私のメルボルンライフ

メルボルンでの移住生活をのんびりと綴っています。

寒中お見舞いと夏のメルボルンより

2024-01-12 | メルボルンでの生活

安定の可愛さプリン君♂ー4歳になりました

一時は瀕死状態でしたがなんとか復活ー10歳?のショーン君♂

 

皆さま、明けましておめでとうございます。

 

今年は『健やかに穏やかに』を目標にしていきたいと思います。

 

また…『このたびの能登半島地震におきまして、亡くなられた方のご冥福を、深くお祈りいたしますとともに、被災された方々に対しまして、心からのお見舞いを申し上げます。』

 

年末年始、皆さまいかがお過ごしですか?

 

私は昨年から続いていた喉の痛み・体調が優れず年始早々GP(Genaral Practitioner)開業医へ…

 

そこからまた1週間ほど寝込み、ようやく最近本調子になってきました。

 

もうアラフィフなのか、歳を重ねていくとともにちょっとした風邪も治るまでに時間がかかるようになってしまいました。

 

あまりにもだるさが続くので、医者に『もしかして喉頭癌の疑いも…?!』と尋ねてしまった程です。

 

返答は『見た感じそんな酷くないし、一先ず抗生物質を飲み終わった後同じ症状が続いていたらまた来てね』とのこと。

 

寝込んでいて思ったのは、やはり一番大事なのは『健康』ということ。

 

これが損なわれると気力も体力もなくなり、何も出来なくなってしまいますね。

 

ということで、今日は年始のご挨拶で締めくくりたいと思います。

 

皆さま、どうぞ素晴らしい一年をお過ごしください。

 

 


もうすぐクリスマス

2023-12-22 | もうすぐクリスマス

皆さま、こんにちは。

 

あっという間に今年もあと1週間となりました。

 

この2-3ヶ月何かと慌ただしくBlogへログインができずにいました。

 

というのも。。。あれから(上の子高校最後の日Muck Up Day)

 

毎週の様に学校やら何やらの催しがありました。

 

10月は。。。

下の子ー新しい学校のインフォメーションナイト(これは在校生や校長・スタッフより学校の紹介)

 

上の子ー高校最後の日(Farewell Assembly/Muck Up Day)

 

下の子ー学校陸上ステート大会(走り幅跳びでVIC州Year8で5位になりました)

 

上の子ー最後のEXAM2週間開始

 

11月は。。。

私と上の子ークラシックコンサートへ(素晴らしいベートベンの調べでした)

@Monash Robert Blackwood Hall

 

私ー仕事のクリスマスパーティー 良い気候に恵まれJells ParkでBBQパーティーでした(70-80名集まりました)

 

上の子ーValedictoryDinner正装で参加し、校長からの卒業証書授与式がありました

 

下の子ーAcademic Achievement Award(ScienceとSportsで表彰)

@Monash Robert Blackwood Hall

 

12月。。。

下の子ー新しい学校のオリエンテーションデー(初登校)

 

上の子ーATARスコアリリース その後希望大学へ最終出願(希望大学より2コースオファーをもらいました)

 

下の子ークラブ陸上ステートリレー大会へ(終日親はDutyでした💦)

 

私ー11月から12月にかけては3週間ほど風邪を引きかなり辛い喉の痛みの中出勤〜仕事納め

 

下の子ー制服のフィッテイングへ(4年間使用なので大きめにし過ぎたら下の子怒り気味)

 

そんなこんなで仕事もありつつ、ここ3ヶ月は毎週一回は何かと子供たちや私のイベントが入り、今年は特にクリスマスや年末を感じないままあっという間に今に至っています。

 

こちらへ移住してきてから約17年続けていた日本の友人・知人・親戚や親への封書でのクリスマスカードも、今やデジタルの時代。。。今年から止めることにしました。

 

しかし、子供たちの様々なイベントもその時は大変だなぁと思うけど、子供にとってもそして私にとっても初めての出来事なのでそんな式典やイベントに連れて行ってくれる子供たちに感謝です。

 

そして一緒に喜びを分かち合えることができて、彼らの成長を感じることができて嬉しい限りです!

