が集計されると、まず工学部を選んだ受験生が上から順番に全て並べられる。

そして上から順番に、第一志望の学科に割り振られていき、ある学科が定員いっぱいになると、次の順位からその学科を第一志望に選んだ受験生は、第二志望の学科に割り振られる。

 

分かりにくくて申し訳。

つまり、自分の点数が第一志望の合格最低点より上なら第一志望。

第一志望の最低点と第二志望の合格最低点の間なら第二志望、ということです。

 

 

 

各学科の最低点(河合塾ホームページより)

 

 

1000点が満点 真ん中が最高点、右側が合格最低点です。

2017年度

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2018年度

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2019年度

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募集人数 平成31年度一般入試学生募集要項 より

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この表の通り、

難しさとしては

2017年度は

情報学科、物理工学科、電気電子工学科、建築学科、地球工学科、工業化学科

 

2018年度は

情報学科、物理工学科、建築学科、電気電子工学科、地球工学科、工業化学科

 

2019年度は

情報学科、物理工学科、電気電子工学科、建築学科、地球工学科、工業化学科

←難し                           易し→

 

という順番になっている。

 

ご覧の通り順番はそこまで毎年変わらないが、流行によるので次はどうなるかわからない。

 

 ちなみに私の中では物理工がぶっちぎりで、次が電気電子、建築と情報がせっていて、工業化学、地球工の順番というイメージがある。

 

 近年のAIの進化などの影響で、情報系が流行ってきていると考えられる。

 

 

 

各学科は同じ工学部ではあるが、やっていることは全く違う。

また、他の学科の生徒と関係することはほとんどないし、会うこともない。

 

 

点数ではなく、学科はやりたいことで選ぶのだ。やりたいことがなくても、将来をイメージしてやりたくないことはあるだろう。それを避けるように選ぶのだ。

 

 

偏見を交えた各学科紹介

 

 

物理工学科

 

 工学部の花形。エリート感があり、毎日目がキラキラと輝いている学生も多く、学科内の生徒同士でのつながりも強い。おそらく試験なども難しくて大変だが、たぶんみんなエリートな友達同士で協力するのであまり厳しいという話は聞かない。

物理工学科の中でも、機械システム学コース、 材料科学コース、宇宙基礎工学コース、原子核工学コース、エネルギー応用工学コースに分かれており、将来エンジンを作りたいとか、エネルギーに関する仕事をしたいとか、宇宙の研究をしたいとか、原子について調べたいとかいう人は物理工がオススメである。

 ある程度柔軟にいろいろなことが出来るので、特にやりたいことは無いけど、頭がいいという人にはオススメだ。

 

建築学

 建築がやりたい人のみにオススメである。それ以外は選ぶべからず。

やってみてもいいかなくらいで入ってやってみたら全然合わなかった、ということになったら地獄。

 

 

工業化学科

 高分子の研究とか、化学がダイスキな人はこちらへ。

または頭脳がギリギリだが京大にどうにか入りたいという人にもおすすめである。現状京大の理系なら一番入りやすいところだと言える。

大学院まで行き、化学系の企業に旅立っていくのが定番ルート。

 

 

情報学科

 正直、私は情報学科の生徒を見たことがない。毎日どこにいるのか不明。おそらく地下にいるんだろうと私は推測している。

パソコンが好きで、プログラミングなどをやりたい人にオススメ。

現状一番難しい学科となっているが、数年後には4番目くらいになってたりするような気もするので注意。

ただただ頭がいいという人はやっぱり物理工がおすすめ。物理工の地位は変わらないだろう。

 

 

電気電子工学科

 電子回路とか、機械の基盤とかに興味があるなら電電へ。

とかく勉強が大変。実験も大変。のんびりとした学生生活を送りたい人にはあまりオススメできない。

 

 

地球工学科

 ここはいわゆる地球の表面について学ぶ学科である。プレートやら大気やら山やらといった感じだ。建築学科が家についてなら、その土台を作ることを学ぶのが地球工学科だ。

土木コース、資源コース、環境コースとあり、多くの学生は土木コースに進み大学院へ行き、公務員か、大手ゼネコンの社員となる。

 驚くほど空気がドンヨリとしている。というのもあえて地球工学科を選んでやってくる生徒は少なく、そのほとんどは第一志望を落とされ、第二志望のすべり止めに地球工学科を適当に書いておいて受かった生徒だ。

