メバリング仕掛け~タックル1つと3種類のルアーリグでメバル攻略

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メバルは船釣りや磯釣り、そして堤防釣りやサーフからの釣りなど、様々な釣り場で狙える大人気の魚です。

それゆえ、エサ釣りにもルアーフィッシングにも多くの釣り方が存在し、シチュエーションに合わせた釣りで釣り人を楽しませてくれます。

そんな中、近年最も人気を集めているのがメバリングと呼ばれるウルトラライトゲームで、アジングと合わせて海釣りの入門がライトゲームと言う方も多くなりました。

ここではルアーで狙うメバル釣りの内、ソフトルアーのワームフィッシングと、ハードルアーのプラッキングやマイクロジギングの仕掛けについて紹介します。

また、いずれの釣り方も共通のメバリングタックル1つで楽しめるので、おすすめのロッドやリール、ラインなどの仕様などについても紹介します。

 

目次

メバリング仕掛け~共通タックルのルアーリグでメバルを攻略

ウルトラライトゲームであるメバリングは、手軽なタックルで楽しめる初心者さんや未経験者さんでもトライしやすい釣りです。

メバリングで釣果を上げやすい条件としてはナイトゲームがメインとなりますが、常夜灯が灯る身近な波止や、穏やかなゴロタ石のサーフなどで釣れるので、安全性も低くはありません。

ただし、まだ釣りに不慣れな方は、ある程度経験を積むまでは、決して単独では夜釣りには出ないようにしましょう。

シーズン中であれば朝夕のマズメ時はもちろん、日中でも釣れるポイントはあるので、単独釣行なら慣れるまでは陽が出ている時間帯に釣行に出ましょう。

 

メバリングとは

メバリングとは

メバリングとは、ソフトルアーであるワームや、ハードルアーであるプラグやメタルジグなどのルアーを使ってメバルを釣る方法です。

メバリングは、感度の良いライトゲーム用のロッドに、極細PEラインを巻いた小型のスピニングリール、ショックリーダーにワームをセットしたジグヘッドやルアーを結ぶだけで楽しめる釣法です。

仕掛け類(リグ)はフィッシングベストのポケットに忍ばせ、ヘッドライトを頭にセットし、タックルと水汲みバケツ片手に釣り場へ出向くアングラーも珍しくありません。

手軽さが魅力のメバリングながら、ターゲットとなるメバルは肉食の獰猛さと警戒心の強い繊細な面を併せ持ち、非常にゲーム性の高い対象魚です。

 

メバリングでメバルが釣れる時期や時間帯、釣れる場所

メバリングで釣れる時期、時間帯、釣れる場所

本記事は、メバリングの仕掛け紹介がメインとなりますが、その前にメバル釣りの基本知識を少しだけ紹介しておきます。

メバルの釣れる時期や時間帯、釣れる場所(ポイント)を把握しておくのは、釣果を出す上で最重要になりますので把握しておきましょう。

 

メバルが釣れる時期

メバルは一年を通して(周年)釣れる魚ですが、堤防釣りという条件の場合は、シーズンオフとなる時期があります。

8月~10月は海水温度も20℃を超え、適水温が14℃前後と言われているメバルを釣るのは至難となります。

また、冬に良いロックフィッシュであれども、産卵後の1月から3月前半までは体力回復を図るメバルの活性は下がります。

最もメバルの活性が高い時期は、産卵前の個体が荒食いする傾向がある10月後半から12月一杯までと、産卵後の回復が見込める4月から6月半ばで、この時期が数、サイズともに最も期待できるメインシーズンとなります。

メバルは『春告魚』という異名を持ちますが、本格的なシーズンインの4月頃から始めるとバチ抜けの発生機会も多くなり、釣果も安定しやすくなるので初心者さんにはおすすめです。

低水温のうちはスローなワームにしか反応しないメバルも、水温の上昇とともにプラグやメタルジグにも反応するようになります。

そして6月の梅雨頃には『梅雨メバル』といって、大型のメバルが狙えますが、梅雨明けにはシーズン終了となります。

 