 

しかし彼らがこれから社会的にも経済的にも一人前になるまではまだ半分だと思っています。

 

母ちゃんも頑張らねば

 

 

 

こちら。。。左の男の子(多様性を意識してかのアジアンパート?)は実は下の子です。

 

9月のスクールホリデーに撮影会があり、10月下旬にCHADSTONEに新しくOPENした

 

 

の、モデル体験(というかお仕事です)

 

 

Chupa Chups - Allkinds

Say hello to awesome: all kinds of bath, body, haircare, skincare & fun stuff made just for kids. And with zero gross stuff. Allkinds Australia.

Allkinds

 

 

こちらのお店では、全てオーストラリア産の商品展開です。

 

使用成分は、全て天然由来のもの。

 

子供たちの素晴らしい成長のために。。。

 

赤ちゃんのためでも、大人のためでもない。Allkindsは、ティーンエイジャーの子供たちのために作られた、楽しいセルフケアを発見できる場所です。

 

 

 

なんと撮影は終日かかりましたが、なんせまだまだ可愛いティーンのお年頃の皆さん、カラフルで楽しげな雰囲気を演出しているので終始、和やかに進んでいきました。

 

最後の方は下の子『今何時?』とお疲れ気味でしたが、これが最後のショットだよっと励ましつつ。。。

 

なんとか笑顔で乗り切りました!

 

クリスマスギフトがまだの方、ティーンの年頃でプレゼントって悩みますよね。

 

最近では男の子もスキンケアやPerfume にも気を使う様です。

 

BOXING DAY SALE 最大40%OFFも開催する様です。

 

 CHADSTONE店の店舗上部スクリーンを見てみてくださいませ〜。

 

必死の笑顔

 

      


今年も2ヶ月、少し落ち着いたようなそうでないような…

2023-10-29 | メルボルンでの生活

皆さま、いつもありがとうございます。

 

お元気ですか?

 

あっという間に今年も2ヶ月となります。

 

今年は、子供の進路や色々で落ち着かない日々を送っていましたが

 

上の子があと1週間で最後のEXAM期間が終わります。

 

こちらの高校生最後の年(Year12)ってどんな感じなんだろう?と思いながら様子を見ていましたが

 

ターム4が始まってあれよあれよという間に先週末高校最後の日を迎えました。(早くない?!)

 

その日は、保護者も軽食ランチとFarewellアッセンブリー(集会)に学校へ招待され

 

学生たちの門出を見送る最後の壮行会の様な感じでした。

 

全ての EXAMが終了後に、正式な卒業式は来月の『Valedictory』 のディナーパーティーで

 

これは『お別れ会』『告別の行事』『表彰式』などで生徒たち(保護者も)フォーマルで参列します。

 

学生たちはこの登校最終日が終わった後も まだEXAMが残っているというのに

 

ハロウィンのような仮装大会?と思わせるようなはちゃめちゃな格好をして参列。

 

花の17・18歳-楽しそうですね〜♪ 【追記〜このクラスメイトBOYS 4人とはパンデミックで自宅待機中もオンライン(ゲーム?)で繋がり互いに励まし合っていたそうです!そんなこんなであの時は乗り越えられたっと言っていました。】

 

これはオーストラリアやイギリスでは「マックアップ・デー(muck-up day)」とも呼ばれる上級生のイタズラで、学校、大学、専門学校の上級生による組織的なイタズラの一種だそうです。学年末に行われることが多く、学校の伝統行事にもなっているそうです。

 

そして、帰り際『何あれ?』と思わず目を疑ったのですが駐車場の何台かの車全体に張り紙がしてあったり、(その特定の車はお世話になった先生方のだそうです)校内もはちゃめちゃにして最後を飾る?のが慣わしの様です。

HeraldsSun.com.auより抜粋

ちょっとこれはやりすぎのような気がしますが…

 

更には近隣の学校で、校内のガラスを生徒が割ったなどの惨事に発展し、警察沙汰になった高校もあったそうです。

 

日本ではどちらかというと厳かに粛々と卒業式を祝うのでこういったことはあり得ない?!のではないでしょうか?

