鬼滅の刃等の遊郭は風俗店ではない(理不尽炎上について) | ANIREISHA~アニメ、霊的スポット、旧車等~

ANIREISHA~アニメ、霊的スポット、旧車等~

一部のアニメ、ミステリースポット、廃墟、漫画、旧車とミニカー、日々のこと等

遊郭はワンピースや大河ドラマにも出ている

本来、今月末までブログの更新は休止するはずだったが、どうしても最近の鬼滅の刃・遊郭編が女性差別だの、蔑視だのという、お門違いの論争・炎上に物申したくて更新したい。

 

そもそも、遊郭はワンピースや大河ドラマ等、漫画、アニメ、映画等に数多く描かれている。にも拘らず、なぜ、鬼滅の刃に限って論争・炎上になったのか。理由は下衆な輩の考えそうなこと。

 

女性差別だのという輩は、「鬼滅の刃」をまともに見たことがない者ばかりで、鬼滅の刃が特に人気が高いアニメ&漫画だったからこそ、噛み付いたのだ。つまり、鬼滅を攻撃するツイートや記事を投稿すれば、アクセスが稼げる、と思ったのだろう。

 

そんな輩は遊郭がどういうものかも理解していない。その者たちは遊郭を「昔の風俗店」と捉えているものと思うが、それは大きな誤り。性サービスはあったものの、それだけではなく、政治家たちが会談の場とすることも多々あった。幕末には勤王志士らの密会場ともなっていた。

 

今でいう、高級クラブや料亭の要素も兼ね備えていた。因みに映画にもなった遊郭「陽暉楼」は、元志士で明治期は農省務大臣となった谷干城により、得月楼と改称され、現在も料亭として営業している。

 

有名な全国各地の志士も遊郭の芸妓等を娶ったケースが少なくない。それだけ、遊郭で働く女性の中には、知識と教養を持った者がいて、政治情勢にも敏感だった。政治の変革は遊郭の中から起こった、といっても過言じゃないケースもあった。

 

もちろん、貧しい農村から口減らしに遊郭に売られた娘も多くいたが、それも「歴史の一ページ」として記憶していく必要がある。女性差別だ、何だのと言って、決して目を背けてはいけない。遊郭を取り上げない歴史ドラマや漫画は、歴史から目を背けて来た駄作だ。

 

私は鬼滅の刃の原作を読んでいないが、ここで描かれる鬼や遊郭の性格・性質からすれば、この漫画に遊郭が出てくるのは必然と言える。

 

ところで余談だが、遊郭その他の置屋は昭和33年に売春防止法が施行され、表向きにはそれらはなくなったことになったが、現在でも警察や自治体が黙認する置屋、俗にいう売春宿は存在する。

 

但し、’00年代以降、かなり数が減っている模様。全国一有名だった「売春島」こと、三重県の渡鹿野島も旅館組合等が置屋を排除していった。四国一有名だった松ヶ枝町(ネオン坂)も「姿」を消した(写真の建物は推測)

 

但し、初代陽暉楼のあった辺りにはまだ置屋が複数営業している様子(正確には分からないが)。いずれも看板は「旅館」となっているが、当然宿泊することはできない。

 

かつて153,000円位だったような気がするが、無愛想なババアばかり。因みに写真の「すずのや」(現在も営業しているか否かは不明)は遊郭・丸松楼跡。

 

と、いうようなことで、アクセス稼ぎが目当てのツイートや投稿は無視しよう。下劣な批判は無視が一番。

遊郭編の放送を指折りに待つ、という方は次のバナーをクリックミー。