メバルが釣れる時間帯

メバルは基本的に夜行性の魚なので、半夜釣りで夜間に狙うのがベストです。

一応は朝、昼、夜のいずれでも釣果が上がりますが、その警戒心の高さから、陽が高いうちはストラクチャやシェードになった場所から出てきません。

捕食をするために積極的に浮き上がるタイミングも、マズメ時となる夕暮れ時以降の時間帯になります。

なおかつ、この夕マズメの時間帯の前後に大潮の満潮が重なれば理想的で、満潮前の1〜2時間が日暮れ時だったり、満潮後の1〜2時間が日暮れ時だったりするとベストタイミングです。

夜間ではなく、昼間にメバルを狙うのであれば、基本的には沖目のシモリ付近の底(ボトム)狙いになりますが、メバリングで深場で口を使わないメバルの捕食スイッチを入れるのはなかなか至難です。

ナイトフィッシングでは必要のない、派手なアクションが功を奏すケースがあるので、いろいろと試してみましょう。

あと大事な事なのでもう一度記載しておくと、メバルは大潮や中潮のように潮が大きく動く日が良いのですが、勘違いしてならないのは、必ずしも大きく動く時間が良いという訳ではない点です。

潮流が速く大きく動くような時には、ゆっくりと引いていけるようなポイントを狙う方が好釣果に繋がります。

 

メバルが釣れる場所

メバルは沿岸性の魚で内海や漁港内にも多く、岩礁帯の魚とは言っても、波が静かな海の方が良く釣れます。

メバルは通常、根やシモリなどの海底がガチャガチャしている場所に付いているので、例え何の変哲もない防波堤であっても、出来るだけ変化に富んだ場所を狙いましょう。

一般的な堤防釣りでメバルが釣れる釣り場の特徴は以下のようなポイントになります。

【波止先端部】

通常、海釣りでは潮通しの良い波止の先端部分が一級ポイントになりますが、メバルの場合も同じことが言えます。

【テトラポッド帯】

防波堤や護岸の沖向きには、テトラポッドと呼ばれる消波ブロックが入っているケースが多いですが、ここはやはり好ポイントとなります。

【港内カーブ付近】

港内の比較的穏やかな場所でもメバルは狙えます。コーナー付近やケーソンブロックがズレていたり、隙間が広く空いている場所などは、メバルのベイトとなる小魚や岩ガニなどが豊富に集まります。

【常夜灯付近】

常夜灯付近は、メバル狙いの定石ポイントで、水深のない小波止などでも、釣果は十分に期待できます。
照らされた海面のプランクトンを狙って小魚が集まるので、その周囲の暗くなる境目あたりで、メバルは集まった小魚を狙っています。

【係留船の付近】

どのような釣り場でも、ストラクチャ周りやシェードとなる場所はメバルが付きやすい場所になります。

【石積み(石畳)の波止】

古い石積みの波止や石畳が敷いてある場所は、岩礁帯につくメバルにとっては好ポイントになります。
藻場になっているケースも多いので、その場合は大型のメバルも狙える一級ポイントです。

【ゴロタ浜】
波止に隣接するサーフが、ゴロタ浜となっているような釣り場では、フロートを使って遠投してやり、うまく海底の岩礁帯や海藻の上を通してやることで、十分にメバルの釣果が期待できます。

【沖提(一文字)】

沖堤(沖の一文字)は、水深も十分にある潮の流れの良い釣り場で、特に釣り場に拘る必要はなく、風の影響などを考慮して、釣りやすい場所を選ぶ方が良いでしょう。

 

メバルの釣れる時期、時間帯、釣れる場所(ポイント)は、密接に関係しており、例えば狙う時期が変われば釣れる場所も変わります。
このアタリのことは、別途詳しく紹介した記事を用意していますので、ご興味のある方は後ほどご覧下さい。

