「映画 少年たち」応援上映が最高だった&映画の楽しみ方について考えた【中の人ブログ】

製作総指揮ジャニー喜多川、東西ジャニーズJr.大集結の「映画 少年たち」が2019年3月29日に公開されました。これまでも小出しにしてきましたが、中の人はいわゆるジャニヲタです。「少年たち」の応援上映なるものに行き、とにかく楽しかったのと、映画の楽しみ方についても色々考えさせられるところがあったので、書き記しておきます。

「映画 少年たち」

ジャニーさんが企画・構成・総合演出を手掛けてきた舞台「少年たち」初演から50年、初の映画化。テーマは少年刑務所。メインのロケ地は重要文化財に指定されている旧奈良監獄。公式ウェブサイトの左上とパンフレットの裏表紙にはジャニーさんの絵とサイン。第9回北京国際映画祭パノラマ部門選出。

とりあえず、とにかく色々とすごい映画なのです。

大ヒット御礼企画として、①映画と実演(上映+キャスト登壇のショータイム)、②全国ライブビューイング(全国劇場での実演ライブビューイング※キャスト不在)、③応援上映(※キャスト不在)が開催されました。

私は②のライビュと③の応援上映に行ったのですが、②のほうはこじんまりとした映画館&平日夕方(ベトナムは祝日)だったからか観客も大人しかったのですが、③ですよ、③。応援上映。とにかく最高でした。

応援上映に行ってみた

応援上映は、声援OK、応援グッズやサイリウムの持ち込みOK、コスプレOK、という上映。最近増えてきているような気がします。

「少年たち」公式ウェブサイトの一文を引用すると、「かけ声や名セリフを唱和したり、映画の本編にツッコミを入れたり、劇中の曲に合わせて盛り上がったり、これまでと一味違った楽しみ方ができる映画鑑賞のスタイルです」。「静かに映画をご鑑賞されたいお客様には不向きの上映となります」とも。通常の映画と同じ料金で楽しめます。

応援上映に行ったことがなかった私。この映画はもともと舞台だったこともあり、ミュージカル要素が強く、最初と最後に長いショータイムがあり、さらにストーリーの中でもちょこちょこ歌ったり踊ったりするので、応援上映=ショータイムにわいわい盛り上がる、という感じかと思っていました。ちなみにこの映画の鑑賞は応援上映が2回目でした。応援上映はストーリーがわかった上で観たほうが楽しめるので、2回目以降の鑑賞がおすすめです。

いざ上映が始まってみると、まずはショータイムなのでサイリウム振ったり掛け声かけたりきゃーきゃーしたりして、おたく仲間の映像鑑賞会のような感じ。で、本編。びっくりしました。劇場はさながらボディビルの大会の会場。観客からツッコミが飛び、周りがツッコミに笑い、の繰り返し。本編は最初から最後までシリアスで、爆笑する要素なんてないのですが、私も腹がよじれるくらい笑いました。

まぁジャニーさんの世界観はあくまでもジャニーズワールドなので、この映画もジャニーズワールド。でもおたくからしたら最高だし、おたく視点のツッコミどころも色々あるし、私は2回ともラストでちょっと泣いたし。でも、応援上映では観ながら思わず浮かんでくる言葉を発して見知らぬおたくたち皆で一緒に笑って(わかるわかるwwwみたいな仲間意識)、楽しすぎて大興奮でした。

おたくはよく本人不在の誕生日会や映像鑑賞会を開きますが、応援上映は、映像鑑賞会を知り合いではないおたく仲間と大スクリーンでできる、という何とも理にかなった最高なイベントだったわけです。

私はコンサートなどでもキャー!とか声を出すタイプではなく、時には声を出して笑いますが、基本的にはじっと双眼鏡をのぞき込んでいるタイプです。応援上映でも人のツッコミを聞いて笑うだけでしたが、私が入った回は応援上映慣れしたツッコミの上手な面白い方が多かったので、大盛り上がりでした。でもたぶん、私みたいなタイプばっかりだと大人しい応援上映になるのかも…。

上映中のツッコミがどんな感じというと、母親(森口瑤子さん)が少年刑務所に面会にくると「ママ!デコルテ!」とか、物語のキーになるノートが出てくると「100均のノート!」とか、危ないシーンにさしかかると「気を付けて!」とか、病院での点滴のシーンで「点滴落ちてないよ!」とか、もう目の付けどころが秀逸で、とにかく笑いっぱなし。もう一度言いますが、笑える内容のストーリーではありません。

ちなみに同じ回に入った方々のレポをあさっていたところ、あの回は面白い方が多かったようで神回だったらしい。

映画の楽しみ方はいろいろ

ベトナムの映画館で映画を観ると、笑ったりつっこんだり、ベトナム人の観客のリアクションにびっくりすることもあります。ベトナムで1人で映画を観ている人も少なく、以前ベトナム人の友人に聞いたところ「映画館での映画は友人と観て楽しむものでしょ~」と。

少し前に現地で「ハイ・フォン(原題:Hai Phượng、英題:Furie)」を観たときには、アクションシーンのクライマックスで「ヒュー!」という声があがり、拍手が沸き、大盛り上がりでした。

このときの様子はこちら↓
ベトナムの映画館で「ハイ・フォン」を観たら…※ネタバレなし【中の人ブログ】

劇場内=静かにルールを守らなければならないところ、ということになっているからルールも守るし、守っていない人(スマホの画面の光など)が気になってしまう。でも、応援上映の「しゃべってもOK」みたいに、自宅で家族や友人と映画を鑑賞するように楽しみたい人向けのスクリーンがあったらそれはそれで面白いのかも(要は応援上映推し)。

海なし県出身ですがまだ観られていない「翔んで埼玉」でも応援上映があったようですし、応援上映のような新しい楽しみ方がこれからまたどんどん増えていくのかもしれません。個人的に、新しい映画の楽しみ方としてとても良いと思っています!

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