 生徒のほとんどにやる気、というか生気を感じられない。授業中も寝てる生徒が多く出席すれば単位をもらえる授業も多い。正直教授にもやる気がないと感じることも多い。

 あまり勉強したくない人にはオススメかもしれない。

 

 

 

 

 なんだか私がどの学科の生徒だったかわかってしまったような気もするが、こんなところである。

 

 

 勉強に時間を取らなければならずあまり考える時間がないかもしれないが、勉強より重要なことかもしれないので将来についてはしっかり考えてほしい。

 

 

 

 

最後に

 

 私のアドバイスが役に立つか不明であるが、実体験から言って受験勉強で一番大切なのは過去問をやり続けることだと考えている。9月中頃からまだ学力が過去問に追いついてなかったとしても過去問をやり始めるべきだと思う。全分野にわたってある程度基本が理解出来たら、応用は問題集より過去問から学べばよい。

 

 また、物理を起点に点を取りに行く作戦を立てて勉強するのがおススメだ。数学はどんなに理解しても理解しきれないところが出てきてウンザリするが、物理は一度理解すればどんな問題でも解ける。また、数学は天才以外にとっては運ゲーであるので、どんなに極めても本番どうしても0点となる可能性があるが、物理はやっておけば絶対に多少の点にはなる。「まぁ物理がある」という余裕はデカく、試験全体に作用する。

 

 

 

 私は京大を二度受験している。その意味するところは言うまでもないだろう。

 

 二回の私の受験からの体験談で言えば、京都の地形は理解しておく方が完全に有利だ。自分の座っているところがどこなのかきちんとわかっていなければやはりどこか心に不安を産む。

 

 

 とてもわかりやすい地図を描いておきました。

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読めない?  だいたいざっくりわかってりゃいいんだよ。

 

是非この地図はプリントアウトして本番持って行ってください。

 

 

 

 

 

また、実際こんなことがあった。

 数学の試験では、計算は問題用紙の空いてるところでやるしかなく、正直とても足りない。そんなことは模試などから十分わかっていたが、本番どうスペースを節約しても足りなかった。正直困り果てた。ケシゴムで消してる時間があったら問題を解きたい。。。。

 そんな時、おもむろに隣の受験生が手を挙げた。なんだトイレか余裕な奴めと思ったが、試験官がやってきて話を聞くと、「この袋で計算してもいいですか。」と言う。

 

 

 

 全試験、問題用紙と回答用紙は、青とか緑の色画用紙で作られた紙袋に入れられて配られ、試験中も机に置いておく。(今は違ったらほんとごめんなさい)

 

 

なんとそいつはその袋にひっ算やら式やらを書いてやろうというのだ。

 

 

その手があったかああああああああ。

白い紙で計算するというアイデアしかなかった私は、色画用紙の袋で計算するというのを思いつかなかった。そのアイデアは、まさにウルトラCであった。

 

 

 試験官が「いいよ。」というのを聞くや否や、周りの数名の受験生は一斉に袋に計算し始めた。それを見たその隣の生徒も袋に計算し始め、その隣も、、、、、というように袋に計算をするというアイデアは教室の中でそいつを中心に、放射線状に広がっていった…。

 

 

 受験生の皆さん、袋で計算してもおkなのでぜひやってください。

 

 

 

 

受験は、まぁ落っこちてもええやろ!という気持ちで臨むのが一番だと思います。

浪人生活もそんな悪いものじゃありませんし、人生の中で浪人生活でしか得られないものもたくさんあると思います、いや、、あったと思っています。

行きたいわけじゃなかった大学に行くことになった多くの知り合いも、生き生きと暮らしています。

大学なんて重要じゃないんです。

 

 

ぜひ、失敗を恐れず、大きな気持ちで本番に臨んでください。

 

 

 

 

 

 

 

本日の一曲

 ポケットの中に


ドラえもん映画第一弾「のび太の恐竜」主題歌 〜ポケットの中に〜

 

君が夢に見たものは 何だろう

今からそこへ 二人で行こう

とっても遠くて 近い世界だよ

 

ポケットの中にも 空が広がり

ポケットの中にも 雲が流れる

 

こんな素敵な 世界があるんだよ

僕と君が 旅する世界