【天津飯の気功砲のような決め技】
以前、デリシャスパーティ♡プリキュアの毎回のストーリー定型は、ヒープリ(特定の物に宿る妖精)とプリアラ(敵によって料理をまずくさせられる)を合わせたような内容じゃないかと予想したが、ずばりその通りだった。キュアラーの何割かも、各種媒体から第一話のストーリーの概略は把握しているものと思うが、念のため紹介する。
ある日、和実ゆい(キュアプレシャス)は、家の定食屋の手伝いか何かで、手提げ袋におにぎり等を入れて歩いていた。コロナ禍のため、デリバリーヘル・・いや、デリバリーサービスを行っていたのかも知れず、配達の途中だったのかも知れない。
すると宙に浮く白狐に出くわす。名は米米CLUB、いや、「コメコメ」と言い、腹ペコの様子。そこで優しいゆいは手提げ袋に入れていたおにぎりをあげた。
コメコメは「コメー!」と感激し、おにぎりを平らげると、「向こうにもお腹をすかした仲間がいるコメ~。」的なことを言って、ゆいを先導する。
ついていくと、腹をすかした宝塚の男役のような男装の女性のような男(?)がいた。名はローズマリーと言った。しかし絵では腹痛に苦しんでいるよう。女性なら生理痛で苦しんでいるよう。
♪痛くなったらすぐセデス~ 偉くなったらメルセデス~♪(byアメーバ大喜利)
ゆいは、この空腹の様子じゃ、おにぎりだけじゃ満腹にならないと思い、家に連れて行き、定食屋の「朝定食」のようなものをご馳走する。メニューは味噌汁、干物、おにぎり2個だが、客人をもてなすには質素過ぎやしないか?
ローズマリーは気を使って「元気特盛―っ!」と言うが、内心は「人がこんなに腹すかしてんだから、肉位出せよ。」と思っていたかも知れない(?)。
ローズマリーたちは、自分たちが暮らしていたクッキングダムという世界で、その世界の全ての料理のレシピを記した「レシピボン」を、怪盗ブンドル団に盗まれたのだという。
次にブンドル団が狙うのは、美味しい料理に宿る妖精「レシピッピ」なのだと言う。ローズマリーが出された定食に何某かの「行為」を行うと、その中におにぎりのレシピッピが現れた。
その後、ローズマリーたちと別れたゆいは、幼馴染の品田拓海とオムライス屋に行き、人気のオムライスを注文して食べるが、食べている途中、いきなり味が変わり、まずくなった。
ふと気づくと近くにブンドル団幹部のジェントルーがいて、「ブンブンドルドルブンドルー」と、呪文のようなものを唱え、オムライスからレシピッピを奪っていたのだった。
そしてジェントルーは厨房のフライパンをモンスター「ウバウゾー」に変える。その気配を察知し、ローズマリーとコメコメが駆け付け、ゆいに逃げるよう、促すが、ゆいは「あたし、レシピッピを助けたい!」と、闘う姿勢を見せる。
その時、コメコメが持っていた「ハートキュアウォッチ」が強力な光を放った。コメコメは「ゆい、これを付けて!」と言うと、ゆいは「プリキュア・デリシャススタンバイ!」と発し、左腕を高く上げ、ポーズを決めた。
更に「パーティ・ゴー!」と言い、パクトに入ったコメコメを、まるでおにぎりを握るかのように、「にぎにぎコメコメ、ハートをこめこめ」と言い、キュアプレシャスに変身した。「あつあつごはんで、みなぎるパワー!キュアプレシャス!!」
プレシャスはウバウゾーの攻撃を難なく跳ね返すと、両手を前に出し、ドラゴンボールの天津飯の気功砲のようなポーズを取り、「プリキュア・プレシャス・トライアングル!」と叫んでパワーを放ち、ウバウゾーを浄化した。
最後はプレシャスとウバウゾーがそれぞれ両手を合わせ、「ごちそうさまでした!」と言って一件落着。
ところで、ナレーターを務める宮崎美子氏も今後、ストーリーの中に何らかの役で出演する話もあるが、クッキングダムの女王的な役だろうか。それより、コメコメたちが人間になる姿を見たい。
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