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2018/07/22

[日独比較]なぜお風呂に入らない?新生児の沐浴もこんなに違う!

今回は「新生児のはじめての沐浴」「お風呂に入る頻度」について書きたいと思います。


関連ブログ:ドイツと日本、子育て常識の違い(0歳児)



日本では産後の入院中に沐浴指導があると聞きましたが、ドイツでは入院中に指導を受けることなんてありませんでした。


その代わり、退院後に自宅を訪れてくれる助産師さんが沐浴について教えてくれます。


ところが、同じくらいのタイミングで出産したドイツ人ママは、退院後1週間以上が過ぎても沐浴方法を教えてもらえていないと言うのです。

もちろん、担当助産師さんがほぼ毎日訪問してくれているのに。

そして日本では身体は常に清潔になんて指導されるはずなのに。。



住んでいる地域にもよるかもしれませんが、ドイツでは生まれてすぐに赤ちゃんをお風呂に入れることは好まれません。


生まれたときから身体に付着している油が肌を強くし守ってくれるといわれており、産後2週間近くそのままにしておく人もいるそうです。


私の知るドイツ人ママを担当した助産師さんがまさにこの考えの方だったらしく、産後2週間経ってようやく初めての沐浴ができたと聞きました。


これには正直かなり驚きましたが、大人でもお風呂は1週間に1度しか入らない人もいる国なので、その根源を垣間見た気がします。


ちなみにお風呂の回数が少ないのは、気候の違いもありますが、一番の理由は水にあるそうです。


ドイツを含むヨーロッパでは多くの家庭の水道水がカルキを含む硬水のため、毎日のようにこの水で顔や体を洗うことは、特に子供の柔らかい肌や髪の毛によくないらしいです。肌荒れや抜け毛の原因になるのだとか。


これを聞けば、沐浴やお風呂になかなか入らない理由がちょっぴり納得できます。


この情報を知る前まで、我が家では子供を毎日お風呂に入れていたのですが、たしかにその時期は肌が荒れていたように思います。


そしてなんといっても、水道代がすごいことになりました・・・


こんな経験から、私の知るドイツの人々は以下の3つの理由でお風呂に毎日入らないのだと学びました。

1、気候
2、水質
3、水道代


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