あわせて読みたい
【メバル】釣れる時期と時間、釣れる場所 海釣り(堤防釣り)で、エサ釣りとルアーフィッシング(メバリング)を問わず大人気の対象魚であるメバルの特徴と習性を纏めます。その上で、メバルの釣果を伸ばすのに重要な釣れる時期(シーズン)、時間帯、そしてメバルが釣れる釣り場やポイントについて詳しく紹介します。

 

メバリング仕掛けとウルトラライトゲーム用タックル

メバリング仕掛けとライトゲーム用タックル

メバルを釣るための基本知識を紹介しましたが、それでは本題のメバリング仕掛けとタックルの紹介に移りたいと思います。

メバリングでは、リグの違いによるタックルへの負荷に大きな違いはないので、ロッドとリール、ラインやリーダーは共有で使用することも可能です。

ここでは、1つのタックルで様々なメバリングリグに対応できる仕様を紹介します。

 

メバリングでスタンダードなジグ単仕掛け

ジグ単仕掛けでメバリング

まず最初は、メバリングで最も使用頻度が高いであろう、ジグヘッド単体にピンテールワームなどをセットするジグ単仕掛けです。

メバリングの仕掛けの作り方は、特に説明も必要ないほどシンプルで、このジグ単仕掛けも釣り糸を2箇所結ぶだけで完成です。

1つ目はPEラインとショックリーダーの直結結びですが、ウルトラライトゲームでの強度であれば、トリプルエイトノットや3.5ノット、簡単最速ノットなどの簡易ノットで十分です。

2つ目はジグヘッドやスナップへの結び方ですが、コチラもクリンチノットやユニノットなどの基本ノットでOKです。

上記の仕掛け図を構成するタックルと仕掛けについて、もう少し詳しく紹介します。

 

メバリング向きのおすすめロッド

メバリングやアジングなどのライトゲームでは、1gや2gの軽いリグをキャスティングすることから、他の釣りと違って汎用的なロッドを流用できません。

そのため、しなりの良いライトゲーム用のロッドとして販売されているものや、メバリングロッドと呼ばれるような専用ロッドを使用する必要があります。

ロッドの硬さは扱うルアーサイズによって変わりますが、メバルプラッキングやマイクロジギングを考慮しても、最大7g程度までの製品が多いため、基本はウルトラライトクラス(UL)、硬くてもライトクラス(L)までのロッドとなります。

ロッドの長さは7ft~8ft(210cm~240cm)が標準で、長くても9ftまでのロッドとなります(アジングロッドでは6ft台も使いますが、メバリングではあまり使いません)。

そして、ライトゲーム用のロッドの特徴として、ロッドティップ(穂先)がソリッドタイプとチューブラータイプのものがあります。

一言でいえばソリッドティップは柔らか目で食わせ重視、チューブラーティップは硬めで操作性とフッキング重視となります。

ジグヘッドリグのみの使用なら、フッキングを意識しなくてもそのままリールを巻き続けることでヒットさせられるソリッドが、初心者にはおすすめと言えます。

ただ、ジグヘッドリグのみでなく、プラッキングやマイクロジギングにも使用するのであれば、やはりルアーの細かな波動や魚のアタリを手元に伝わる感覚に優れたチューブラーを選ぶ方が汎用性は上がります。

以降でも紹介するような、メバリングリグ全般で使用するのであれば、以下のようなロッドがお勧めです。

 

メバリング向きのおすすスピニングリール

メバリングで使用するリールは、スピニングリールの一択になります。

100g未満のロッドとのバランスを考慮し、なるべく小型で軽いリールが良く、ウルトラライトゲームでは1000番のスピニングリールも使われます。

スプール径が小さくガイドリングの抜けも良くなるので、キャスティングしやすいのですが、ただ、1000番のリールはメインラインの糸巻き量も少なくなるだけでなく、スプール径の小ささからラインの巻きグセもつきやすいというデメリットを併せ持ちます。

