おでんと『 糖 尿 病 』

自分は別に『占い師』目指してないのですが。
『軍師』『軍略家』になるためには。
『兵法』もさることながら『占術』というのにも造詣がないと務まりません。

『三国志演義』の物語の最後。『秋風五丈原』。
諸葛孔明は「己の寿命が間もなく尽きようとしている」ことを「星を観て」
予見します。しかし。それを予見できていたのは孔明だけではありませんでした。
敵の司馬仲達もまた、孔明の寿命が尽きるのを予見し、尽きるのを静かに待つのです。
言わずもがな。両者とも軍略のみならず『占術』にも造詣があった、という証拠です。

閑話休題。
ある人の命式です。
年　：丁酉
月　：丁未
日　：庚戌

時　：庚辰
大運：辛丑

この命式は自分の「人生の宿題」です。一生かかっての『研究材料』です。
ここにも書きましたが。
https://torotorothunderzo.blogspot.com/2020/05/blog-post_31.html
いかがでしょうか？
一見してこれは『多土埋金』の命式 である。
四柱推命を勉強しているのであれば、当たり前に言えなければならないでしょう。
そして。これも言うまでもないでしょうが「金は土を嫌います」。
庚も辛もそうです。「地中に埋もれる」のですよね。ここまでが基本です。

『軍略家』というのは「勝てない相手とは喧嘩をしない」
「喧嘩をする前には必ず勝算が立ってから、喧嘩をする」生き物です。
ドラマティックな勝ちを求めず。勝てる相手を選び「当たり前のように勝つ」。
これが『軍略家』ですし、事前に『勝つための作戦』を用意して臨んでいます。

自分はまず、この人の『 余 命 』を数えました。
「まず2018年戊戌年が、一つの山場であろう」と。
もちろん『多土埋金』が強烈に強まるから、というのは言うまでもありません。
戊も戌も、土ですから。
病気はもちろん『土剋水』ですから、大量の土が水を痛めます。
すなわち腎臓、循環器系、血管系、そして大本命は『 糖 尿 病 』です。

私は「２人の父」を、ともに糖尿病由来で亡くしています。
実父と、「東京の父」と。
父に至っては「糖尿病を完治させた」にもかかわらず、由来で亡くなってます。
糖尿病はおそらく、現代社会においては 癌よりもエイズよりも
コロナよりも恐ろしい病気です。
コロナ同様『特効薬』はありません。そしてなんといってもこの病気は
『サイレントキラー』。
病状は静かにゆっくり、しかし着実に体を蝕むのです。
糖尿病そのものが死に至るのではありません。糖尿病になることが
『あらゆる病気を引き起こしやすくする』。
糖尿病由来の「病気がある日突然起こる」。
その「病気が起こった時にはもはや手遅れ」である。
これが『糖尿病』の一番厄介な所であり、父は完治させましたが、
自分は父の涙ぐましいまでの努力を傍で見ていました。
「完治は本当に本当に努力の必要な、大変なこと」
なのです。これを完治させられる「意志の強さを持つ者」は、ほぼ皆無でしょう。

そんな父が召された理由。それは
「血管が脆くなってしまったのをどうにもできなかった」
です。糖尿病を完治させたので。それに由来する病気の心配はなくなりました。

しかし。糖尿病は『サイレントキラー』。
病気である間はずーっと、静かに体を蝕んでいます。現在糖尿病の方、
現在も 病理は着々と悪い方へと進行中 です。
父も、完治させるまでの期間に、血管が脆くなっていってることだけは、どうしても
進行を止めることができなかった。完治させて、ようやく脆くなるのがストップです。
これが起因で、父は召されました。

父は生前口を酸っぱくし、自分に何度も言いました。
「いいか。お前は糖尿病になりやすい
遺伝子を持っている。だから糖尿病に
ならないような生活を日頃から心掛けろ。

なってしまったら、もう手遅れだ。」
自分は父の闘病記を傍で観ているので。何に気をつければよいかがわかります。
一言でいえば『カロリーコントロール』です。
「カロリーを莫大に使う」か、或いは「摂取カロリーを存分に減らす」か。
どちらかしかありません。
父は「大好きな晩酌をするために」大量のカロリー消費と不必要カロリーの大胆カットで
『晩酌する権利』を勝ち得た上で、糖尿病を完治させた
奇特な人間です。
生半可な運動量ではありませんでした。摂取カロリーも極限までカットしていました。
その日々を、几帳面に全て克明にノートに記していました。そうしないと治せません。
そうやって『晩酌できるカロリー単位』を自ら作り上げたのです。
そんな人間ですら、やはり糖尿病由来で召される。
それが『 糖 尿 病 』であり、この病気に対する最善策は
「ならないよう気を付ける。なってからでは遅すぎる。」
なのです。

話を四柱推命に戻します。
四柱推命を学ぶ以上は、他人様の鑑定の前に。まず
「自分の鑑定」がしっかりできていないことには、
話にもなりません。論外です。
死を予見する・・・という前段階に。
「自分がどういう病気に罹患しやすいのか？」
これは当然にして、命式から読み取り、それに注意を払う、
というのが正しい占い師、特に四柱推命を学ぶ者の在り方でしょう。
この人の命式中最大の不幸は「天干に戊、己がなかったこと」。
土が地支にこれだけ並ぶのも不幸ではありますが。
天干に戊、己があったならば。兆候をいち早くつかみ取り。
普段から心掛け、気を付けることができたかもしれません。
それをいまさら言っても仕方ないのが『運命』というものです。

命式中に、これだけ地支に土が並べば。
「いつでもおかしくない」状態です。
その日は明日、かもしれません。
ほんのちょっとしたことで。たとえば
怒りに任せて血圧が急上昇してアッサリ、とか。
派手にすっ転んでアッサリ・・・という、あらゆる場面が想定できます。

若干ですが。自分は将棋が指せるので。
じっくりと『盤上俯瞰』していました。
自分の背後斜め４５度上から、自分を見つめる「もう一人の自分」がいます。
父とおんなじ目線を持った、「先を見据えている自分」。
その「もう一人の自分」が５年前に「そうだ。おでんを作ろう！」と。
具材を入れ。ぐつぐつとゆっくり煮込んできました。司馬仲達のようにゆっくりと。
「煮えたかなー？」「お出汁染みてるかなー？」
時々、鍋をのぞき込んでは、具材の具合を箸でつついてみたり。

もはや「いつでもお召しになれる状態」ですね。
今後も頃合いをみて、具材を適宜、箸でつついて様子をみるだけです。
『軍略家』は『料理上手』なのです。
ラストハッピーバースデー to you♪　どうぞ召し上がれ♪

・・・そうそう。おでん、熱いから気を付けてね♪

とりあえず今日はこの辺で。
ポチっとしたい方はこちら。

にほんブログ村

人気ブログランキング

FC2 ブログランキング

※８月８日。写真追加。