暴露!フジテレビが黙殺した平成最悪の企業事件~本当にあった「七つの会議」~ | ANIREISHA~アニメ、霊的スポット、旧車等~

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【ギフト業界最大手のシャディ連続レイプ&横領事件】

私は「七つの会議」のような企業事件隠蔽を取り上げた映画やドラマを見る度、後悔することがある。なぜ自分もそれらの作品の主人公のように、「正義の暴露」をすることができなかったのかと。

 

私はかつてギフト業界最大手のシャディ株式会社の関連企業に勤務していた。そんなある日、全社、全グループ企業に衝撃の「情報」が飛びこんできた。「アキヤマ常務が社内強姦2億円の横領を行って解雇された」というのだ。

 

このことは本社、子会社、グループ企業、三つの組織の役職者から聞いたことだから、事実であると言える。その情報源は輸入品を扱っていた本社(当時は大阪)マドック事業部の元部長・阪本、シャディの物流事業を行っていた子会社、シャディ物流株式会社の吉仲主任、シャディに鞄類と傘を専属的に納品していたグループ企業、シャディ・ウエノ株式会社の田中課長だ(役職はいずれも当時のもの)。事件のあらましは以下のようなもの。

 

常務のアキヤマは新卒その他、新入社員の中から大人しく、気の弱そうな若い女性社員を選び、従来の仕事とは違う仕事をさせ、残業させた。そして夜も遅くなると、送ってあげるから、と言って自分の車に乗せ、シティホテル等のホテルに向かう。

 

女子社員がホテルに来た理由を尋ねると、仕事の打ち合わせ等、適当なことを言う。そして部屋に入った途端、襲うのだ。そして事が済むとアキヤマは女子社員に、自分は山口組の知人がいる旨言って脅し、口止めしていた。

 

被害を受けた女子社員はまだ入社間もないこともあって、社内にこんなことを打ち明けられる同僚や先輩もいない。思い悩んだ挙句、退職する。気が弱いから警察に被害届を出すこともできない。

アキヤマはこれに味をしめ、何年間にも亘り、連続レイプ事件を起こした。

 

しかしある日、被害女性の一人が泣きながら社長室に駆け込んできたことで事件が発覚した。その後、社内調査を進めると、全社、支社、グループ企業、代理店等にリースされているパソコンのリース料が契約企業に未払いであることが発覚した。その額2億円。その責任者もアキヤマだった。

 

が、なぜか当時の社長、林は刑事でも民事でもアキヤマを告訴せず、「普通に」解雇しただけだった。それは当時、大阪証券取引所の第2部市場上場を目指して準備している最中だったからだ。

 

2億円の横領だけでもかなりのスキャンダルなのに、社内連続レイプ事件まで起こっていたとなると、世間を揺るがす大スキャンダルとなる。しかもレイプの被害女性の数は退職したこともあって把握しきれておらず、二桁に上る可能性も十分あった。これが明るみに出ると上場どころではなくなってしまう。

 

そこで林は「七つの会議」で北大路欣也が演じたゼノックスの代表取締役社長・徳山郁夫のように、これらの事件を隠蔽する決定を下した。社長室へ駈け込んで来た女性には破格の退職金を口止め料として支払い、アキヤマは書類上、解雇ではなく、他の部署への「異動」とした。

 

異動先はシャディ・ウエノの駐車場の西側に建つ「シャディビル」(大阪市天王寺区烏ヶ辻2丁目12-8)にかつて入っていたタオル事業部。しかし当時、このビルは倉庫代わりに使用されていたから、このビルに於けるタオル事業部の実態はない。株主総会や監査等で常務の解雇を問題視されないための工作と言える。

 

私はこのことは世間に公表すべきと思っていた。それが正義であることは言うまでもない。しかし退職後、田舎の両親が入院したせいで、都会と田舎を行き来する生活が続き、田舎に帰ってからは、親族との係争が待っていた。事件の公表を考える精神的余裕はなかった。

 

そして56年が経ったある日、フジテレビの報道局宛にメール的(パソコンではない)なものを送った。その頃、インターネットのごく一部の専用サイトを見られる、ソニーの機器を持っていて、それでフジテレビの専用サイトが見られたのだ。

因みに私がパソコンとDVDプレーヤーを初めて購入したのは’00年代半ば。それまでは「普通の」ネットやメールを利用することが物理的に不可だった。

 

後日、フジテレビの報道局社員(かかってきた携帯番号の下四桁は5630)から電話連絡があり、簡単に事件の概要を聞かれたが、連絡はそれっきりだった。本来、このような大事件は大スクープになるはずだが、当時、各テレビ局では、芸能人を起用したシャディのCMを頻繫に流していた。フジテレビはCMクライアントを失うことを恐れたのだろう。これは事件の片棒を担いだと言っても過言ではない。

 

ギフト会社は通販や一般の店舗等とは異なり、新商品の宣伝をすることはない。代理店の営業マンが取引先を開拓することで業績を伸ばしてきたからだ。シャディにとっても、CMが流れなくなったとしても痛くも痒くもない。

 

今考えれば、週刊文春や新潮に情報提供していれば、と思うが、当時私は週刊誌について、スポーツ新聞以下の低俗メディアと思っていたため、リークすることは考えなかった。だからご覧のみなさんには拡散して戴きたい。

 

現在シャディでは「女性活躍推進行動計画」を立ててはいるが、この事件の総括をし、隠蔽体質を変えない限り、再び被害女性を出すことになるだろう。因みにシャディは現在、ラオックス株式会社(国内最大の免税店企業)グループ傘下になっている。

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