 

まぁ、度を越さない程度での仮装?などは公立校ならでは?!で面白かったです。

 

🎃   👻   💀   😱          😎    😜

 

さてさて、それもそのはず彼らは遡って約1年間、VCE を取得する生徒たちは過酷なEXAMの波に飲まれていたので、ある意味このやり場のない解放感を放出するためにも仕方のないことだったのかもしれませんね。

 

Year 12の生徒が卒業するとともに、Year11生のテスト『School-Assessed Coursework (SAC)EXAM』が開始され、約1年間に各科目4回(もし4科目取っていたら16回)、その他『General Achievement Test(GAT)EXAM』、そして、最後の最後にVCAA-EXAMが約3週間実施されます。

 

これらのコースワークは、すべて完了すると『S-satisfaction』と『N -not satisfaction』判定となります。

 

そして最後にビクトリア州では、『Australian Tertiary Admission Rank-ATAR』 があり、ビクトリアの大学入学センター(Victorian Tertiary Admissions Centre:VTAC)がビクトリア州教育修了証(VCE)を修了時に算出します。

 

VTAC は、Victorian Curriculum and Assessment Authority (VCAA)が発行する VCE の結果を用いて ATAR のスコアを算出します。ATARの算出には、少なくとも4つのVCEを認定された組み合わせで修了している必要があります。

 

と少しややこしいですが、要は色々な機関が関連し、今まで受けてきたEXAMやVCEの修了認定、そして最後のVCAAの EXAM結果を全て統合しこの【ATAR】スコアが出てくるわけですね。

 

Year 11年生から着々とEXAM を受け続けてきた生徒たち…ですが、こちらの学校は多くが受験するわけではないし、高校受験も特に希望しない限りは必要ないので、割と中学・高校の学生生活をのほほ〜んと過ごしてきた子供たちにとってはちょっと辛い1年間だったのではないでしょうか?

 

また、Year10(高校1年生)を修了した時点で、主に2つに進路が枝分かれしていて、『Victorian Certificate of Applied Learning (VCAL)』は、Australian Qualifications Framework (AQF)の中で認定される高等教育修了証を取得できます。VCALは、技術・進学教育(TAFE)、大学、見習い・訓練生、または就職への進路となります。

 

しかし、16歳・17歳から大人に混ざって見習いとはいえ有給で働き始めるのは素晴らしいことだと思います。

 

うちの上の子はVCE へ進みましたが、お友達でがっちり稼ぎ始めている子がいて、たまに学校で会うとその子たちの話を聞いて羨ましそうにしていました。

 

ということで、ジムなどで身体を鍛えている上の子もなんとか無事卒業を迎えられそうです。

 

勉強もジムでのトレーニングに例えて『No pain, no gain』これは…

 

「成功するには一生懸命頑張らなければならない」

「痛みなくして得るものなし」や「労力なくして得るものなし」

「楽しむために、楽をしない」

 

などの意味。

 

途中Year 9・10(中3・高1)はパンデミックでここメルボルンは完全ロックダウンだったので自宅学習も多く

 

友達とワイワイ楽しいことが好きな子なので、その間は部屋でゴロゴロと気力もなかった様でしたが

 

ここ約1年間は、自分の部屋の机や、場所を変えてダイニングで勉強している姿を見ることもあり

 

ちょっと心配だった上の子も、なんだかんだ頑張ってきた様に思います。

 

ということで、段々と落ち着きつつある日々…

 

私は今までの働き方とは違いカジュアルなので、大分気持ち的にも楽になり、こういう働き方も気に入っています。

 

大体今は週3−4日ですが、仕事がない日はここぞとばかりHOT YOGAやCLASSIC YOGAで汗を流しつつ

 

家のこと全般や考えごとも色々できるのでこのくらいのペースでちょうどいいかな。

 

でもまだ肩に力が入っているようで(精神的に?)Yogaのインストラクターには注意されていますが、いつになったら肩の荷が降りるのか…(ホントに今まで生活を楽しむというよりも色んな苦労が多かったよなぁ、これからは少し楽しめる様に過ごしたいものです)

 

まぁそれでも少し今までやりたかったことの一つ、週末はクラシック音楽のコンサートへ EXAMが終了した上の子と出かける予定。

 

こんなことができるのも、子供たちが成長してきた証ですね。後もう少し。

 

今晩の夕食は兄弟で『手作りトマトソースとたっぷりチーズをのせてオーブンで焼いたチキンカツ』サラダを添えて作っていました。

 

チキンを揚げるところからだったので時間はかかっていましたが、片付けもしっかりやってくれて『2人で頑張ったね!』と声を掛け合っていました。

色々なスパイスで下味を付けてあり美味しかったです

 

次回は、広告宣伝の様ですが『Chadstoneに新しくできたShop-Allkindsのモデルに挑戦』

 

たまにまだ寒い日がありますが過ごしやすい初夏になりつつあります。どうかお身体大切にお過ごしください。

 

 


