トラブルが向こうからやってきた

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トラブルが向こうからやってきた

私は戸建ての持ち家に住んでいます。
駐車場は家の目の前にあり、そのすぐ向かいに、小さいですがきれいで新しい公園があります。
しかし、そのために、トラブルを抱えてしまうことが時々あるのです。

公園ですから、当然、利用者の大半は子供たち。
大人同伴で遊んでいるときには基本的に問題は起こらないのですが、子供だけで遊んでいるときに、トラブルが起こりやすいです。

ひとつは、公園からボールが飛んでくるという問題。
子供たちが投げたり蹴ったりしたボールが、たびたびうちの方にまで飛んできて、ボコンボコンと車に当たります。

幸い、凹みやキズにはなりませんでしたが、車に当たる音を聞くたびに、こちらとしてはひやひやものです。

とはいえ、ボール遊びをする場所も少ないこのご時世、子供たちに「やめて」とも言えず、苦肉の策として市役所の方に相談しました。

すると、市役所の方は公園の周辺に柵を立ててくださり、おかげで子供たちのボールによる被害はかなり減って、本格的なトラブルに発展せずに済みました。

しかし、もうひとつの出来事は少々ご近所トラブルにまで発展してしまいました。
子供たちの間で、公園の砂を蹴って道路側に砂煙を巻き起こすという遊びが流行った時期があったのです。

その砂煙は、道路一本挟んだ向かいにある、我が家の駐車場に届きます。
そして、私たちの車が砂ぼこりまみれになってしまうのです。
それだけなら耐えられたのです。
いずれ妙な遊びのブームも去るだろうと思い、私や私の家族は「いやだなあ」と思いながらも、黙ってブームが過ぎるのを待っていました。

ところが、近所のおじいちゃんが、子供たちの行動を厳しくたしなめたのです。それは私の家のことを思っての行動だと思うのですが、それが子供から親へと伝わり、どういう伝わり方をしたのか、その親が怒り心頭の様子で我が家のチャイムを押したのです。

その親というのが日本人ではないのがまたややこしく、私もその段階ではことのなりゆきを半分しか知らないうえに、片言で頭から怒られ、もうちんぷんかんぷん。
こちらの言い分もあまり伝わらないようで困りました。

結局、私はその場は知らぬ存ぜぬで通し、「他の方が怒ってたみたいですね~」とやんわりかわしてその場をしのぎましたが、その親子はいまだに私の家に冷たい目線をくれているようです。

確かに私たちはこの問題の当事者ともいえますが、本当はがっつり絡んでいたわけではありませんし、どちらかといえば被害者側なのに…。
トラブルを避けて生きていても、向こうからやってくることもあるんだな、と思い知りました。

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