【海中の線路がよく見える】
以前、「千と千尋の神隠し」の海原電車線路の疑似聖地、かつて下灘駅が日本一海に近い駅だった頃、海水浴場だった愛媛県の青石海岸の「海に続く線路」を紹介したが、香川県高松市牟礼町にも同様の疑似聖地を発見した。
そこは利用許可者が高松市で、管理者が牟礼漁協(現地は房前漁港)。地権者が個人じゃないから、青石海岸のようないちゃもんをつける腐ったネットアラシもいないだろう。
場所は琴電志度線房前駅の東。駅から徒歩2分位の所の房前漁港南端。車利用時は道の駅「源平の里むれ」の駐車場へ。
ところで以前の記事で触れたと思うが、全国には「海に続くレール」は五万とある。但し、その中で枕木が電車の線路のように一定間隔で設置されているものは極めて少ない。
一番多いものは、枕木が皆無で2本のレールのみがあるもの。次に多いのは、枕木があることにはあるが、数える位しかないもの。電車の線路のような形状のものは少ないからこそ、価値があり、人気が出る。
青石海岸の線路は冬場や海が荒れている時、海中の線路は見えにくいが、房前漁港のものは、正面に長い防波堤があるため、海面は穏やかで、水中の線路も視認し易い。
マイナスポイントとしては、陸側がコンクリートになっている点。しかし海に近い方は海泥によって自然の海岸のように見えるから、インスタ映えする写真は撮ることができる。
もちろん、線路を間近で撮る場合、船舶の作業等をしている方がいる時は、マナーとしてひと声かけるように。岸壁から見下ろす形で撮る場合は不要。
今回は高松市の郷土の季刊雑誌で房前鼻を通る琴電の写真を見て、訪れたらたまたま発見した。必ず全国全ての都道府県にも同様の線路が残っているはずだから、折を見て各漁港を訪ねてみては?
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