初心者のうちは、PEラインのみでなくナイロンラインやエステルラインの使用も考え、2000番のスピニングリールを選択するのがお勧めです。

なお、ロッドと違ってリールについては、メーカー製の滑らかで巻き心地の良いリールであれば、安いリールでも問題ありません。

ここでは、コスパ最強と飛ばれるスピニングリールを紹介しますが、もっと安くてコスパの高いリールをお探しの方は下記の記事を参考にどうぞ。

 

参考

ダイワやシマノのコスパの良いスピニングリールを、価格帯に分けて紹介しています。

>> 安いリールはコスパ良し!初心者向けおすすめスピニングリール

 

ウルトラライトゲームで使用するラインとショックリーダー

ウルトラライトゲームに取り組む上で、乗り越えねばならない壁にPEラインの操作に慣れるということがあります。

ほとんど重さのないリグのキャスティングやリトリーブを繰り返してると、ついつい負荷の掛からない状態でリールを巻き取ってしまいます。

途端にキャスト時に、ピョン吉と呼ばれるラインのもつれが発生し、トラブルでラインカットやリグの組み直しを余儀なくされます。

今ではベテランアングラーとなる皆さんも、多くの者が経験してきた道なので、入門者や初心者が苦労しても何ら不思議はありません。

ただ、なるべくトラブルの頻度を減らす術はあり、それは適切なロッドとリール、そして質の高いPEラインを使用することです。

具体的には、使用するPEラインの太さは初心者であっても0.5号まで、モノフィラメントに近い感覚で使えて吸水がなく、水切れが良いラインを使用するのがおすすめです。

ノンブランドの格安製品で規格より太くなっているようなPEラインはトラブルのもとなので、メバリングでは使用しない方が無難です。

 

メバリングに使うショックリーダーは、フロロカーボンであれば特に拘る必要はありません。

使用するPEラインが0.3号なら1.5号、0.5号なら2号のフロロリーダーを用意し、リーダーの長さは基本1mまでと考えておきます。

なお、シモリ付近を攻める際の根ズレや、プラッキングやマイクロジギングなどに使うことも考え、2号の一択でも良いと思います。

以下は30m巻きで安いヤマトヨテグス製のフロロラインですが、コスパの高さには定評がありAmazonでもベストセラーとなっている製品なので、複数の号数を用意する場合におすすめです。

 

メバリングにおすすめのジグヘッドとワーム

メバリングに使用するジグヘッドは、その形状に応じて、砲弾型やラウンド型(丸型)、矢じり型などがあります。

これらは沈降速度やアクション性能の違いによって使い分けますが、最も使いやすいのはスローリトリーブで一定のレンジをキープしやすい砲弾型のジグヘッドになります。

引きの抵抗を感じにくいという点はありますが、浮き上がりにくく使いやすいので、初心者はまず砲弾型に慣れるのが良いでしょう。

また、フック形状についてもいくつか種類がありますが、同じくただ巻きやテンションフォールの釣りで使い易い細長形状のフックがセットされたものがおすすめです。

なお、ジグヘッドのウエイトは、釣り場の環境(風の強さや波の高さ)や、メバルの活性によって交換する必要があります。

堤防釣りであれば、1g~2.5gの間で3、4種類用意し、初心者は2gくらいから始めてみるのが良いでしょう。

 

メバル用ワームとしては、もっともオーソドックスなのは1.5~2インチのピンテールワームになります。

形状やサイズ、カラーなどは複数種類用意しておく必要がありますが、シラスを模したホワイト系やクリア系は必ず含めておきましょう。

なお、ワームセッティングで非常に重要な基本ですが、ワームが曲がっていると海中での泳ぎが乱れて食いが悪くなるので、ワームはフックへまっすぐに刺すように心掛けましょう。

 

