木村花事件の「正解」は何か | ANIREISHA~アニメ、霊的スポット、旧車等~

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【本人やファンに回避策があったのでは】

経緯や詳細を知らない事柄については、記事にすべきではない、と思っていたが、このような事件を二度と起こさせないためにも、花ファンからは反感を買う恐れがあるものの、敢えて本人の対処法の問題に触れたい。

 

この第一報を聞いた時、まず思ったのは、花は母親から精神面については「強さ」を受け継いでなかったのか、ということと、女子プロレス界の至宝を失った残念さ、本人の無念さだが、その一方で、本人やそのファンは、最悪の結末を回避する方策をなぜ取らなかったのか、という疑問。

 

この事件で一番悪いのは、言うまでもなく、花を誹謗中傷した輩たちと、視聴率さえ取れれば、どんな演出や編集を行ってもいい、という考えのフジテレビとネットフリックスだが、「コスチューム事件」のみのやり取りを見ると非は花にあったように思う。

 

花の激怒したシーンを見ると、コスチュームを洗濯してしまった小林は、洗濯機の中をよく確認しなかったとは言え、悪気があってやったことではない。

 

逆に言えば、他人の汚い洗濯物(洗濯物は誰のものでも汚いのが普通)を洗ってやり、乾燥までしてあげている。その洗濯物がどれだけ大切なものか、ということは、それを着用する者以外は窺い知らぬこと。そんなに大切なものを共用の洗濯機に放置すること自体が問題。

 

しかし花は、この件には関係のない京都のことや日頃の小林の言動まで取り上げ、批難し、最後には小林の頭を小突き、帽子を投げ飛ばす「暴力」を行った。その結果、小林は責任を痛感してテラハラを辞めるはめに。

 

花は小林に対し、日頃、思うことがあるのなら、いきなり暴言・暴力を振るう前に、本人に説明し、行動を悔い改めさせるようにすべきではなかったのか。そうすれば本人も生活態度を改めたのではないか。

 

これに対し、花に批判が来るのはごく当然のこと。しかし花はその対処法が分からず、おろおろするばかり。批判者は花が弱者(小林)をいじめた、と捉えていて、実際、小林に対してひどいことをしている。

 

批判が来た時、花は自分が傷ついたことを表明するのではなく、まず、小林に謝罪する必要があったのではないか。「あの時は悪かった。感情的になり、言いすぎた、ゴメン」と謝罪していれば、小林側も「俺の方こそゴメン、花の気持ちを察することができなくて」と言って丸く収まったはず。二人が和解していれば、批判の数も激減したはず。

 

また、花は人気レスラーだから、ファンの数も多いはずだが、SNSでの批判に対して、ファンは団結して花を助けることができなかったのか。一日100件の批判が来たのなら、150件以上の応援メッセージを送れば良かったのではないか。多くの応援があったら、花の考えも変わったかも知れない。

 

また、少し気になるのは、花が飼っていた子猫。花は自分の後に残される子猫のことを考えていたのか。動物愛護の観点からも気になる。

(※自殺前、仔猫はスターダム前に、カゴに入れておき手紙を添えて置いていた模様。)

劇場アニメ「カラフル」の言葉を借りれば、自殺は、自分を自分で殺す殺人。そのため、「被害」は自分以外にも及ぶ。

 

いずれにしろ、被害者も加害者も、取り巻く環境を作る側(テレビ局等)も、対応を誤れば、取り返しのつかないことになる。昨今のコロナの影響により、益々人々の間には差別や偏見が生まれやすくなっている。

 

より良い社会を創るためには、各人が他人の価値観を尊重し、思いやりの精神をもって日々生活することではないだろうか。

 

花ファンは当記事に対して批判したいところだと思うが、花は自分のことで他人同士がいがみ合うことを望んでいない。花の死の意味を考えて貰いたい。

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