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第50回 語源でマスター!最強の英単語記憶術【前編】

英語学習編その50

この記事のはじめに

[word_balloon id=”unset” position=”L” size=”S” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” name=”Nory” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” src=”https://norythefrog.com/wp-content/uploads/2019/08/Nory_R.jpg” avatar_hide=”false” box_center=”false”]こんにちは!Nory(@nori_frog)です(^^)[/word_balloon]

今回は 語源を知り、英単語の記憶を効率化する方法 について解説していきます。

 

私たち日本人は 知らない漢字に出会ったとき、漢字の部首を見れば ある程度の意味が予測できますよね。

(例えば 「病」 という字の部首「やまいだれ」を見れば 疾, 痔, 痘, 疫 などの漢字の大体のイメージが掴めるように)

 

英単語も同様に、必ず いくつもの語源を持つ要素から意味が構成されています。

例えば「inspection」という単語は、「in-:中」+「-spect:見る」+「-ion:こと」という3つの語源から構成されており、それによって「中を見ること=検査」という意味になります。

 

つまり、これら語源を知っておくことで、
リーディングやリスニングで未知の単語に出会っても高い確率でその意味をおおよそ推測することができます。

また、英単語の学習においても語源という覚えるためのきっかけがあることで思い出し易くなり、単語を完全に記憶するまでの時間も大幅に短縮されるため、語源を一通り知っておくことの重要性は計り知れません。

 

語源には大きく分けて、次の3種類が有ります。

  1. 品詞を決定する接尾語・接頭語
  2. 意味を補助する接頭語
  3. 意味のコアとなる語源

 

今回は、まず覚えておきたい 1.の品詞を決定する接尾語・接頭語 について まとめてみました。

 

▼英語上達マップにおけるこの記事の位置付け
英語上達マップ

それでは早速、見ていきましょう(^^

覚えておくと便利な語源【前編】

それではまず 「品詞を決定する語源」について見てみましょう。

英単語の品詞は、次の8種類が存在します。

  1. 名詞  
  2. 動詞  
  3. 形容詞 
  4. 副詞
  5. 代名詞
  6. 前置詞
  7. 接続詞
  8. 間投詞

この中で、名詞・動詞・形容詞・副詞の4つに関しては、語源となる接尾語(または接頭語)によって品詞が決定されます。

 

例として「prospect」という単語の品詞のバリエーションを見てみましょう。

  1. prospecting :探索すること(名)
    … [pro-:前を] + [-spect:見る] + [-ing:こと]
  2. prospect   :探索する(動)
    … [pro-:前を] + [-spect:見る]
  3. prospective :見込まれる(形)
    … [pro-:前を] + [-spect:見る]  + [-ive:性質]
  4. prospectively :見込み上で(副)
    …[pro-:前を] + [-spect:見る]  + [-ive:性質] + [-ly:ような]

 

このように「prospect」という基本単語に語尾が付くことで品詞が決定されます。

この語源を知っておくことでTOEICのリーディングセクションで出題される品詞を選ぶ問題に迷いが無くなり、また、品詞が分かることで文章の構成もはっきりし読解力も高まるため、品詞を決定する語源は非常に重要です。

品詞を決定する語源

以下に品詞を決定する接尾語と英単語の例をまとめました。

名詞に関しては その中でも色々な語源があり、
意味を決定づける接尾語も多いので知っている・知らないの差で推測の精度が変わってきます。

名詞を決定づける接尾語

名詞になる接尾語英単語の例
-ionこと、ものspecification仕様書
-ance, -enceもの、ことaudience聴衆
-ent, -ant人、ものattendant係員
-ingもの、ことbaking焼くこと
-ture, -ureことtreasure宝物
-mentことadjustment調節
-nessことblindness盲目
-ice, -seことchoice選択
-or, -er人、ものemployer雇い主
-ee人 employee従業員
-an pedestrian歩行者
-ory, -ery場所laboratory実験所
-pathy感情empathy共感
-ium物質alminiumアルミニウム
-osis病気diagnosis診断
-bility能力reliability信頼
-ism主義egoism利己主義
-ist主義者egoist利己主義者
-logy学問biology生物学
-acy状態accuracy正確
-ese国の, 地方のJapanese日本人
-ette小さいpaletteパレット

動詞を決定づける接尾語

動詞になる接尾・接頭語英単語の例
-ateするactivate作動する
-ize, -iseするemphasize強調する
-enするfrightenおどす
-ifyするclarify明らかにする
en-するenlighten啓発する
over-するovercome克服する
out-するoutgrowより大きくなる
in-, im-するimpart一部を与える
be-するbetray裏切る
-er反復するwaver揺れる
-esceし始めるacquiesce黙認する,従う

 

形容詞を決定づける接尾語

形容詞になる接尾語英単語の例
-al性質actual実際の
-ed性質expected予期される
-en性質golden金の
-ive性質active活発な
-ic性質specific特定の
-ous性質curious好奇心の有る
-ly性質deadly致命的な
-ly時間の繰り返しmonthly月々
-ful満たされている性質fearful恐れている
-arのようなcircular円形の
-lessがないboundless無限の
-some~なtiresome退屈な
-escentし始めるadolescent若年の
-esque風のgrotesque奇怪な
-able, -ibleできるreliable信頼できる

副詞を決定づける接尾語

副詞になる接尾語英単語の例
-lyのようなabruptly突然に

 

まとめ

【前編】のまとめ
  • 語源を知っておくことで、未知の単語に出会っても意味を推測することができる
  • 語源には①品詞を決定する語源、②意味を補助する語源、③意味のコアとなる語源がある
  • ①品詞を決定する語源 を知ることで、TOEICのリーディングセクションに効果を発揮する

如何だったでしょうか?

何となくいくつかの語源を知っている人は多いと思いますが、
しっかりとその種類とルールを認識しなおすことで、英単語暗記の効率や リーディング力の向上、そしてTOEICスコアアップに繋がることでしょう!


なお、 語源を「イメージ」と共に覚えるなら清水建二氏著の「英単語の語源図鑑 見るだけで語彙が増える」本がおすすめです。

親しみやすい絵が随所に挿入されているため、語源とイメージをセットで覚えることで記憶の定着に繋がります。

是非チェックしてみてください。


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それではまた次回の記事でお会いしましょう~


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