犯人は、一番信頼してた人でした。

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犯人は、一番信頼してた人でした。

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犯人は、一番信頼してた人でした。

10年前、25歳の時の話しです。

当時、私は、不動産会社の事務として、都内で一人暮らしをしていました。

仕事を終え、22時くらいに帰宅。

・部屋が空っぽ

すぐに、異変に気づきました。部屋の物が全部ない。

部屋に敷いてあった、絨毯と、壁に飾ってあった写真、布団、洗濯物が残っているだけで、本当に全部なくなっていたのです。

頭は真っ白、ただただ、呆然と立ち尽くしました。

30分くらいたった後、カーテンを開け、窓ガラスを確認、窓ガラスの鍵の回りには、テープが貼られ、割られていました。

・犯人は兄

泥棒に入られたと確信し、警察に電話しました。

当時、私は、駐車場に面したマンションの一階にすんでいました。

大家さんにも来てもらい、駐車場側の防犯カメラを確認、防犯カメラには、窓から、次々と私の荷物を運び出す3人の男が映っていました。

その一人、ジーンズに黒いニット帽の男、その男を確認した瞬間、体が震え出し、震えが止まらなくなりました。

その男は、私の実の兄だったのです。

警察の方に、実の兄である事と、被害届けは出さない事を伝え、帰って頂きました。

兄は私の2歳年上。小さい時から、勉強も出来て、サッカーが凄く上手く、高校生の時にはファッション誌に載ったり、とにかく、自慢の兄でした。

性格もおおらかで、男らしく、兄みたいな人と結婚したいと思っていました。

最初は、自分が黙っていれば、問題にならない。そう思って、普通に仕事に行き、生活していました。

ショックと悲しさ、恐怖、今までに感じた事のない感情で、仕事も手につかず、眠れず、食欲もない、本当に辛い日々が続きました。

2週間経って、どうしても、感情を抱えきる事が出来ず、兄に電話。

兄からは、直接会って話したいと言われ、その日のうちに、兄から指定された、喫茶店で会う事に。

正直、そこからの記憶はあまりありません。

・兄とは絶縁

兄からは、FXにハマってしまい、サラ金、闇金からもお金を借りて、自己破産寸前である事、私の部屋の荷物を売って、支払いに充てるつもりだった事を伝えられました。

私は、兄に一言も話す事なく、喫茶店を後に、怒り、悲しみ、など通り越して、無感情、涙も出ませんてした。

その日を最後に、兄とは、絶縁。

すぐに引っ越しをして新しい連絡先も住所も、もちろん教えていません。

3年くらい前、facebookで兄を見つけてしまい、慌ててブロックしました。

・まとめ

一人で部屋にいても、急に、あの日の辛い出来事を思い出す事があり、思い出すと、体の震えが止まりません。

男性と付き合っても、いつか裏切られるのでは、と、信頼できず、独身のまま。

このままではダメだと思い、友人に紹介してもらったカウンセラーの先生の所に、二週間に一度通い、なんとか、前向きに生きていけるように頑張っている最中です。

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