遠投で沖目の広範囲を探れるフロートリグ

ジグ単でのキャスティング距離はせいぜい10m~20m、釣り場やメバルの付いているポイント次第では、釣りにならないケースもあります。

そんな時に役に立つのが、フロートと呼ばれる釣具を使ったフロートリグ(フローと仕掛け)になります。

フロートとは、飛ばしウキのことで、仕掛けを遠投する役割のほか、仕掛けの浮き沈みをコントロールする働きを持ちます。

遠投性能として、メバリングでフロートを使う場合は少なくとも20m~30m、使用するフロートの重量次第では50m近く遠投することも可能です。

これにより、沖のシモリ付近のポイントや、沖の潮目に浮いたメバルを狙ったり、ゴロタ石の遠浅サーフのようなポイントでもメバリングが出来ます。

そして、フロートが持つ残浮力によって、一定のレンジをキープしながらワームを引いてきたり、リグをゆっくりと沈めたりすることが可能です。

フロートは大きく分けると上層(トップレンジ)を狙うフロートタイプと、中層(ミドルレンジ)や下層(ディープレンジ)を狙うシンキングタイプに分かれます。

ここでは、使用頻度の高い2種類のフロートリグについて紹介します。

 

メバリングのフロートリグ

左はフロートにラインに通す「中通し式フロート」、右は3点式(固定式)フロートリグの「F-システム」と呼ばれ、いずれもメバリングやアジングなどのライトゲームで使用されるフロートリグです。

図ではジグヘッドにラウンド型を使用していますが、特に意味はないので、普通に弾丸型を使用してもらえば良いかと思います。

中通し式とF-システムには、各々メリットとデメリットがあるので、シチュエーションに応じて使用すれば良いでしょう。

 

中通し式フロートリグのメリットとデメリット

近年はフロートの重量や残浮力のラインナップが増え、トップ、ミドル、ディープといずれのレンジも攻めることが出来ます。

そんな中、中通し式の場合は固定式と違い、フロート越しにジグヘッドを沈下させることができるというメリットがあります。

すなわち、一定のレンジを引くだけでなく、ジグヘッドをリフト&フォールさせることが可能で、シモリや藻場上からピンポイントで攻めることが可能です。

水深のある釣り場や、メバルがディープレンジに付いている場合などは、中通しフロートの方が攻めやすいというメリットがあります。

デメリットとしては、リグを組むのが面倒で、小物の釣具を多く使うという点が挙げられます。

中通しフロートリグの作り方

  1. PEラインに1m~1.5mの2号程度のフロロリーダーを結ぶ
  2.  そのフロロリーダーにフロートとシモリ(ビーズ)を通す
  3.  14号や16号の小サイズのサルカンを結ぶ
  4.  60cm~80cmの2号までのフロロリーダーを結ぶ
  5.  ジグヘッドを結ぶ(スナップを入れても良い)

複雑な仕掛けではありませんが、フロート交換が必要なケースでは、いちいちラインをカットして、フロートを通し直す必要があります。

 

なお、フロートについては、アルカジック製のフロートがおすすめですが、自重6g~9gのフロートタイプ(浮くタイプ)とシンキングタイプ(沈むタイプ)を各々用意しておきましょう。

 

F-システムリグのメリットとデメリット

Fシステムは、リーダーの本線と端糸の各々に、独立してジグヘッドとフロートが結ばれています。

メリットとしては、キャスト時にフロートが先行して飛行する特長があり、中通し式のフトートリグより飛距離性能に優れています。

また、フロートがジグヘッドに干渉しないことから、ジグ単のようなアクションと感度の良さがあります。

そして、リグの組みやすさや、フロート交換などにも長けるなど、多くのメリットがあります。

F-システムフロートリグの作り方

  1. PEラインに60cm~80cmの2号までのフロロリーダーを結ぶ
  2. ①を結ぶ際、フロロリーダーの端糸を20cmほど余らせておく
  3. 端糸にフロートを結ぶ(スナップを入れても良い)
  4. ジグヘッドを結ぶ(スナップを入れても良い)

F-システムのデメリットは、同一レンジのスローリトリーブや細かいリグ操作に優れる反面、やはり縦の釣り(リフトアンドフォール)には使い辛い点が挙げられます。

また、中通し式に比べると、仕掛けが絡みやすいというデメリットも挙げられます。

F-システムの釣果に対する効果は高く、ゴロタ浜などの浅場では特に活躍するので、ご存知なければ是非とも試してみて下さい。

 

