*なる子情報*

【雨の日】私にとって他人の「小さな優しさ」を思い出す日

こんにちは、なる子です。

今回は番外編です。

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今日の東京は雨。

こんな日は、あの日の

心温まる出来事を

私は思い出すのです。

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雨が降ると思い出す

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「今日は雨だ」

そう思うのと同時に

「あの雨の日は

忘れられないな...」と

心が、じんわりと

温まるのです。

 

これからお話するのは

私が東京で出会った

ステキな優しさを持つ

とある人のお話です。

あの日は突然の雨だった

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あの時、私はとある大型雑貨店で

働いていました。

販売職という事もあり、

早くても20時上がりでした。

 

「今日も仕事が沢山あったし、

大変だったな...」

肩を上げるのもツライくらいに

しんどくなるまで

残業して働いていました。

 

そんな時、

追い打ちをかけるかのように

突然の大雨が。

 

「雨、降ってるなぁ。」

「あ...。傘、忘れた」

 

実は、この日は天気予報では特に

雨という情報はなく

傘を持っていなかったのです。

 

仕事中は制服を着用していた為

一度、着替える為に反対側のビルに

渡る必要があったのです。

 

ですが、明らかにひどい雨。

 

これでは次の日の勤務に

着ていけなくなる程

濡れてしまう。。。

 

パカッとスマホを開き

天気予報を確認すると

ずっっと雨。

 

・・・急に

変わったんだな、こりゃ。

 

仕方ない、渡るか。

嫌だけど。

濡れたくないけど。。。

 

そんな事を思いながら

勢いをつけて

渡る覚悟をしていた私。

 

すると、ふと目の前に

更衣室で着替えた後に

階段を降りて

こっち側に渡ろうとする男の人と

目が合ったのです。

いくよ!の合図

勢いをつけて渡ろうとしていたのが

見えたのでしょうね。

向こう側にいる彼が

大きめの声で話しかけてきた。

 

「雨、急に

   降ってきましたねーーー、

 大丈夫ですかーー?

 傘あるので、

   そっちにいきまーす!!!」

と私に言ってきたのだ。

 

私はびっくりした。

だって知らない人ですよ?

思わず私の後ろに誰かいて違う人に

声を掛けているのかと思いましたよ。

 

そして私の方に駆け寄ってきて

「これ、渡るのは

  さすがにキツイっすよね」

そう笑顔で言ってきて

「よかったら傘、入ります?

向こうまで送ります」と

言ってくれたのだ。

 

私は驚きました。

 

知らない人に

あなたなら

声をかけられますか?

 

いくら自分が傘を持っていても

なかなか出来る事では

ないと思うんですよ!!!

 

私は

「いいんですか?

 ありがとうございます!」

そう答えて向こう側まで

送ってもらいました。

 

最後、建物に入る時にも

ありがとうの気持ちは

伝えたけれど

口では言い表せない何とも言えない

嬉しさがありました。

 

東京にも、こんな人いるんやな。

他人のことも気に出来る、

優しい人が存在するんだ。

疲れていた心に沁みましたね。

 

...というのも、この時

私は仕事の内容は

楽しいけれど体力的なツラさと、

地元の大阪に帰りたい気持ちなど

色々なものが混ざり合って

大変な時期でした。

 

だから、余計に

感動しちゃったんだと思います。

 

・・・東京も

捨てたもんじゃないな。

 

ちょっと嬉しくなったのを

今でも覚えています。

他者への優しさ

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結局、誰だったのかは

分からないけれど片手に同じ販売の

制服を持っていたので、

違うフロアの同じ会社の人だった事は

分かりました。

 

その後は会う機会もなく、

たまに売り場にかかってくる

内線の声がそっくりな方がいましたが

確証はないので分かりません。

(勘違いやったら恥ずかしすぎますからね...)

見た目が似ている人も

別フロアで見かけましたが

絶対に合ってるとは言えない。

 

それに傘に入れてもらったあの日

そこまで、しっかり

顔を見ていなかったのですよ実はね。

 

あの人は誰だったんだろう?

そう思いながら結局、職場を

離れることになりました。

まとめ

東京にも、こんなに優しい人がいるんだ。

知らない人にも手を差し伸べる

やわらかな日差しのような

あたたかく、そして心地良い人がいるんだ。

そう分かって嬉しくなったことを

今でも忘れません。

 

その為、雨は嫌いですが

この事を思い出し

「今日も頑張ろう」

「優しいステキな人もいる」

「私も他者への優しさを大切にしよう」

そう思うのです。

 

雨の日は気分が憂鬱になる。

でも、それを少しだけ変えてくれたのは

見ず知らずの優しい助け人でした。

 

そして雨が降ると心の中で、そっと

あの人に伝えたくなるんだ。

 

「優しさを、ありがとう。」って。

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ーなる子ー

 

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