「サーキットの狼」風吹の愛車4台の実車~昭和の車のミニカーといつまでも1~ | ANIREISHA~アニメ、霊的スポット、旧車等~

ANIREISHA~アニメ、霊的スポット、旧車等~

一部のアニメ、ミステリースポット、廃墟、漫画、旧車とミニカー、日々のこと等

【風吹裕矢の愛車4台が揃う自動車博物館】

今日から始まった新しいシリーズは、タイトルがBS朝日の某番組をパクリングした「昭和の車のミニカーといつまでも」です。当初は、私が実際に撮影した昭和3040年代の国産の旧車や同年代のスーパーカーの写真と、私が所蔵するそのミニカーとの対比を行っていき、それが尽きると実車の写真若しくはミニカーについて語っていきます。

 

申し遅れました、私はこのコーナーを担当する「旧 車麗人(きゅう・しゃれーど)」と申します。尚、ダイハツ・シャレードとは一切関係ございません。

 

第一回目は、’70年代、スーパーカー・ブームを巻き起こした漫画「サーキットの狼」の主人公、風吹裕矢の歴代の愛車4台の実車とミニカーについてです。尚、特に私は「サーキットの狼」ファン、ということではないため、実際、風吹の愛車は5台以上あったのかも知れません。

 

全国に旧車やスーパーカーを展示している施設はいくつもありますが、風吹の歴代の愛車4台、即ち、ロータス・ヨーロッパSP、フェラーリ・ディーノ246GT、フェラーリ・ディーノ206Sコンペティツィオーネ、ランチア・ストラトスを全て揃えている施設は極めて少ないのではないでしょうか。若しかすると日本には二、三館位しかないかも知れません。

 

その内の一館が四国にあります。館名は個人的な事情で控えますが、四国在住者はほぼ全員知っている位有名。

走り屋連中から「ロータスの狼」と呼ばれていた風吹の一台目の愛車は、ロータス・ヨーロッパSP(スペシャル)

 

驚くほど車高が低く、コーナリングに定評のあった総排気量1588CCの車で、SP19721975年に9,230台製造されました。当時、1600CCクラスでは最速となる209キロの最高速度を打ち出しています。

 

私は、この車は世界の名車の中で2番目に好きです。フェイスはもちろん、屋根からテールにかけてのライン等たまりません。因みに1番好きなのは最初のマイカー(国産旧車)

 

この車の所蔵ミニカーは一般的なトミカと、ガリバーが’95年に特注したトミカダンディ。両者共造形は優れているのですが、前者はライトがボディと同じカラーリング(購入後、プラカラーで着色)で、ドアも開きません。後者はウインカーやテールランプがボディと同じカラーリング、という点を除けば、この価格(発売当時は安価)では文句のつけようがありません。

 

風吹の2台目の愛車は、風吹たちとのレース中に亡くなった、元警官で公道レース仲間の沖田大治郎の愛車、フェラーリ・ディーノ246GTを遺品として乗り継ぎました。

 

ディーノ246GTは1969年から74年にかけて2,700台製造されたV6ミッドシップ・スポーツカー。その魅力は、何といってもフェンダー部からテールにかけての流れるような曲線美。

 

ミニカーは通常のトミカサイズのトミカプレミアム。プレミアムはトミカリミテッドと同等のクオリティなのに、プレミアがあまりつかず、安価なところがいいですね。

ウインカーもきちんと色付けされています。造形も一般的な1/43サイズのミニカーに引けを取りません。

 

3台目は瀬戸内海・塩飽諸島の架空の島「流石島」で開催される流石島サーキットレースに出場するため、246GTをプロトタイプレーシングカーのディーノ206Sコンペティツィオーネを参考に改造した「フェラーリ・ディーノRS(レーシングスペシャル)」。

 

架空の車(RS仕様にした実車はあり)ですが、外観は実車の206Sコンペティツィオーネとあまり変わりません。これは1966年に製造が開始されたもので、総排気量1986CCながら、270キロの最高速度をたたき出しています。

 

「サーキットの狼」の車としてフェラーリ・ディーノRSのミニカーも発売されていますが、どのサイズもプレミアがついて高価。だから京商の1/64サイズの組み立て式「フェラーリ・ミニカー・コレクションⅢ」の206コンペティツィオーネを購入しました。

※後日、2,000円相当の1/64のディーノRSを見つけ、購入。

 

京商は造形に定評がありますが、通常のトミカ('00年代より1/64サイズは導入しているが)より小さなこのサイズであっても、246GTよりも更に美しいフォルムの曲線をよく再現しています。

 

4台目はランチア・ストラトスHF。漫画はあまり読んでいないから風吹が取得した経緯は不明。この車は外観からは想像つきませんが、世界ラリー選手権(WRC)に優勝するために開発され、見事3年連続優勝しています。

 

そのためか、極端に短いホイルベースとワイドトレッドにより、コーナリングを優先させています。ディーノの水冷V6DOHCを搭載していながら、発進時の加速はディーノを上回ります。

尚、写真の実車は現在の展示施設が山間地域にあった頃のもので、現在はラリー仕様車のように「鼻ライト」が付けられています。

 

ミニカーは中古のため、詳細は不明ですが、1/43サイズのデル・プラドだから、雑誌の付録のミニカーでしょう。1/43サイズにしてはやや大きい気がしますが、造形等に問題はなく、ディーノの曲線美とはまた違ったフォルムの美しさがあります。

 

次回、ある漫画&アニメのちょい役キャラに似た実車とミニカーを紹介予定。

今後もスーパーカーや旧車の紹介を夜露死苦、という方は次のバナーをクリックミー。


アニメランキング