20時10分 発走予定

東京プリンセス賞

本日のメインレースは3歳牝馬クラッシック第2弾・東京プリンセス賞。外回り・1800M戦、出走頭数は全12頭。前日段階から桜花賞馬・⑧トーセンガーネットが圧倒的人気に売れています。次に売れているのが東京優駿牝馬勝ち馬で桜花賞3着の⑩アークヴィグラスが単勝5倍前後で売れている現状。今年の出走メンバーを見た所感は『非常に低レベル』。何しに出てきたのかわからない③は論外としても、その他のメンバーも桜花賞馬券内入線馬の⑧、⑫、⑩以外は非常に低調で『馬場を味方につけて上手く乗った馬だけがわずかに馬券内のチャンスがある』程度でしょう。
牝馬のS級競争はこれまでローレル賞、東京2歳優駿牝馬、桜花賞と3鞍ありましたが、⑩アークヴィグラスが勝ったローレル賞と東京2歳優駿牝馬は今思えば非常に低調なメンバーでのレースでした。素質馬と騒がれたホウショウレイルは完全な『早熟馬』で今では完全な条件馬で条件戦でも浦和以外で勝つことは無理な馬でしょう。2レースとも逃げた門別のスティールティアラは南関の高野厩舎に転厩してユングフラウ賞、ムスカリ特別とタコ負け、早々門別に帰っていきました。そんな弱小メンバー相手に馬場や展開、枠順も味方して運だけで勝ってきたアークヴィグラスが枠順の不利があったとはいえ、桜花賞で9馬身差をつけられた⑧トーセンガーネットを今回、大井の1800M戦で逆転できるかどうかですが、無理でしょう。まず『厩舎力』が小久保厩舎と嶋田厩舎では全く違います。中央競馬でもそうですが、『G1を勝つ厩舎』というのはだいたい決まっています。友道、藤沢、池江、角居、国枝、最近では中内田。南関も同じで小久保、佐藤賢二、矢野 このあたりが南関のS1常連厩舎でしょう。今回は南関トップ騎手の森が瀧川の代わりに騎乗しますが、大きな上積みはないでしょう。桜花賞2着の⑫ゼットパッションは桜花賞時は私は狙いましたが、それは『圧倒的内枠有利な浦和のマイル戦で内枠に入ったから』。今回はインが有利と想定される馬場で大外枠ですのでこの馬も⑧トーセンガーネットを逆転することは難しいと見ています。桜花賞掲示板で御神本に鞍上強化の⑪ダバイダバイは桜花賞時は1枠に入ったので穴だと思いましたが、休養明けで馬体が全く増えておらず、407Kの小型の牝馬では力のいる大井の馬場で桜花賞先着組を逆転できるとは思えません。大きく馬体が増えていた場合は御神本なので3着くらいの可能性は出るでしょう。勝ち負けは無理です。
展開を考えると明確な逃げ馬がいませんので何が逃げるかは未知数ですが、脚質自在の⑧トーセンガーネットが自分で逃げる可能性はありますね。逃げればこの馬場ですのでよほどの暴走逃げを打たない限り、終いもしっかりしているこの馬を差すことは不可能でしょう。馬場がインコース有利ですので、内枠に目を向けたいですが、買えそうな馬は好調藤本騎乗で大井を走りなれている②グレイスレジーナ、そして中枠ですが、『ノーザン×川崎・内田厩舎』でラーゴブルーと同じ組み合わせの休み明け、⑦リトミックグルーヴが『化けていた場合』でしょう。
基本的には⑧トーセンガーネットの前で競馬ができる馬が馬券内入線、穴をあける可能性がありますので、現時点では②、⑦を穴馬として考えたいです。⑧が逃げた場合は2着。3着は何でもありになりそうですので、パドックの出来のいい馬、騎手バイアスのある馬をヒモとして取り上げます。
ここは人気ですが、⑧トーセンガーネットを軸馬、穴馬を現段階では②グレースレジーナとして馬券を組みます。