こんばんは。
昨日、ちょっとした遊びで娘とタロットを引いていました。
その時、
「あしたのピアノのレッスンについて」といって、
一枚引いたカードが「塔」のカードでした。
塔のカードって、みなさんちょっと嫌なイメージが強いと思います。
なんせ、積み上げてきたものが、雷によって突然壊されるのですから。
積み上げてきたものがとても大切で、
それでしか安心できない、活用できないなんて拘ってしまえば、
それが壊された時、かなりの痛みを生じます。
だから、嫌なイメージが強いんですね。
人は変化を常に恐れ、安定を望みますから。
「あら、明日のレッスンは塔だね」 私
「え~なんか怖いわ~」 娘
そんな事を言いながら迎えた今日のレッスン。
発表会の近い娘は、課題曲の練習を頑張っています。
本人は弾けるものと自分で信じているので、
何の疑いもなくピアノのレッスンに向かったのですが・・・
帰ってくると、うずくまってずっと泣いている娘。
どうしたん?と聞いても、ひたすら泣いています。
少し時間を置いて、もう一度聞いてみると
どうやら曲を弾く際の指の運びが間違っていたそうです。
ああ・・・なるほど・・
塔だわ・・これ。
積み重ねたものが壊されるんですから、
自分が信じていた弾き方が、実は間違っていたという事実を突きつけられ、変更せざるを得ない状況となったわけです。
さて、塔が出た時、自分にできる事は何か?
塔は向こうからやってくるもので、こちらから向かっていくものではないので、予防策は意味を成しません。
こんな時は、拘りを捨てるんです。
サッサと捨てて、スッキリして、荷物を降ろしてしまうんです。
娘には、新しく教わった正しい弾き方をすぐに実践するように伝えました。
古い自己流のやり方は、いくら弾きやすくてももう意味を成しません。
塔のカードは時に、試練のような感覚で目の前にやってきますが、
新しい視野を手に入れるチャンスだと、柔軟に考える事が出来るならば、
自分の殻を破って、新しい自分を手に入れられるという、
非常にポジティブなカードへの変貌します。
ただ、ちょっと痛みを感じるかもしれませんが・・・
みはる
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