魅力的なLinuxディストリビューションの数々|ざっくりLinux!- 10

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Linux Mint 19.3 デスクトップ

Linux Mintのデスクトップ

よく、「初心者向けディストリビューションベスト10」といった紹介ブログが多くネット上で紹介されているが、「ざっくりLinux派」としては、機能や操作性など説明するほどわかっていない。

なので、見た目から使いやすい、あるいは美しいディストリビューションを紹介してみようと思う。

これからLinuxを初めてみようという人は、参考にしてみて欲しい。

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Linuxってなに?

Linuxとは、Unix系オペレーティングシステムカーネルのこと。

スーパーコンピュータ、サーバー、パーソナルコンピュータのおおもとのシステムだけではなく、テレビや携帯電話など様々なハードウェアに組み込まれている身近なシステムだ。WindowsやMacも、おおもとはLinux同様、システムを動作させるカーネルというものの上で動作している。

カーネルとソフトウェアを結びつけるのがディストリビューションで、オペレーションシステム(OS)のことである。

そして、フリーかつオープンソースなOSとして世に送り出されたものが、Linuxディストリビューションだ。現在筆者が使用しているLinux MintやLinuxシェアNo.1のUbuntuなどはこの代表的なものである。

Linuxのディストリビューションは、その用途やハードウェアのキャパシティにあわせて選ぶことが適切だが、実はデザイン性にも優れているものが多い。

人気度からみるディストリビューション

もう少し詳しく言うと、LinuxはRed Hat系、Debain系、Mandriva系など多岐に分かれている。そのうち、

Windowsと操作性が近いパーソナル向けのDebian系、企業向けOSとして知られるRed Hat系の2つが人気だ。また、海外で開発されたものが多いため、日本語ページやフォーラムがあるものは導入後も心強い。

Windows7のサポート終了で、その後のOS選択に悩んでいる人が多い現在では、なるべくWindowsから違和感なく移行できるディストリビューションが良いだろう。

不動の人気No.1のDebian系「Ubuntu」

2020年1月現在のLinuxシェアで40%のUbuntuは、使いやすさ・サポート面でダントツ1位のディストリビューションだ。

筆者自身、UbuntuからLinuxを始めた。難点といえば、古いPCには少し重たいということ。Ubuntuのシステム要件の

  • CPU:2GHz、デュアルコアプロセッサ以上
  • メモリ:2GBのシステムメモリ

をクリアできるPCなら、Ubuntuを入れれば間違いないと思う。ちなみに、筆者が試した古いPCは、

  • CPU:924.8MiB
  • プロセッサ:Intel Pentium M processor 1.50GHz

という、かなり低スペックだったので、Ubuntuを入れたら重たかった。

デスクトップの見た目は以下のような感じ。Windowsから違和感なく移行できると言われておりながら、Macのようなランチャーが左に(下にすることもできる)あり、メニューは左上からだ。

日本で一番人気のLinux、Ubuntu

日本語サイトもあり、サポートは充実している。

UbuntuのもととなるDebian

2020年1月現在のLinuxシェア20%で第2位のDebianは、Ubuntuのもととなるディストリビューション。

そのため、デスクトップ環境からUbuntuとよく似ている。しかし、Ubuntuより端末利用が多いので、初心者には若干使いにくいかもしれない。

Debian 10.6 デスクトップ

こちらも日本語サイトがある。

Debian系で軽量なLinux Mint

現在、筆者が使用しているPCにインストールしている軽量なディストリビューション。Windows同様左下にMenuがあり、今までWindowsを利用してきた人にも違和感なく使用できる。

Linuxシェアとしてはまだまだ低いが、近年人気がうなぎ登りで、特に軽量なディストリビューションを探している人に人気だ。

日本語サポートページはあるのだが、繋がったり繋がらなかったりする。FacebookやTwitterもあるので、そちらからチェックした方が良さそうだ。

Linux Mint 19.3 デスクトップ

Red Hat系の人気No.1「CentOS」

Redhatは、フリーでオープンソースが特徴のLinuxの中では有償Linux(結構お高い!)のディストリビューション。そのため、主に企業で利用されていることが多い。「ざっくりLinux派」としては、ここでは説明を省略するが、興味がある人は公式サイトを参照してほしい。

Red Hatの流れを受け継いだパーソナルユースなディストリビューションが、CentOSだ。2020年1月のLinuxシェアでは3位、約17%を保つ。

筆者自身、Red Hat系を使用したことはないが、端末のコマンドがDebian系と違うので、どうもとっつきにくい。

こちらもデスクトップは左上から始まるようだ。

人気があるにもかかわらず日本語ページがないので、わからないことはとにかくググること。

Cent OS デスクトップ

Fedora

同じくRed Hat系のディストリビューション。使いやすさはわからないが、デスクトップ環境はUbuntuと似ている。

Fedora 32 デスクトップ

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Mac風ディストリビューション「elementary OS」

近年、ただLinuxを使うのではなく、様々なテイストでLinuxを利用したいという人が増えてきた。そのニーズに合わせて、様々なタイプのLinuxディストリビューションが誕生している。

その一つが、Mac風のデスクトップ環境をもつ「elementary OS」だ。

Macの特徴の一つである、Dockらしいメニューバーが画面下に配置されている。また、本当かどうかはわからないが、(おそらくLinuxベースの中で)世界一美しいOSと言われている。Debian系で使いやすく、かつ軽量なので、興味がある人は利用してみるのも良いだろう。

気分はMacユーザーだ。

elementaryos デスクトップ

Windows風ディストリビューション「ChaletOS」

これほどWindowsライクなLinuxはないだろうというのが、「ChaletOS」だ。以下のデスクトップ環境を見れば、一目瞭然だと思う。

「elementary OS」同様、Debian系の軽量ディストリビューションで、利用した人のブログをいくつか拝見したところ、とても使いやすいようだ。

新しいディストリビューションのため情報が少ないが、以下の人のブログではインストールから詳しく説明してくれている。

まとめ

紹介した以外にもたくさんのディストリビューションがあり、どれを選んだら良いかわからなくなる人も多いだろう。自分のPCのキャパシティやLinuxの理解度で選ぶのも良いが、見た目の美しさや使いやすさで選んでみるのも良いかもしれない。

メインPCがMacになったので、Linux MintをサブPCとして利用している筆者としては、個人的に興味津々の「elementary OS」を導入してみたいと思っている。

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