2018年09月18日投稿 → 2019年06月30日更新

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今回は、基礎工事のコンクリートのベース(底面)部分の打設について書きたいと思います。

前回は、基礎工事の配筋について書いていますので、まだの方はこちらからどうぞ。



◇◇ もくじ ◇◇ 

■基礎工事とコンクリート打設
■我が家の基礎工事のコンクリート打設の様子
■我が家で行ったコンクリートの凍結防止対策
■タマホームの商品シリースと地域対応費
■まとめと地域対応費のその後について



コンクリートを流し込む作業を「打設」といいますが、住宅基礎でベタ基礎を採用する場合には、一般的に2回に分けて打設します。(工法や型枠の種類、業者などによって違う場合もあります。)

タマホームの場合にもベタ基礎を標準で採用していますので、このパターンの工程になります。

工程としては、1回目に基礎のベース(底面)となる部分を打設したあと、2回目に立ち上がり部分を打設します。
t14 - コピー
分りにくいかもしれませんが、位置的には上の画像に書いた赤字の範囲になります。

参考にしてみてください。



我が家の打設真っ最中のベースコンクリートの風景はこんな感じでした。
DSCN0325
我が家の施工の時は、真冬のコンクリート打設でしたので、最も注意したのが、寒さによる凍結でした。

この日も気温が一桁代の温度下で行われていて、夜間の冷え込みを心配していたところでした。

我が家の住む地域のこの時期はタイミングを間違うと明るいうちに気温がマイナスになるほどです。

なので、コンクリートが凍結したらその時点で問答無用でアウトという状況でた。

一般的には、真冬のコンクリートの施工は、寒中コンクリートといって温度補正など温度管理に細心の注意を払います。(詳細については、割愛します)

余談ですが、真夏のコンクリートについても以前記事しています。




説明してきたように寒さがとにかく心配なので、悪い意味ではなくて、念には念をという感覚で業者さんを信頼せずに個人的にできることとして2点ほど対策をしました。

基本的には全て業者さんが対応してくれると思いうので過度な心配は不要ですが参考にしてみてください。

我が家で行ったコンクリートの凍結防止対策:その1

事前の確認では、業者さんが必要最低限の凍結防止対策として使う養生用の方法を確認しました。

確認したところによると基本的にはブルーシートをかけるということでしたが、少し物足りなさを感じていましたので業者さんが用意したブルーシートのほかにも、個人的にブルーシートを支給して二重で保護してもらいました。

ブルーシート自体は大した値段ではなくホームセンターなどで簡単に手に入るのでこれで凍結防止できると思えば仕方のない出費として用意しました。

※養生(ようじょう)とは、打設後の硬化期間などを適切に保護管理しておくことと思ってもらえばいいと思います。

我が家で行ったコンクリートの凍結防止対策:その2

コンクリートの配合を変えてもらいました。

単純にいうとよりコンクリートには、セメントのほか砂や水などを混ぜて作るのですが、その配合を変えることによって強度が変えられます。

なので強度の高いコンクリートとなるような配合です。

数値の話をするとタマホームの標準的な設計強度は、多分21N/mm2だと思いますが、27N/mm2で配合してもらいました。

ちょっとこれはマニアックな話になるので割愛します。

ということでこんな感じの2つの対応をして冬のコンクリート工事を行いました。



前述した我が家で行った2つのコンクリートの凍結防止対策ですが、契約時に事前に確認しておくポイントとして覚えておくといいかもしれません。

実は、コンクリートの配合を変えてもらう話などは、全て基本料金の範囲内(追加料金無し)で行ってもらっています。

これは、契約時に含まれる地域対応費という費用が寒冷地に対応する費用であることを、打ち合わせの時点で細かく確認していましたので、その時にコンクリートの配合の話もしっかりと確認していました。

寒冷地仕様を利用する方は、ここは大事なポイントだと思います。

地域対応費という費用について詳細な決まりが無いかもしれませんので、何がどこまで含まれるかを打ち合わせの段階で確認して、しっかり書面か音声で記録しておきましょう。

そうでないと、 かかった別途費用を後出しで請求されるかもしれません。



今回の話は、我が家の家づくりした当時の話ですので、かなり時間が経過していますので地域対応費については、個別に確認をしましょう。

情報では、この地域対応費の内容は、支店や工務担当者、設計担当者によって若干対応に差があるという情報もあります。

なので内容をしっかり確認して地域対応費用に含まれるものはしっかりやってもらいましょう。

そして、含まれないものについては、しっかりと支払いましょう。

施工場所と季節が特定できていれば、気象状況なども十分想定できるものですので、契約前(契約時)の確認が重要だと思います。

契約後でも施工前であれば間に合うと思いますので参考にしてみてください。



では、よい家づくりを。


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