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第31回 時間効率・コスパで考える!社会人のための英会話スクール活用のすすめ【前編】

英語学習編その31

この記事のはじめに

[word_balloon id=”unset” position=”L” size=”S” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” name=”Nory” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” src=”https://norythefrog.com/wp-content/uploads/2019/08/Nory_R.jpg” avatar_hide=”false” box_center=”false”]こんにちは!Nory(@nori_frog)です(^^)[/word_balloon]

今回は「 忙しい社会人のための英会話スクール活用のすすめ」というテーマでお話しして行きます。

 

英語学習をされている皆さんは、オンライン英会話や通学の英会話教室などのレッスンを今までに受けられたことは有りますか?

 

昔は英会話と言えばNOVAなどの「駅前留学」が基本でしたが、近年ではすっかりオンライン英会話も当たり前のものになって来ました。

ただ通学式の英会話教室やオンライン英会話も合わせると沢山ありしかも料金体形が統一されていないので、具体的にどれを選び・どう活用していったらよいか わからない方も多いのではないでしょうか?

 

今回は、忙しくて時間もお金も掛けたくない社会人の方向けに
英会話を①どのレベルに達したら取り入れるべきで、②どのよう活用すべきか、そして③どの教室を選ぶべきなのかまで、前後編に分けて、1つずつ解説して行きます(^^)

まず前編の本記事では、①の内容についてじっくりと解説したいと思います。

「英会話をいつ・どのような目的で行うか」は時間とお金を有効に使うためにも非常に大切なことなので、少し長くなってしまいますがお付き合いくださいm(_ _)m

 

ご注意
本記事の内容は 個人の見解ですので、時間や金銭的な余裕が有り「楽しく長い目線で英会話を楽しみたい!」という人には当てはまりません。あくまでご参考として、この記事を読んで頂けたら幸いです(^^)

 

▼英語上達マップにおける英会話の位置付け


MEMO: あわせて読みたい

英語上達への全体像(マイルストーン)に関しては以下の記事を参考にしてください。
英語学習編その2第2回 英語上達までのマイルストーンを把握する

それではさっそく行ってみましょう!

社会人にとっての英会話教室: 陥りやすい2つの問題

まず本ブログで紹介している学習法の前提として「時間やお金が無い社会人が、効率的に英語を話せるようになるための方法」をご紹介しています。

 

その上で、英会話教室に通う目的は何かを考えると「英会話、つまり実戦の経験を積むこと」であり「語彙や文法などの知識を勉強しに行くこと」を目的とするべきではありません

よって最低限の英語の基礎力が無い状態でいきなり英会話(実戦)を始めても、次の2点で効率が悪くなってしまい、学習効果を最大限に得られないので注意してください。

1.時間効率が悪い

基礎が無い状態で英会話をいきなり始めてしまうことの一番の問題は「時間効率の悪さ」にあります。

 

まず通学式の場合、授業自体が1時間であっても、通学時間・レッスンが始まるまでの待ち時間を考えると、時間的な効率は非常に悪いです。これを週に1・2回行ったところで、圧倒的に上達までの勉強時間が足りません。

以前の記事で、時間と共に覚えたことを忘れてしまう「忘却曲線」の話をしましたが、1週間立てば覚えたことの約7割を忘れてしまいます。

英会話以外に復習などを行わない場合、上達を感じるレベルになるまで数年かかってしまうことでしょう。

 

英会話教室もビジネスなので1人の顧客にできるだけ長期で契約して欲しいと考えています。よってこういったスタイルも当たり前になっていますが、本気で喋りたいと思っているならばこの方法でダラダラと続けることはおすすめしません。

第一、社会人の方はそのような長い目線で英語を習得している余裕がないと思います。

J・Pモルガン氏は「例えばドイツ語学ぶなら半年で学ぶか、一生やらないかのどちらかだ。」と言ったそうです。語学を習得するには短期間でやりきってしまうのが最も時間効率が良いのです。

通学の英会話教室を選ぶならば「1回の通学で連続2・3時間レッスンを受け、週2回を半年間続ける」など期限を設けて一気にやってしまいましょう!

 

では、オンライン英会話教室はどうでしょうか?