参考

フロートリグについては他にもタイプがあり、種類や使い方など、もっと詳しく紹介した記事を用意していますので、ご参考にどうぞ。

>> フロートリグで使うおすすめのフロートと付け方

 

メバルプラッキングやマイクロジギング仕掛け

最後に、マイクロプラグやマイクロメタルジグなどのハードルアーを使ったメバリング仕掛けの紹介です。

紹介と言っても、これまでのリグを含め、1つのタックルで可能な仕様を紹介してきましたので、使用するルアーを取り付けるだけです。

メバリング仕掛け(プラッキング、マイクロジギング)

今一度タックルの仕様も含め、ハードルアーの仕様を記載しておきます。

ハードルアー仕様

  • ロッド:ULクラス、チューブラー8ftまで
  • リール:スピニングリール2000番
  • ライン:PE 0.4号(品質の高い製品)
  • リーダー:フロロカーボン2号まで1m
  • ルアー:小型のプラグ、メタルジグ2g~7g

仕掛けの紹介だけだとルアーを結ぶだけなので以上となってしまいますが、プラグとジグの釣り方についても、簡単に触れておきます。

 

メバルプラッキングの釣り方

プラグを使用したメバリングは、ミノーやトップウォーターシンキングペンシルなどを使い、メバルプラッキングと呼ばれています。

ハードルアーで狙う釣りは難しいと思われがちですが、メバルプラッキングの基本的な使い方はジグヘッドリグと同様、ゆっくりとリトリーブするだけです。

メバルのベイトはアミやシラス、バチなど比較的ゆっくり動くベイトであるため、ベイトに合わせてスローリトリーブを中心とした、ただ巻きで誘う釣り方が基本となります。

潜行レンジによって、表層であればフローティングミノーやトップウォータープラグで、ストップアンドゴーや軽いトゥイッチの後にルアーを浮かべておくなど、軽いアクションを入れるのも釣り方のコツとなります。

中層やボトム付近をサーチする場合は、ルアーウェイト自体が比較的重めに作られているシンキングミノーやシンキングペンシルを使います。

着水後にカウントしながらルアーを沈め、メバルの捕食レンジを探りますが、タダ巻きはもちろん、リフト&フォールやダートアクションなどを入れるのも効果的です。

マイクロプラグの定番品を1点だけ紹介しておきます。

 

マイクロメタルジグを使ったメバリング

メバルをメタルジグで狙うアングラーはまだまだ少ないと思いますが、日中を含めてメバルが浮いていない時間帯や、沖目の沈み根周りを攻める際に有効な釣り方になります。

メタルジグはプラグよりも更に飛距離が出て、更に沈降速度も速いので、潮の流れが速いポイントや水深のある釣り場でも使えます。

ハードルアーを使ったメバリングは、どちらかと言えば良型狙いの釣り方となりますが、メタルジグを使った釣りはその傾向がより顕著で尺メバル以上の大物を狙うような釣り方になります。

堤防釣りというよりも、磯釣りやゴロタ浜での釣りがメインと考えておいた方が良いかもしれません。

なお、例えマイクロであってもジギングになりますので、ワームやプラッキングとは違い、アクション後に余分なラインスラックを巻き取る縦の釣りとなります。

リフト&フォールやボトムパンピングといったアクションを駆使しながら、ボウズ覚悟で大物のメバルを攻略してみるのも良いかもしれません。

メタルジグも定番品を1点だけ紹介しますが、初心者さんであれば3gの軽量ジグを選択することをおすすめします。

 

以上、ソフトルアーもハードルアーも一つのタックルで楽しめるメバリング仕掛け3種類の紹介を終わります。

メバルは時期によって釣り方を変える必要がある魚なので、一言でメバリングといっても、色々な攻略パターンを知っておくのが良いでしょう。

本記事をご覧頂いた方の中には、釣りの入門者さんや初心者さんも多いことかと思いますが、是非この機会にゲーム性の高い大人気の釣りに取り組んでみてはいかがでしょうか。

 

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