それぞれの進路!J君オープンキャンパスへ、N君セレクティブスクール受験してみた

2023-09-10 | ニュース

皆さま、こんにちは。

 

日本では。。。季節が春に移り変わり、桜のつぼみがほころび始める頃。 ポカポカした陽気が一転、急に冷え込むことがあります。 このような、冷え冷えした寒さが戻ること花冷え』といいます。 花冷えの『花🌸』とは桜のこと。

 

と、季節が真逆のメルボルンのこちらでも同じ様に言えるか分かりませんが、春に移り変わりつつある最近は寒くなったり、暖かくなったりが続いています。

 

桜もそろそろかなぁと先日は、『Banksia Park』に行ってみましたが、今にも咲きそうなつぼみをつけているもののまだ一部しか咲いていませんでした。

 

 

Banksia Park Cherry Grove

The delicate blossoms of Banksia Park’s cherry trees may be fleeting, but the history of this beautiful grove tells a story of resilience and lasting friendship.

 

 

 

思い起こせば、上の子が中2(Year8)の今くらいの時期、知り合いのママ友さんから

 

『誰それさんの子がどこどこのセレクティブスクール受かったんだって!』と聞いたことがありました。

 

その時は『へーーーーー』くらいの感じで一体それがどんなものだか全くわかっていなかったことを思い出しました。

 

以前にオーストラリア(私の住むメルボルンはビクトリア州)の学校のシステムの記事を書いたことがありました。

 

ビクトリア州の学校システム・ランキング - 私のメルボルンライフ

 

日本だと自分の経験も踏まえ大体こんな感じかなぁとか、同じ学校に通う周りの友達の様子も反映させつつ子供の進路なども考えると思うのですが、こちらは色々な選択肢があり千差万別です。

 

しかも当初は学校のシステム自体がよくわかっていなかったので自分で一から色々と調べるしかありませんでした。

 

一番はその子に合った方法で進路の方向付けをしてあげれば良いのではないかと思います。

 

またそれぞれのご家庭での考え方もあるので一概には何が最善とは言えないと思います。

 

が、ここ数年仕事で小学校部門(公立・私立・カトリックその他)の様々な環境に携わってみていると中等教育部門(以下セカンダリー)の学校選びの方を重要視するという意見もありますが、私は、まずは小学校選びの方が重要なのではないかと思います。この後、学校選びのポイントなど書いてます。

 

何故かというと子供の基礎学力や言動を形成する上でPREPからの7年間は今後の軸にもなってくるからです。

 

特に、私立校・カトリック校は一言でいうと厳しく、子供一人一人の行動に先生もとても注意を払っていると思います。

 

かといって公立校が注意を払っていないというわけではないのですが、どちらかというと物事の許容範囲が広いというか、もう少し自由感があるかなぁという感じ。

 

うちの子供の場合は小学校はカトリック校セカンダリーは公立校だったので、逆にちょっとそのギャップが大変だったかもしれません。(特に敬虔なクリスチャンとか洗礼を受けたというわけではなく学校もそこまで宗教色が強い、というわけではありませんでした。)

 

教師歴20年以上の教育実習でお世話になった(カトリック小学校の)ベテラン先生は、授業中子供たちが言ったことをちゃんとできていないとどか〜んと雷が落ちるくらいにとっても怖かったのですが、その先生曰く、公立も私立もカトリックもそんな変わりないわよと言っていました。が、『いや、でもその先生からはとても熱意を感じられました(心の声)』

 

また仕事で行った私立Grammar校は校風が良く、サポート体制も整っているし、先生方もとても感じが良く言動も自然で素敵な方々でした。

 

私は、小学校・中学校は学区内で、高校・大学は私立の女子校でした。建物も立派だし、制服や小道具系、全てに関してお金かけてるなぁという感じでしたが、今思うと親に感謝ですね。

 

オーストラリアの公立は制服代や教科書、ラップトップ、その他遠足などの諸経費はかかるものの授業料はあくまでも無料(寄付という形態)。校内に売店はあってスナックやちょっとした食べ物は購入できますが、給食はなし。

 

例えば兄弟姉妹を私立に6年間通わせ、更に塾や習い事となると家が一軒建ってしまうくらいの高額。カトリック校は額が一桁違い私立と比べるとグッと費用は抑えることができます。

 

その後上の子は家の近くの公立のセカンダリースクールに6年間通うことになりますが、今年最終学年(VCE)になります。*The Victorian Certificate of Education 

