「竜とそばかすの姫」聖地(2)重要シーン聖地を特定(ネタバレあり) | ANIREISHA~アニメ、霊的スポット、旧車等~

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ベルの正体が幼馴染にバレたシーン

現在、「竜とそばかすの姫」公式サイト等では「予告2」動画が公開されているが、「予告1」動画の中に、高知県いの町での重要なシーンが一瞬登場していた。

 

それは主人公、内藤鈴のアバター的存在、ベルの正体が鈴の幼馴染、久武忍にバレるシーン。鈴はクラスメイトのルカと共に一旦、越知町の自宅にいて、しばらくしてまた来た道をバスで帰り、JR土讃線・伊野駅前に降り立った。

 

駅舎内でルカが思いを寄せていた千頭慎次郎に会い、二人が両想いになるところに鈴は立ち会ったのだが、鈴は駅舎を出て、駅前の交差点まで来ると、道路の向かいに立っていた幼馴染、久武忍に呼び止められる。「鈴、おまえベルだろ?」と。

 

鈴は「ちちち、違うよ!」と言いつつも、動揺を隠しきれず、居ても立っても居られず、その場から立ち去り、仁淀川の河原まで逃げてしまう。

 

「予告1」では鈴の目線で、忍がローソン伊野駅前店南東角の交差点に立っているシーンが1秒弱映る。更に「予告2」では、鈴が逃げ去った後、忍が駅舎内に入り、千頭とルカに話しかけるシーンが一瞬映っている。

 

SNSでは、このシーンは西佐川駅ではないかと推測した者もいたが、西佐川駅と伊野駅の駅舎内の造りは非常によく似ている。但し、駅舎の出入口に映る風景を見ると、西佐川駅とは明らかに異なる。

 

忍が交差点に立っているシーンと同じ風景は、交差点南西角より若干南の地点で、車道と歩道の境界付近に右足を置くことで全く同じ写真が撮れる。

 

伊野駅は映画に何回も登場するが、小説の方では確か、伊野駅から須崎行きの列車が発車するシーンもあったと思う。添付写真の車両も須崎行き。

 

アニメに描かれているかどうか分からないが、JR伊野駅の北西には土佐電鉄の伊野電停がある。土佐電鉄の伊野電停は伊野駅より20年ほど前の明治40年に開業している。

 

因みに高知ではJR列車のことを汽車と言い、電車と言えば土佐電鉄を指す。土佐電鉄では電車の停留所のことを「駅」とは呼ばず、「電停」と呼ぶ。

 

鈴が逃げ去った仁淀川の河原は、駅に一番近いのはJR仁淀川橋梁付近(添付写真)付近のものだが、アニメにした時、見映えがいいのは、上流の国道33号の仁淀川橋を渡った対岸付近。実際、どちらが描かれているかは映画館で確認するしかない。

 

弁当を持って伊野駅界隈の聖地を訪ねる際、弁当を広げるなら、伊野電停の西に石段がある琴平神社の建つ琴平公園がお勧め。伊野の町並みを一望できる。

尚、車で訪れる際は、土日なら役場の駐車場を利用できる。

 

次回は鈴と忍が通っていた小学校等を取り上げたい。

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