自分が務めている会社には利口な行動と言いつつ犯罪行為を犯している最低な同僚がいます。彼は私の二つ上の先輩ではあり私に仕事を教えてくれた方でもあるのですが、後々になって結構なでたらめを教わっていたと分かりました。彼は兎に角仕事で手を抜くのが好きな人なんだなと分かりました。
仕事をさぼる事に関してはまぁまだ許せる範囲ではありますが、犯罪をしている部分に関しては肯定する事は出来ません。まず、出社に関してですが彼は住所を実家に置き、実際には会社から非常に近い位置に建つマンションに住んでいます。交通費で上がりを出せるからと私にもオススメしてきましたが恐らく横領にあたるのではと思います。小社の場合は交通費、交通時間でも手当が出るので本当にセコいと思います。
その上、実家が借家のマンションである為に住宅手当まで貰っているそうです。手当は家賃の値段に対しての比率で出るので本来住んでいるマンションよりも高額になり、住んでいる場所を実家にするだけで手当を総合して三日分の給料くらいは貰えると喜んでいました。
小社は給食に関係する職場であり、彼は献立の制作やメニューの思案を担当しています。食材の購入が予算の範囲内で自由に出来るので彼は自分が食べる分の食材をこっそりと発注し、その場で食べるのであればまだ良いかなと思うのですが持ち帰りまでしているとのこと。今の仕事を始めてから八年近くが経ち、プライベートな買い物で食品を買うことが殆ど無くなったと言っていました。これは完全な横領であり先に挙げた交通手当、住宅手当をせしめる事よりも悪質だと思います。
私たちは本社に勤務して多くの場合は事務作業、レシピ思案の作業をしているのですが現場で不具合が起きた時にはヘルプとして現場に向かいます。問題が解決すれば速やかに本社に戻るのが通常ですが彼は一度ヘルプに行くと長時間会社に戻ってきません。建前は現場に対して同じ問題が起きない様に指導をしたり、お客さんである施設の方々に対して説明と謝罪をしたりしていると話し、上司からも仕事が丁寧だと評価されています。
しかしながら、実際には現場での仕事は適当にさっさと済ませて残りの時間を寝て過ごしたり、昼食を食べたりしていると自慢げに語っていました。かなり最低な同僚ですが彼は非常に優秀で仕事が出来、問題も発覚してないだけではありますが殆ど起こさず、彼が担当する現場はどこも評判が良いのです。見かけは凄く良い人間に見え容姿にも優れているのでいろんな意味で人生は平等じゃないなぁと思います。