昭和は遠くなりにけり

古代に思いを馳せ、現在に雑言す。・案山子の落書・

お定まりのメニュー。(どうせこの世は損なものc10 社会と笑い)

 これは歴史ブログの合間に入れるべく書いたものですが、投稿の折りもなく今日に到ってしまいました。歴史ブログは斑鳩東方朔が担当ですので、東方朔のボヤキをうけての六無斎の更なるボヤキということになります。
 内容は陰陽五行思想の拡大解釈を行っていますので少し説明をしておきます。暇な方はお読みください。

 五行では西は「金行」で、西に行くことを「金行」を行うと言います。「金行」を行うと五行相生の「金生水」が成立します。そうすると水は陰性で女性を表わし、金は宝をも表わしますからこれを綺麗な嫁さんというふうに読み解きます。
 また、南は「火行」でこれを行うと「火生土」が成立します。土は国土を意味し、火は麗をも意味しますからこれは立派な国土というふうに読み解けます。
 また、北は「水行」でこれを行うと「水生木」が成立します。水は湿気、木は気でもありますからこれは湿っけた気で病気を意味することになります。
 また、東は「木行」でこれを行うと「木生火」が成立します。これは正に木に火が付いたということです。

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「陰陽五行寓話少々冗長の感があったとは思いますが、まだまだ続きます。が、ここいらで少しかいつまんで申しますと、西に行けば綺麗な嫁さんがもらえ、南に行けば立派な国が得られ、北に行けば湿っけてカビが生えて病気になり、東に行けば薪をしょわされカチカチ山の狸にされるというのが陰陽五行寓話の御定まりのメニューなのでございます」

「ところで、私東方朔は漢の都を離れはるばるとこの東の地にやってまいりましたが、五行の御定まりのメニューの一つというのでございましょうか、東にへと行ったばっかりに、アベノミクス増税インフレ、私の懐はカチカチ山の狸でございます 」

 東方朔の言葉を借りるまでもないことでございますが、増税・インフレ・生活苦、この三つはアベノミクスのお定まりのメニューなのかもしれません。
 どうやら、アベノミクス三本の矢、貧乏人の懐に深く刺さったようでございます。それとも、見るだけ損、言うだけ損、聞くだけ損のネット社会の三つの損を信奉する秘密結社〝スリー損損〟の仕組んだことなのでございましょうか。
 貧乏人には辛い東の国の話でございます。

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皆様、
茶店の勘定は全て他人に押し付ける皆様、御定まりの祈りのメニューが回ってまいりました。今日はスリー損損平成音頭でまいりましょう。

 皆の衆 皆の衆
  どうせこの世は損なもの
   損じゃないかエー 皆の衆 ソン ソン

結構でございました。