 

スクールランキングも圏外の圏外、入学して3年目くらいには教師陣の熱意があまり感じられないと、本人曰く気付きはしたものの、その後すぐコロナ自粛期間もあったのでそのままその学校に在籍することになりました。

 

多少自由感はありますが、進路を決める上で大切な体験してみたい専門コースを主要教科以外に週1で選択させてくれるプログラムがあり、大学やTAFEなどに通いCertificatelevelを取得し将来何をやりたいのか?ということの助けにもなったことと思います。

 

何よりも上の子はどちらかというと社交的で周りとワイワイ楽しみながらたくさんの友達に囲まれてというのが好きなのでこれはこれで良かったのではと思いますが、これからの数ヶ月は最終試験に向けての真最中なので最後まで気を抜かず頑張ってもらいたいものです。

 

現在は色々な大学のオープンキャンパスに参加していますが、まだ具体的には決まっていない様です。

 

日本とは違い浪人するという選択はなく、ギャップイヤーで1、2年期間を空ける場合もありその間色々な職業体験をしながら、今後の進路を決めたり、進学する場合はどこかしらの大学で勉強する、または最終スコアが希望の大学のコースに届かない場合はまず準備コース(Pathway)からという選択になる様です。

 

こういうところから見ても、確かに高校卒業レベルの学力取得は必須ですが、ただ良い大学に入るために暗記ベースの受験勉強をするというわけではなく、自分が専門的に何を習得したいか、それをするためには大学で何を学ぶのか?将来生計を立てていく上で生業になり得るのか?ということに重きを置いているように思います。

 

学校選びの話をすると、こちらの中等教育学校(セカンダリー)は奨学金制度や私立校は入学試験がある学校もあり、選抜校以外の公立校は特に入学試験はなく学区によって決まります。(最近は越境通学も厳しめになっている様です)

 

また、学校独自の進学に特化したコースやSEAL(Select Entry Accelerated Learning )を採用している学校は入る前にテストがあるのですが、学校を決める上でスクールランキングというのが参考になっている様です。

 

セカンダリーを選ぶ際に考慮すべき最も人気のある6つの要素をリストアップしてみるとこんなところが着目点となっている様です。(一部抜粋↓)

 

1. 学業面での評判
学校を選ぶ際にまず注目したいのは、その学校の学業成績です。生徒の成績は?VCEの平均点は?VCE修了者の何%が大学に進学しているか?その学校が得意とするVCE科目は何か?

 

2. 施設とリソース
もう1つ考慮すべき点は、学校が提供する施設やリソースです。最先端の技術や研究室があるか。幅広いVCE科目を提供しているか?近代的な教室があるか。設備の整った図書館があるか?テクノロジー、パフォーマンス、野外教育が充実しているか?これらはすべて、子供の学習体験に大きな違いを もたらします。

 

3. 生徒と教師の比率
セカンダリーを検討する場合、生徒数と教師数の比率は、子供がどれだけの個別指導を受けられるかの目安になります。これにより個別的な配慮が行き届くことになり、学習にとって有益となります。

 

4. 課外活動
優れた学校は、スポーツチームから演劇クラブ、ロボット工学に至るまで、多種多様な課外活動を提供しています。子供がどのような活動に興味があるのかを考慮し、選択する学校が充実していることも大切かもしれません。
提供されているプログラムの質にも細心の注意を払いましょう - プログラムがきちんと運営され、そのプログラムを最大限に活用できることを確認要。

 

5. 立地と学費
学校の立地。自宅から近いか?公共交通機関で簡単にアクセスできるか?もちろん、公立高校は私立高校よりも学費が安くなります。

 

6. 校風
学校の文化は、このリストの最後の要素です。この雰囲気を定義するのは難しいかもしれません。結局のところ、毎日6時間をそこで過ごすことになるのでカトリック系の学校なのか、無宗派の学校なのか。学校の核となる価値観は何なのか? 校風を知るには、学校を訪問してミッション・ステートメントに目を通すことも大事です。そうすることで、学校の理念や何を達成しようとしているのかがわかります。


最も重要なのは、子供が楽しく学習に取り組めるかどうかです。その子にとって最良の学校とは、学校ランキングの順位に関係なく、その子の可能性を最大限に引き出してくれる学校なのでは?と思います。

 

