2018年09月19日投稿 → 2019年07月01日更新

基礎立ち上がりコンクリートのチェックポイント


今回は、前回に引き続き基礎工事のコンクリーとの内容になります。

前回は、基礎工事のベースコンクリートについて書きましたのでまだの方はこちらからどうぞ。


◇◇ もくじ ◇◇ 

■まずは立ち上がり部分の配筋をチェック
■まずは立ち上がり部分のかぶり厚をチェック!!
■アンカーボルトの埋め込み深さをチェック!!
■コンクリートの打設について
■これまでのまとめ



前回のベースコンクリートの養生が完了したら、次のステップとして立ち上がり部分(土台が乗る部分)のコンクリート打設になります。

と、その前に立ち上がり部分の型枠(コンクリートを流し込む型)を設置することになります。

ですので、この型枠設置部分で、重要なポイントを説明したいと思います。

サンプルとして我が家の型枠の施工状況の写真を使います。

こんな感じになります。
基礎立ち上がりコンクリートのチェックポイント

チェックするポイントとしては、コンクリートのかぶり厚を確保できているかどうかです。

「かぶり厚」とは鉄筋がコンクリートに覆われている厚さ(被りの厚さ)のことです。



立ち上がり部分は、鉄筋がコンクリートに4cm以上覆われていなければならないという決まりがあります。

しかもこの立ち上がり部分のかぶり厚は型枠を設置するまでチェックしにくいのでこの段階でチェックすると確認しやすくなります。

なのでそれをチェック!!
DSC05007
しっかりとかぶり厚も確保できていますし、立ち上がりのコンクリート幅の15センチもしっかり確保できていることがわかります。

また、立ち上がりの深さ(高さ)についても確認します。
DSC05008

これは悪い例です。
DSC05012
角度的にわかりにくいですが、これではかぶり厚が4センチ確保できません。

しっかり、修正してもらいました。



写真にはありませんが、この深さ(高さ)をチェックするときに、アンカーボルトの埋め込み深さなどもチェックします。

また、アンカーボルトは図面に図示されている位置にかつ基礎中央部にしっかりと垂直に設置されているかも確認しましょう。

しっかり施工されていますね。

鉄筋が型枠の両サイドが均等な幅になっていてアンカーボルトもしっかりと据え付けられているのがわかるかと思います。
基礎立ち上がりコンクリートのチェックポイント

毎度書いていますが、施工業者さんには、しっかりと施工してもらえていると思います。



基本的な話としては、立ち上がりのコンクリート打設についても、前回のベースコンクリートの話と同じようにチェックするポイントは同じになります。

前回記事を参考にしてください。


真冬のコンクリート打設(寒中コンクリート)ですので、とにかく温度管理、温度管理(。・ω・)ノ゙

その後の作業工程としては、レベリング材(コンクリートの天端を平らにする材料)を流し込んで養生して完了です。

業者さんの用意した養生シートに加えて自前で支給したブルーシート2重で利用して養生しました。
基礎立ち上がりコンクリートのチェックポイント
とくに、凍結と乾燥に注意が必要です。

とくに冬場は、冷たく乾燥した風に要注意!!です。

油断していると、型枠を外した後からクラック(ひび割れ)が入ることがあります。

シートで養生する効果について

シートでコンクリート面を被うとどういった効果が期待できるかを説明します。

これ雨除けだと思っている方もいるかもしれませんが、全く違いますので覚えておくといいかもしれません。

→夏場の場合
・直射日光を避ける
・日射による急な温度上昇を防ぐ
・急な乾燥を防ぐ


→冬の場合
・急な冷却を防ぐ(保温)
・乾燥した風などを避ける


こんな感じで理解しておいていただくといいかもしれません。



我が家をサンプルに2回にわたって基礎工事の配筋~コンクリート工事の話をしてみました。

あくまで、これを全てチェックしてくださいという話ではありませんので誤解の無いようにしてください。

通常であれば、これらの工事内容は業者さんの責任でしっかりと管理されるべき部分ですが、興味や関心のある方は、ポイントだけ理解しておいてもらうだけでも十分なのではないかと思います。

不安であれば第三者の行う工事監理やインスペクションなどの制度もありますのでチェックしてみてください。 



と、こんな感じで我が家の基礎工事は無事に完了したのでした・・・。



では、よい家づくりを。


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