父と過ごす土曜日
土曜日、実家に行ってきました。姉の外出中に95歳の父と留守番するためです。介護と言うほどのものではありません(*´ω`*)。
認知症が入って記憶などが混濁してはいるものの、それ意外は概ね大丈夫な父。ありがたいことです。
この日は珍しく横になっていて少し心配したのですが、「カープの中継見ようや」と誘うと起き上がってきました。
いつも不思議なのは、好きな野球を見るときは随分若返ったような感じがすることです。声のハリも反応も。「あー、今のはええ球じゃった」「あれがアウトかのう」等々。カープにもありがとう(*´ω`*)。
ギターの練習もしながらの父との会話。最近の話はもっぱら「明日は仕事に行かんといけん」ばかりです。
もう二ヶ月くらいこの話ばかりなのですが、よく聞いてみると「自分が働かないと収入がなくなり、家族が困る」ということが根っこのひとつのようです。
「年金が入ってるから大丈夫」だけではもうひとつ納得しないのですが、「お父さんが一生懸命働いてくれたおかげで、みんな育った。幸せに暮らせた」「お父さんが一生懸命働いてくれたから、年金が充分もらえてるから大丈夫」と言うと、「あー、わしは一生懸命働いたんんじゃ・・・・」と満足そう。これで納得してくれます(*´ω`*)。
3分後には忘れて繰り返すのですが。まぁ、私も慣れました。
午後から過ごす父との土曜日。同じ話を何度も何度も、穏やかに繰り返しながら。
実家はBSが映るので、夕方からは「夕焼け酒場」と「町中華で飲ろうぜ」を見ます。見てると私も飲みたくなり、そろそろビールに手が伸びる頃なのですが、それは父が眠ってしまっている頃でもあります。そして、そろそろ姉が帰る頃。
穏やかな夕方。まだしばらく、こういう時間が続きますように。
- 関連記事
-
- 人は自分の鏡と思うことにしました 2020/11/17
- 義母・義父をサポートの休日 2020/11/10
- You、やっちゃいなよ! 2020/11/02
- しかし疲れた。それでもいい日だったとしましょう 2020/10/31
- 父と過ごす土曜日 2020/10/26
- 認知症の父にとって、正しいことがいつも正解とはあまり意味がないように思えて 2020/10/11
- やっとひとつ気づいた気がします。遅いけれども、それでも。 2020/10/06
- 現職場最後の日、少しホッとして帰宅 2020/10/01
- うまくいかなくても 2020/09/28
スポンサーサイト
コメント