実際こういうランキングがあることで、成績が思わしくない生徒たちは、ランキングに反映されるテストを学校側が受けさせないように仕向ける(闇)なんて話も聞いたことがあります。そうやって得たランキングが高いだけの学校があるとするならばそこへ行かせたとしても実際はどうなのだろうか?と疑問に思います。

 

さて、下の子ももれなく上の子と同じ学校へ通っていますが、セカンダリー入学と共に始めた陸上競技などでも勉強でも割と自ら率先して集中し好成績が出るよう頑張っていました。その子自身の特性もありますが、小学校から今までの国内共通テストなどの結果から見ても上位10〜20%に位置していました。

 

上の子の学校についての意見も参考にし、もしかしたらもう少し周りもアカデミックな環境で勉強した方が良いかもしれないなと思い、昨年のちょうど今頃の中1(Year7)ターム3くらいから、一年後の中2(Year8)で受験するセレクティブスクールの準備を始めました。

 

塾に週一回とそれにプラスして今年からセレクティブスクール受験のための模擬試験コースへ通っていました。

 

なんでもこの狭き門をくぐるために、小学校入学時くらいから塾に通い続けている、なんて話も聞きます。

 

そもそもビクトリア州には4校しかなく、公立校で上の6つのリストをほぼ網羅しているので人気校ではあるようです。

 

そもそもセレクティブスクールとは何?かというと・・・

 

ビクトリア州の選抜制高校は、9年生から12年生までの生徒を対象としています。

 

以下の学校があります(4校)

 

1. Melbourne High School (boys only) in South Yarra.

サウス・ヤラにあるメルボルン・ハイスクール(男子のみ)

 

2. The Mac.Robertson Girls' High School (girls only) in Melbourne.

メルボルンのマック・ロバートソン・ガールズ・ハイスクール(女子のみ)

 

3. Nossal High School (all genders) in Berwick.

バーウィックにあるノサル・ハイスクール(男女共学)

 

4. Suzanne Cory High School (all genders) in Werribee.

ウェリビーにあるスザンヌ・コリー高校(男女共学)

 

試験について(受験料は$160、所定のサイトより登録します↓)

 

 

Victorian Selective Entry High Schools

Victorian Selective Entry High Schools provide an excellent education for academically high-achieving students in years 9-12.

Australian Council for Educational Research - ACER

 

*今年(2023年)からプロバイダーがEduTestからACERへ変更になってます。

 

2023年は7月15日(土)に開催。割り当てられた会場へ向かうとなんと長蛇の列。。。

 

試験は午前の部と午後の部があり、開始から終了までなんと4時間半!うちは午前の部だったのですが会場へはAM7:30入りで、実際の開始時間は8:30。冬の真只中のかなり寒い日だったので受験生はトイレも苦労したそうです。

 

入学試験は筆記試験であり、面接はありません。到達度よりもむしろ能力をテストするように設計されており、高次の思考スキルに重点を置いています。

 

どのセクションにおいても、要求される知識はYear 8のカリキュラムを超えることはありません。(いやいや超えてます、かなり難易度は高いですー本人談)

 

2023 年、入学試験には以下が含まれます(5項目が平均的に高いというのが望ましいようです、どれかの項目が非常に高くても他の項目が平均以下だと良いとは言えないようです)

 

 推論問題(REASONING)- 読解と数学の推論問題は、生徒の生活および学問的な知識や技能を活用し、問題や課題 に適用する能力を評価します。

 

1. 読解(Reading) 50Questions/35Minutes

様々なジャンルの文章を使用し、受験者の読解力を評価します。理解力から推測分析力まで幅広く評価されます。

 

2. 数学(Mathematics)60Questions/30Minutes

このテストでは、学年相応の数学的知識と推論、および実社会の背景への数学の応用を評価します。以下の分野が評価されます: 数、代数、測定、幾何、統計、確率。

 

一般的能力(GENERAL ABILITY)- 一般的な能力問題は、高次の思考力や問題解決能力を証明することにより、各試験分野における生徒の学習能力を評価します。

 

3. 口頭能力(Verbal)60Questions/30Minutes

言葉、概念、論理を用いて思考し、推論する能力を測定します。語彙、語句関係、分類、推論、演繹が評価されます。

 

4. 数量(Quantitative)50Qurstions/30Minutes

このテストでは、抽象的な背景と実世界の背景の両方において、数字、パターン、図形を使用して受験者の思考力と推論力を評価します。評価される分野は推論(論理、数値、抽象、空間)と問題解決です。

