『援交ブルース』
 
                      Shyrock:作
第15話

 風呂マットにあぐら座りをした車井山さんは私に「おいで、おいで」をしている。
 私は少し照れながら車井山さんの膝の上にまたがった。
 車井山さんの肩を手を置いて、ゆっくりと腰を沈めていく。
 真下にはギンギンに硬直したオチンチンが待ち構えている。
 オチンチンが敏感なところに触れた。

(あれ……?)

 目標よりも少し横にずれてしまって大陰唇に当たってる。

(やぁん……)

 車井山さんはもう一度試みた。
 でも今度も入らなくてクリトリスに当たってる。

「あ~ん…そこじゃなくて……」

(でも、クリを擦られるのってすごくいいかも……)

「ああ、ごめん、ごめん」

 車井山さん、何かわざと焦らしているみたい。
 ダイレクトに入ってくるより、少し焦らされる方が期待感が高まってワクワクす
るかも。
 車井山さんは私のお尻を抱え、オチンチンを穴にあてがった。

(三度目の正直?)

(ズンッ!)

(きゃっ!今度はいきなり~!?)

 硬くなったオチンチンが私を貫いた。

(ああっ…!)

(グググッ…ズニュッ!)

 一気に奥まで入って来た。

(ああっ!すごい~~~!)

 堪えていたけど、つい声が出てしまった。

「あぁぁぁ~…車井山さぁん~……す、すごく硬い~……あぁ、あぁ、あぁ~…車
井山さぁん~……」
「ありさちゃん!」

(グジュグジュグジュ、グジュグジュグジュ)

「はぁ~ん!すごくいい!あぁん!いい~!すごくいいの~!」
「はぁはぁはぁ~…」
「ありさを愛して!いっぱい愛して!」
「ありさちゃん!」
「あぁん~、ありさ、車井山さんが大好き~!だから、だから、いっぱいいっぱい
愛して~」
「はぁはぁはぁ~ありさちゃん、大好きだよ~」
「あぁん~、車井山さぁん…あぁん、あんあん~、すごくいいよぉ~……」

(ズニュズニュズニュ、ズニュズニュズニュ、ズンズンズン、ズンズンズン!)

 痛いくらいに強く抱きしめられて、真下からの激しい攻撃の前に、またたく間に
メロメロになってしまい、訳の分からない言葉を口走っていた。

「はぁ~ん、あぁ~、すごい~、はふぅ~ん、あぁ、もうだめ~、いやぁ~ん…あ
あ、あぁ~~~~~!」
「はぁはぁはぁ~…ありさちゃん!」

 車井山さんは私の髪をやさしく撫でながら、首筋に時折熱い吐息を吹きかけてく
る。
 エッチしながら敏感な場所に息を吹きかけるって最高にいい。
 だって、ありさ、首筋すごく感じるんだもの。
 でもそれが、わざとなのか、偶然なのかはよく分からない。

 その頃ふたりとももう汗びっしょりになっていた。
 私の身体が上下動する度に、車井山さんの汗が私の乳房にポタリと落ちてくる。
 嫌いな人とならキモイけど、大好きな人とならふたりで汗まみれになったって全
然構わない。

「ありさちゃん、両足を僕の肩に乗せてみて?」
「え?足を肩に乗せるの!?」

 車井山さんが言うとおりに、私は車井山さんと向き合って座り、車井山さんの肩
の上に両足をかけた。

「なんかすごい格好……」
「うん、それでいい。これでありさちゃんのおまんこが完全に拝めちゃう。ははは
はは~」
「いやぁ~ん、そんな恥ずかしいこといっちゃぁだめぇ……」

 のちにこれが『帆かけ茶臼』という体位だと知らされたが、その時はよく分から
なくて無我夢中で車井山さんの指示に従っていた。
 お互いに結合部が見えるのですごくエッチだし、オチンチンの挿入角度が膣の前
壁を刺激するので彼が私を引き寄せた時の摩擦が半端じゃない。
 結合部を見ながらエッチするってこんなに恥ずかしかったとは……
 でもすごくいい。車井山さんがピストンを繰り返すと、あまりの気持ちよさに私
は半泣きになっていた。
 さらに拍車を掛けるかのように、車井山さんがエッチな言葉をささやくんだもの、
私はもうメロメロ……

「ありさちゃん、さあ、入っているところをしっかり見てごらん……もうぐちょぐ
ちょになってる……」
「いやぁ~……恥ずかしい……」

 恥ずかしい反面、見たい気持ちもある。
 好奇心がムクムクと首をもたげた私は、思い切って結合部を覗いてみた。

(うわぁ~!すごい!オチンチンが入ってる~!自分の所に出入りしているのを見
るって初めてかも……)

 目を丸くしている私を、車井山さんは見て笑っている。

「どう見えた?」

 ほんの一瞬車井山さんの方を見たが、恥ずかしくなって顔を背けてしまった。
 車井山さんと視線を合わすことを避け小さくうなずいた。

「うん……」
「はぁはぁはぁ…挿入シーンを見るのはやっぱり恥ずかしい?」
「うん、恥ずかしい……」
「はぁはぁはぁ…今、かわいいありさちゃんと一つに繋がっているだね。最高の気
分だよ」
「あぁん…ありさ、すごく嬉しい……」

(ズンズンズン、ズンズンズン……)

「あぁぁぁ……いい……すごくいい……」
「僕もだよ~…」

                  

  この作品は、愛と官能の美学 Shyrock様から投稿していただきました。