セーラームーンコスプレ撮影推奨地(3)愛媛全県編 | ANIREISHA~アニメ、霊的スポット、旧車等~

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GHQに爆破された軍事施設とは】

当シリーズ最終回は、セーラームーンたちのクリスタルトーキョーのクリスタルパレスをイメージできる(と思う)ような撮影地も紹介したい。他にも廃墟となったシルバーミレニアムを彷彿させる、旧日本海軍の軍事遺跡等を取り上げる。

 

(1)中予①フライブルク城(松山市)

フライブルク城、と言っても愛媛県民以外はピンと来ないかも知れないが、以前、「バースデー・ワンダーランド的風景を求めて」シリーズ記事で紹介した、松山総合公園の展望台のこと。四国の展望台の中でも屈指の規模を誇る。

 

繁栄していた頃のシルバーミレニアム的風景を求めようとすれば、洋風の宮殿や城が似合う。フライブルク城は松山市制100周年を記念して建設された、姉妹都市、ドイツのフライブルグを彷彿させる展望台。

 

外観だけでなく、内部も城風だから本格的。螺旋階段で屋上に出られる。この城ではよく、ひろた写真館がブライダル写真撮影(衣装もレンタル)を行っている。

 

4月中旬には城の周りにクルメツツジが咲き誇るが、東の花見広場では、八重桜とクルメツツジのコラボが見られて圧巻。更に園内考古館東の東之池沿いには黄緑色の桜、御衣黄も咲く。

 

公園への車の乗り入れは日中のみ。管理棟は西方にあるが、城自体は無人だから、そこのトイレでちゃちゃっと着替えて撮影すればどうか。

 

(2)中予②双海シーサイド公園(伊予市)

特にセーラームーン的ということじゃないが、色々と撮影スポットがある。

公園の道の駅施設の海側に恋人の聖地・恋入岬の碑があるが、その背後の建物のガラス窓がミラーガラス風になっていて映える。

 

この施設の屋上には、恋人たちの南京錠設置場所があるが、そこにはイギリスのストーンヘンジのミニチュア石板がある。人の背丈よりやや低く、邪魔な建物が写り込むかも知れないが、撮りようによっては映えるかも。

 

砂浜のすぐ沖には石積みの何かがあるが、これを石のステージに見立てることもできる。

ここでもトイレでちゃちゃっと着替えて撮ろう。

 

(3)東予・星の浦海浜公園(今治市)

星の神が天降った、という伝説のある星の浦にある公園。ここは海水浴場でもあるが、兎に角海が驚くほど美しく、沖縄的。

 

公園の駐車場横にある巨大なオブジェ「環界~空から星が降ってきた~」がクリスタルトーキョー的。

 

高さが何メートルもあるピラミッド型オブジェが五芒星の形に配置されていて、近未来的。実際に記念写真を撮る行楽客もいる。

 

ここは無人だから、トイレで着替えて撮影を。

 

(4)南予・海軍由良崎防備衛所跡(愛南町)

由良半島の突端、由良岬(ゆらのはな)にシルバーミレニアムの廃墟感漂う、アテネ神殿を彷彿させる海軍遺跡があるが、漁船をチャーター(灯台の船着場へ)しなければ、登山口から2時間半以上歩くことになる。

 

「防備衛所」とは、敵艦隊を迎え撃つ砲台を中心にした防衛施設で、陸軍の「要塞」とほぼ同義。中でも由良崎のものは四国最大規模。

ここの砲台は佐田岬の要塞のものに似て、素掘りの洞窟式の格納型。付近には屋根に土を盛って擬装した、外壁に迷彩色が残る兵舎もある。

 

小径の終点にあるのが、半地下式の二層構造の聴音施設。豊後水道を航行する艦船をソナーのような機器で探知していた。この聴音施設、実は終戦時、GHQに爆破されたせいで、アテネ神殿のような形になってしまった。

 

庇状になった所に立ち、海をバックに撮影すればかなり映える写真が撮れる。

ここに到るコースは「愛媛森林浴八十八ヶ所」の一つに指定されているものの、登山口(下の地図)から終点まで(一本道)道標は皆無でトイレもない。道も最低限の藪を刈っているだけの踏み跡に過ぎない。

 

コスプレ衣装はザックに詰めて歩き、適当な山中か兵舎内、素掘りの防空壕等で着替えるしかないが、私はこれまで3回探訪して、一度も人に会ったことはない。

 

興味のある方はヤマケイの登山ガイドブック「愛媛県の山」の由良山の項(最新版は未確認)等を参考に。

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