追っ払っていた野良猫に餌を | ANIREISHA~アニメ、霊的スポット、旧車等~

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【例外的に餌を与える時】

私の自宅には二年半ほど前から一匹の雄の野良猫(サバトラ)が棲みついている。室内猫(保護猫)を飼う前は、毎日餌をやり、窓から入ってきた時のために、室内にも餌場を設けていた。これは、ゆくゆくは飼い猫にしようと思っていたから。

 

私は猫が好きで、当時は時々各地の野良猫スポットを巡り、仲良くなった野良猫を膝に乗せたりして触れ合っていた(2枚目の画像)。何年か前から爆発的に人気が出ている、大洲市の猫島こと、青島も観光客が皆無だった時代に訪れている。

 

前述の野良猫は半年以上経っても全く懐かず、近寄ると逃げていく。室内では所かまわず糞をし(トイレがあるにも拘らず)、カーポートや玄関に尿の臭いがする等、愛想がつきかけていた。そんな折(2年ほど前)、保護猫の里親募集サイト「ペットのおうち」で、一匹の雌のキジトラを引き取り、室内猫として飼い始めた。

 

そんなある日、隣の家の者が、私の家に棲みついているサバトラの悪さについて言ってきたこともあり、もうサバトラには餌を与えないことにした。

 

当初、一瞬、サバトラはゲッソリ痩せたものの、すぐ他の餌やり人を見つけたのか、再びまるまる太ってきた。猫の生態についてご存知の方は分かると思うが、野良猫等はたとえ餌が貰えなくなっても、一度棲みついた所にはずっと居つく習性がある。

 

最初、このサバトラを飼い猫にしようと思っていたが、いつまで経ってもなつかないことから疎ましく思い、見つけたらホースで水をまき、追っ払うようにした。ただ、水圧が弱いため、猫に水がかかることはない。飽くまで追っ払う態度を示すだけ。

 

そうして1年ほど経った昨夜、台所で何か物音がした。最初はゴキブリだろうと思い、特に気に留めてなかったが、その内、何か水溶物を舐める音がし始めた。あのサバトラが二階の窓から入り、一階の台所に下りて来たに違いない。

 

電気をつけると案の定、サバトラだったが、例の野良猫とはどことなく違う気がした。まるで最初遇った時のように、一歳未満のような小さな体格。しかし痩せている感じじゃなかった。

 

後を追っていくと二階の窓から逃げた。別の野良猫だったのか?それにしては雰囲気があのサバトラに似ている。

玄関から外に出ると、その猫がいた。何か腹がぐるぐるいっている。病気なのか、それとも変なものでも食べたのか。

 

さきほど、台所で何かを舐める音がしたのを思い出した。あの音は、使用したフライパンに溜めていた水を舐める音だったのでは。油まみれの水は、猫にとっては良くないんじゃないだろうか。

 

そんなことを思っていると、何か不憫に思えて来た。あのサバトラなのか、別の猫なのかは分からないが、カリカリと晩ご飯の残り物のサンマの煮つけ、水を与えた。猫はかぶりつくように食べた。

 

うちの中へ入ってきて、体に害のあるものを食べるより、真っ当な餌を食べさせた方がいいだろう、という判断。しかし本来、野良猫に餌を与える行為は良くない。猫嫌いの者にとっても、保護猫活動を行っている者にとっても、行政側も同意見だ。

だからもう餌は与えないし、窓も隙間を小さくする。但し、命の危険があるような場合は別。

 

※1枚目の画像以外は全て1年半以上前のものだが、このブログ記事を書いた時、久方ぶりに現れたサバトラは以前のサバトラだと思っていた。しかし今日の8月25日、カーポートに二匹のサバトラがいた。父と息子のよう。つまり、この記事を書いた日に現れたのは、子供の方だった。

 

以前、全ての犬猫にマイクロチップを埋めこみ、飼い主情報が分かるようにし、捨て犬や捨て猫をなくすことを国が検討するようなニュースがあったが、一日も早くその法律を整備し、不憫な犬猫が出ないようにしてほしいと願う。

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