「竜とそばかすの姫」聖地(11)Uの自然と聖地バスツアー | ANIREISHA~アニメ、霊的スポット、旧車等~

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海外のアニメスタジオに依頼した高知の自然

これまで触れてきた、高知県観光コンベンション協会の「竜とそばかすの姫」サイト内の『映画「竜とそばかすの姫」舞台のモデル公式ガイドMAP』(→聖地巡礼ガイドマップ)を見て、疑問に感じたことはないだろうか。仁淀川流域じゃないのに、なぜ黒潮町の入野海岸や室戸岬のアコウ林がマップに記載されているのかと。

実はこれら、映画では以前紹介したUFOラインと同じ描かれ方をしていた。高知県知事が今月号の県の広報紙紙面で、入野海岸も映画に登場している旨、述べていたことから、改めてガイドマップの写真と、映画に関する本を見比べたところ、その本に、ガイドマップに記載されていたにこ淵(いの町)、アコウ樹、入野海岸の写真が資料として載っていた。

 

 

但しUFOラインも含め、これらの場所(4ヶ所)へは細田守監督らロケハンは行っていない。高知フィルムコミッションに依頼して、県内各地の写真、約3,000枚を撮って送って貰い、映画に取り入れる写真を選んでいたのだ。

その写真を「ウルフウォーカー」等で知られるアイルランドのアニメスタジオ「カートゥーン・サルーン」に送り、Uの世界に出てくる幻想的な自然の風景として描いて貰った。日本国内でもできる作業を海外に依頼したのは、「未来のミライ」同様、「海外戦略」の一環。

 

 

にこ淵、アコウ樹、入野海岸共映画では確か、ベルが竜の城を探しに行った際、竜のしもべの妖精的AIに迷わされた時に出てきたと思う。

入野海岸が一番分かり易い。ウユニ塩湖的風景がそれ。但し、「日本のウユニ塩湖」の一つ、香川県の父母ヶ浜よりウユニ度は低い。夕日が内陸部に沈むからマジックアワーもない。日中の干潮寄りの時間帯で、入道雲等が出ている青空が最もウユニ度が高くなる。

 

 

にこ淵は滝の風景がそれ。ただ、にこ淵が有名なのは滝ではなく、滝壺である淵の美しさ。「沸騰ワード10」で、時間帯によって水面の色が変化していく様が紹介された。

写真が趣味の市原隼人氏も映画「サムライせんせい」がクランクアップした後、ここに行って感動していた。

尚、にこ淵では入水や畔での食事、トイレ、植物の採取等は禁止されている。それは現代(2010年代以降)でも祟りが起こっているから(不慮の事故や原因不明の病気等)。

アコウ林は映画では分かり辛いかも知れないが、沢山の枝がスクリーン一杯に出てくるシーン。室戸岬のアコウは無数の根が岩に絡みついている。コロナ前は無料のジオパーク・ガイド(現地集合)のコースに含まれていた。「室戸ジオパーク」は「世界ジオパーク」に登録されている。

ところで、公式ガイドMAP記載の聖地の中には、バスの便がない所もあるが、8/26(木)、9/12(日)、9/26(日)に聖地巡礼のバスツアーが開催される。聖地のJR伊野駅から出発し、波川公園、浅尾沈下橋、安居渓谷(ここであめご定食の昼食)、ふれあいの里柳野(筒井のおばあちゃんたちに会う)、能津小学校、西谷第二バス停、、宇佐漁港、鏡川、JR 高知駅と巡る。

料金は6,000円、定員は各20名だから申し込みはお早目に。もちろん、参加する前には私のブログで予習を。→公式サイト

バスツアー出発前に、聖地のローソン伊野駅前店で県内企業とのコラボ食品(アイスやドリンク)を味わいたい、という方は次のバナーをクリックミー。

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