 

筆記エッセイ(Writing)- 今回のお題は、『Space(宇宙について)』

 

5. 記述問題(Writing Tasks)2parts-20Minutes/20Minutes

このテストでは次のことが要求されます。
創造的および説得的なジャンルにおいて、創造的なライティングスキルを証明する。的確な表現で自分の考えを伝え、考えを首尾一貫してまとめること。

 

ヒエェェ…書いてる私でさえ目が回ります😵‍💫😵‍💫😵‍💫

 

しかも解答するだけではなく、限られた時間との闘いで、わからない問題があってもどんどん進めていかないと時間内に終わるのは到底無理だそうです。

 

ということで、約1ヶ月後結果発表がありました。

 

最後の方の模試では段々と難しくなり下降気味だったので、どうかなぁというところ。

 

今回は残念ながら不合格だったとしても、今の学校で中3(Year9)からの選択科目での数学は飛び級でYear10に入れるようだし、全体的に学力の底上げができたので、この1年頑張ったことは決して無駄にはなっていなかったと本人も自信がついたようです。

 

本人は受験後、『難しかったけど、集中力を途切らさないように全力で頑張った』と言っていたので記念受験で良い経験にもなったことでしょう。

 

さてさてN君、初のセレクティブスクール合否はというと…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無事『合格🌸』しました!!!

 

4校あるうち、一つは遠方の街を挟んで西部地区、一つは女子校

 

なので必然的に2校に絞られるわけなのですが

 

こちらも家からはちょっと遠いのですが、本人希望もあり男女共学校へ来年から通います。

 

同じ学校からは韓国籍の女子と、N君男子の2人。本当は一緒に受験した仲良し男子3人で行きたかったのだけどね。

 

また、こちらの学校はLOTE(第2外国語)で日本語を選択できます。

 

実はN君、今から10年前の日本語土曜校の幼稚園面接で、受験日の連絡メールが受信できておらず当日電話で知らされ準備もできないまま面接を受け、上の子が通っているにも関わらず落とされてしまったことがあります。

 

これ以降、同じ年齢の子たちと日本語を通して様々な経験を学ぶという環境を断たれてしまい、私も少しは教えていたものの、これを機会に新たな環境で10年越しのリベンジとなりそうです!(冗談です

 

そんなこんなで色々ありますが、今年1年は日本での法事もキャンセルし、人々がたの〜しそうにSNSでアップデートしている旅行の様子を横目で見つつ、子供への日々の声かけや、毎日の学校での出来事に耳を傾け、表情や様子・態度を見つつ、あまり口うるさく言わず、栄養バランスのある食事を提供し…などなど

 

基本褒める(褒められて嫌な気持ちになる人は稀)でも、怒る💢時は、事前に『これからぶったるんでたら怒鳴るからね(BOYSなので厳しめ+昔剣道部所属)』と前置きを入れておくと、子供も突然、闇雲に怒られた!とは感じないかもしれません。(タイガーママではありません🐯)

 

旦那に、『N君、どこどこ高校合格したよ』と言ったら、まるで冒頭の私の様に『へーーーーー、なんていう学校だって?スペルは?』と全くもって知らなかった様子。

 

ちょっとホッとしたのもありますが、落ち着いたら日本へ行こうかなぁと思ってはいたものの、航空券は高いし、上の子の試験期間も続くし、来年から入学する学校のスクールツアーや、オリエンテーションなど色々な準備もありまだOn goingで続いていきそうです。

 

後1週間で春のスクールホリデー。季節もかなり春らしくなってきそうですね。

 

*途中ちょこちょこと編集入れて改良版を出してますので、また覗いてください💓

 

 


「小さな世界(It’s a small world)」〜六次の隔たり

2023-08-22 | オーストラリアでお仕事

皆さま、こんにちは。

 

寒い寒いと言っていた冬の始まり、慣れとは怖いもので日中の気温12、3度くらいならまぁなんとか過ごせる感じになってきました。

 

そして、もう周りは黄色のミモザやピンクの梅・桃の花が咲き出しています。(どちらかは未だ不明)

 

年々寒いのは堪えますが、なんとか今年の冬も凌いだかなぁというところ。

 

そんな地方都市、日本とは季節が真逆のメルボルンの『今』からお伝えしています。

 

そんな私も、週3〜4日くらいで、街の片隅の学校で働いている毎日です。

 

