そのままへの覚悟

ハートの奥で通じ合い、「 ふたつ 」が混ざり合い、もっとも奥で「 ひとつ 」になる変化を「 変容( タントラ )」ともいいます。


まあ、呼び方なんてのは特に大事ではありませんが、変容し「 そのもの 」にまで至ることができた後には、みなさんが抱えているすべての悩みの意味が理解できることでしょう。

ただ理解したからといって、実在していると思っているこの幻想の世界が、自分の思い通りになる訳ではありません。


しかし理解する前と後では、世界はまったく同じようで、まったく違うものに映ります。

それは、世界の本当の姿が観えるためです。


この世界は、そのままでとても輝いていて、とても素晴らしいものです。


ですが、そのように観えないのは、この世界の表面的な姿に焦点が合い、それを本当の姿だと思い込み、疑うことも出来ないからです。


そしてそれは、みなさん自身の姿と同じです。

表面的な姿を自分だと思い込み、本当の姿を知らないために、自分がそのままで素晴らしいとは実感できないのです。

最終に近い焦点で観れば、表面的な姿もそのままで素晴らしいのですが、表面的な姿のままでいることは、とても不自然に感じることでしょう。


本当の姿に近いそのままとは、ハートの奥に沿っていることで、マインドに振り回されることではありません。

それは、表面的な善と悪、光と闇、表と裏などの区別されたものを越えた焦点です。


ずっと、本当の姿に近いそのままの焦点を維持することは、簡単ではありませんが、その方向に流れが進んでいる以上、否が応でも巻き込まれていくと思われます。( もう巻き込まれている人も、見受けられますが‥‥ )


その覚悟は、準備しておいたほうがいいかもしれませんね(^^;

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