社長の前でっ!? 

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社長の前でっ!? 

私が以前、働いていた会社で起こしてしまった「しくじりエピソード」になります。
その日も、普段と変わらない日でした。バスと電車に揺られ出勤。同僚と近くに出店したパン屋さんの話をしながら、自分好みのパンの話に変わり、少し騒いで、始業前準備をしチャイムを待ちました。午前中もいつもの様に仕事を済ませ、お昼ごはんを同僚と食べました。この時「しくじり」へのカウントダウンが始まったのだと今振り返ると、そう感じます。(T-T)

午後の始業チャイムが鳴り、作業を開始しようとした時でした。上司から「Aさん、少しいい?」私は、特に疑問や不安も感じることなく「なんでしょう?」と返答しました。上司は「あと15分後に、C組の発表があるから、一緒に聞く?」
と聞いてきました。突然のことで、「そんな発表あったんですか!?なんでもっと早く言わないんだよっ!!」と心の中で叫びましたが、そんな偉そうな事はもちろん言えず、「是非!」と答えました。この後に「しくじる」事も知らずに…なぜ上司が私を推薦したかというと、実はその発表の内容は、全社で取り組んでいて、私は所属組での次期リーダーと決まっていました。
また、私は以前にもリーダーをさせていただいた経験があり、その時はグループ会社でトップの成績を取った実績もありました。

上司は過去の実績と次期活動への期待を込めて、発表会へのお誘いをしてくださったのだと思います。
兎にも角にも、発表は15分後です。場所はここから5分ほど移動しなければなりません。作業台の片付けを少しワクワクしながら済ませ、上司に「準備できました!」2人で会場に向かいます。会場というのは、実際に発表が行われている場所ではなく、WEBでの参加でした。私が発表するわけではないのですが、ここで発表するものだと思っていましたので、緊張が少し和らぎました。

同じ部屋に集まっていたのは、私と上司の他に、総務、経理など、重役が勢ぞろい!しかしながら、さらに上役の方々がおりません。私は「あれっ?なんであの方とあの方と、それとあの方もいないなぁ」と思い、「なんだ、この発表は、最終選考への余興だっ!」と大きな勘違いをしてしまったのです。
発表は無事終わり、拍手喝采!しかしながら私の喉には何やらつっかえた物が。
司会進行役が「質疑応答に入ります。」何やらマイクの向こうでオジさんの声が聞こえます。「素晴らしい発表でした、是非他の事業所にも展開していただきたいと思います!」と感想を述べていました。司会進行役が続けます「M事業所からは何かありますか?」M事業所とは私の所属している事業所です。すかさず手を上げ「1つよろしですか?」、M事業所の進行役が「はい、どうぞ」

私はマイクに近づき、「多くの活動を同時に推進するのは大変だったと思いますが、実績や結果はどうでしたか?また今後継続していかなければいけない活動はありますでしょうか?」とごく当たり前の質問ですが、少し意地悪な質問を問いかけました。すると発表者(もちろん同じ事業所の方なので、知り合いの方)は、「5ページを見てください!以上です!」会場は笑いの渦となりました。あまりにもそっけない回答が面白かったのだと思いますが、私は全く面白くなく、質問の回答にもなっていないので「いやいや、Bさん(発表者の名前)私の質問だからふざけてるよね?そうじゃなくて、実績や結果は?」と再度聞いてしまい、発表者は「戻ったら教えてあげるから」と回答してきました。その時、私はこんな余興でもったいぶってどうするの?と思いましたが、「ありがとうございました」と言い。結果、私の質問はスルーされるという恥ずかしいものになってしまいました。

後日、部門長に呼び出され、その場に行くと「あの質問はなんだっ!?」といきなり言われ、「だめなんですか?」と返答、「社長の前だぞ!ダメだろ!」
私は、その時はじめてお偉いさん方はそちらの会場にいて、しかも自分の発言が「社長を含む全社お偉いさん方に聞かれた」のだと走馬灯の様に脳を駆け巡り愕然としながら「あのオジさんの声は社長だったんだ」と魂が口から出てゆくのが見えたのでした。皆さんも発表会には十分気を付けましょう。

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