パソコンやスマホを使って自宅から気軽に参加できるオンライン英会話は通学式と違って通学時間・待ち時間がない分、隙間時間でも行え、毎日でも受講できることが最大の利点であり、この点ではオススメです。

但し、オンライン英会話もある程度の基礎力無しに取り組むことは時間効率が非常に悪くなってしまいます。

 

オンライン英会話の時間効率についてもう少し具体的に話をするため、レッスン内容について見てみましょう。

一般的なオンライン英会話の教材の構成を見てみると、大体以下のような構成になっていると思います。

①単語の意味を知る
②単語を音読する
③発音を直してもらう
④例文を音読する
⑤発音を直してもらう
⑥例文についての問題を解く
⑦答え合わせをする
⑧例文に関するディスカッションをする

この1連の流れを挨拶・自己紹介も含めて、レッスン1コマ25分の中で行います。

どうでしょうか?

本来の目的は「会話の実戦経験を得ること」です
ここでそれができているのは冒頭の挨拶と、レッスン中の⑧番のみ。
正味5分以下で、しかも初心者の方ならば25分中に⑧まで辿り着くことすらできないかも知れません。

①~⑦は自分ひとりで全てできます。対人であることの効果が殆ど在りません。
目的を考えれば、全部予習でOK。すっ飛ばして構いません。

ここでの原因も、単語や発音知識を同時に学ぼうとしているから効率が悪いのであり、同時に、英会話教室側も顧客に長期で契約して欲しいからこそ、このような構成になっているのです。

 

忙しい時間の中で「 どうやって会話時間を最大化できるか?」という観点で、学習法・レッスン内容を選択することを忘れないで下さい。

 

2.価格効率(コスパ)が悪い

時間効率が悪いということは、金銭的な効率も悪いということになります。

 

ある代表的な通学式の英会話教室では受講料が約40万円掛かります(マンツーマン週1回50分、合計30回=8ヵ月。入会金・教材費込み)。

この値段についてどう思いますか?

しかも、前述の通り 週1回50分×8ヵ月(計25時間)では到底話せるようにはなりません。
年間40万円を数年に渡って払うことは少なくとも僕には許容できません。

 

なおオンライン英会話の場合は、年間6~8万円で、仮に毎日受講すれば計150時間ほどの時間を学習をできますので大分費用対効果は良いと言えます。

ただし「普通」に授業を受けていたら講師と対話する正味時間はその5分の1ほどしかありませんので、毎日受けていても年間30時間ほど。つまり年間通じてたった1日強の時間しか対話できません。

6万円払って、ノンネイティブと1日しかキャッチボールができないのです。
決して、コストパフォーマンスが良いとは言えないでしょう。

 

英会話をいつ・どのレベルになったら始めるべきか?

いつ始めるべきか? [When]

それでは、自分の英語力がどれ位のレベルになったら英会話を効率的に進められるのでしょうか?

 

以前の記事でも紹介しましたが、基礎力(語彙・文法・瞬間英作文回路)が付き、かつディクテーションやシャドーイングで4つの能力(聴く・読む・話す・書く)がある程度高まってから始めるのが良いでしょう。

TOEICスコアで言うと、600~700点位になってから始めるのが良いと思います。

 

繰り返しますが、英会話は「実戦」であり、自分の持っている知識を使ってテンポよく会話のキャッチボールを練習することに他なりません。

語彙や英作文回路などの「型」の習得と、4つの能力を自己学習である程度磨いたあとでないと、うまく行かないでしょう。

MEMO: あわせて読みたい

自分の英語レベルに合わせて、何を学習したら良いか?については以下の記事を参考にしてください。

英語学習編その2第2回 英語上達までのマイルストーンを把握する

どう活用すべきか? [How]

では次に、「会話の時間効率」を最大限まで高めるために、どう活用すべきでしょうか?

 

答えはほぼ前述していますが、それは「レッスンの内容を自分なりにカスタマイズすること」が重要です。

英会話教室が用意する標準的な教材ではなく、対話の時間を最大効率化するような進め方を自ら考え・講師に提案し、主体的にレッスンを進めることがカギになります。

 

後編の記事では、実際に 時間効率を高めるための具体的なポイント英会話教室の選び方について紹介したいと思います(^^)

英語学習編その32第32回 時間効率・コスパで考える!社会人のための英会話スクール活用のすすめ【後編】

前編のまとめ

前編のまとめ
  • 英会話教室に通う目的は「会話、つまり実戦の経験を積むこと」。知識や発音は自習で見つけるべき。
  • 目的を見失うと、時間・金銭的な効率が悪くなる。
  • 英会話を始めるタイミングの目安は、TOEICスコアで600~700点
  • 「会話の時間効率」を最大化するため、用意された教材は使わない

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それではまた次回の記事でお会いしましょう!


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