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カテゴリ:ランニング基本
ランニング成功の必須要素については↓の記事から
速いランナーとそうでないランナーは何が違うの?【ランニング成功の4つの必須要素】 ダニエルズ先生は、ランニングで成功するための4つの必須要素を書いてくださってますが、それ以前に、ランニングで成功するためには、必須要素とは別に「10のランニング基本原則」についても書いてます。 【10のランニング基本原則】同じトレーニングメニューを行っても、選手によって反応は様々に異なる。選手がトレーニングで得たものを最大限に活かせるように、トレーニング状況を評価し向上させるには、この基本原則が必要になります。 1)選手にはそれぞれの個性がある選手はそれぞれに生まれ育った環境も異なれば、体格も異なる。それぞれに「強み」もあれば「弱み」もあることを理解する。例えば、5000mベストタイムが同じ15分30秒の選手が2名いたとする。AはVO2maxが高い選手。BはVO2maxがさほど高くないが、ランニングエコノミーが優れているタイプ。 自己ベストを更新するためには、Aは弱みであるランニングエコノミーを改善するためにレペティションを行うべきであるのに対し、Bは弱みであるVO2maxを向上させるためにインターバルを行うべきである。これは中長期的な取り組みになる。 重要なレースが近づいてきたら、それぞれの「強み」を伸ばすトレーニングに切り替えた方が良い。 2)ポジティブなことに目を向ける「できないことに捉われず」「できたこと」を探してみよう。例えば1000m×8本のインターバルトレーニングで、5本目までしか設定タイムをこなせなかった選手がいたとする。 「8本できなかった」と「5本までできた」 どちらの考え方が、次のトレーニングの意欲につながるか。また、指導者は選手の意欲につなげられるか。 「8本できなかったら、次はこなせるように頑張れよ」と「5本までできたな、次は8本こなせるように頑張れよ」指導者の方はどちらの言い方が選手の意欲につながるか、考えて発言してください。 3)好いときも悪いときもある実業団選手が高校生に負けることもあるし、力の出せないレースは往々してある。その時に無理して最後まで走る必要があるのか。一度考えて欲しい。 駅伝や重要なレースを除いては、途中棄権してもよいと思う。 調子が悪い時はそのレースは捨てて、次のトレーニング、次のレースのことに切り替えるべきだ。 4)予想外に備え、トレーニングも臨機応変にトレーニング計画では今日はインターバルトレーニングだが、天候が悪い。そんな時は計画を変更して翌日に入れ替えてもよい。 3)のケースで途中棄権した時などは、翌日にレペティションを入れればいい。 トレーニングを計画どおり消化することも大切だが、計画は「ランニングで成功」するための計画である。ケガのリスクや体調も考慮しながら臨機応変に。 5)中期目標を設定する中期目標は長期目標への足掛かりとなる。長期目標は達成するには時間がかることもあるので、より身近な「中期目標」を長期目標の途上に設定することが必要だ。例えば2月のフルマラソンでサブ3で走ることを長期目標としているランナーがいたする。 今から約半年後の長期目標に向けてトレーニングすることも大切だが、10月にフルマラソンでサブ3.5を中期目標に設定した方が、長期目標達成の足掛かりになるだろう 6)トレーニングにやりがいをトレーニングは必ずしも楽しいとは限らないが、常に「やりがい」あるものでなければならない。トレーニングの目的を理解すれば、自分の成長が把握できるようになる。 それこそが「やりがい」だ。 7)良質な食事と睡眠食事と睡眠(休養も含む)はトレーニングの一部である。トレーニングと同等にランニング成功のためには必要なことだ。 2~3日休めば治るケガや病気でも、無理してトレーニングすることで中断期間は長くなる。 |