こちらへきた当初はまさかこんな現地密着ローカルの雰囲気で働くとは思わなかったし

 

どちらかいうと現地の友達は少なかったので、今までもこれからもそんなにご縁はないのかなぁとは思っていたものでした。

 

この仕事も大体2年くらい経ち、この関連で知り合いになる人々と不思議なことに子供を介してや何かと多くの繋がりや面白い一致などが見られるようになりました。

 

はじめは『まぁ偶然でしょ、このくらいなら確率の問題でありえるな』程度であまり深くは考えてなかったのですが、どんどん出てくる出てくる。。。

 

一番はやはり子供関連で繋がりが多いですね。(後は日本へ旅行で行ったけどまた行きたいとかもか・な・り多い)

 

最近では、もう17年もこちらにいてその間10回くらいしか日本へ戻っていない私よりも何度も行って日本の事をよく知っている方々が多い。

 

地元で働く方々が多いので、しかも大体私と同年代ともなると子供の学校や学年までも一緒ということも。

 

まずはご縁でいうと、教育実習でお世話になった先生とは今もたまにキャッチアップしています。先日は○十歳のお誕生日に呼んでいただきました。(現地の方ですが日本語の先生でパーティでも日本へ行ったという方々がたくさんいて写真を見せ合って盛り上がりました)

 

そしてまた違うケースでは、子供が同じ学校、高3(Year12)で、数多くある中の選択科目が一緒という同じ職種のお母さん方、しかもここ数ヶ月で3名も。

 

家に帰って上の子に聞いてみると、『知ってる、同じクラス』と言うではありませんか。

 

その内下の子の学年も一緒という方もいてびっくり!こんな偶然の一致ってありえる?!

 

そしてその内お一人のお母さんとは年齢も一緒で、生れ月も1ヶ月違い。

 

しかも旦那さんが日本人。苗字が日本の姓なのになんで今まで気がつかなかったのだろう?

 

昨日もまたご一緒したAideの息子さんは学校は違うまでも下の子と一緒の学年。その人の弟さんが私と同じ誕生日。『えぇ〜?!』

 

また、違う日は子供達の小学校が同じだったという方も。更には今はちょっとポーズ中ですが以前BOYSがやっていたバスケットボールの特定チームのコーチもやっているという先生も。(毎週末試合があったのですが、会場では会ったことなかったなぁ、でもきっとすれ違ってはいたことでしょう)

 

そんなこんなで、ちょっとした『It's a small world.』 でそんなお互いの関連する会話で盛り上がったり、電話番号を交換してまた会いましょう、と約束したり。

 

あっそうそう、もう一つありました。以前の記事で下の子がColesのCMに出ちゃったという内容があったのですが、その時の妹役の子のお母さんがなんと同じ職場・職種の方でした。

 

なんで気付いたかというと、その撮影時、妹役の女の子を連れてきていたのは旦那さんだったのですが、ちょっとした会話で住んでいる場所、奥さんの国籍、同じ職種の勉強をしているなどなどの切れ端からしばらくしてある学校で会ったその人に『もしかして』レベルで聞いてみたら一致していました。お互いビックリ!!!

 

もっとあったような気がしますが、そんなこんなで出てくる、出てくる。。。

 

偶然同じような境遇の人々が集まるのだろうか?

 

以前に耳にしたことのある『六次の隔たりとは?』小さな世界問題

 

六次の隔たりとは『世界中の人間の中からAさんとBさんという2人を取り出したとき、2人を媒介する知人を何人つなげばこの2人がつながるか?』という問いと

 

それに対する答え『どこに住んでいるのかに関わらず、無作為に選ばれた個人AさんとBさんをつなぐには、平均してたった5人の媒介者がいれば十分である』という事実を指します。

 

媒介するのは5人ですが、AさんとBさんを入れるとスタートからゴールまで7人になり、その間は6つなので『六次の隔たり』と呼ばれます。

 

たったの5人媒介すれば誰とでもつながる、この驚きの事実を指して『小さな世界問題』と呼ばれることもあります。

 

そして今では、6次の隔たりはSNSなどのインターネットによって3.5次の隔たりになっていて

 

社会的距離はどんどん縮まり、世界はより小さくなっている様です。

 

皆さんもそんなご経験ありませんか?

 

庭に無造作に咲いた菜の花

 

段々と春らしくなってきているメルボルン、今年はチューリップフェスティバルでも久々に行ってみようかなぁ🌷🌷🌷

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