世の中のうまい話

魚のウンチク、旬、漁師だけが食べている浜料理の紹介などなど・・・食べ歩きは八王子中心!都心も地方もたま~に

糸撚魚(いとより)・糸撚鯛(いとよりだい)

2018年10月24日 07時42分04秒 | Weblog


   糸撚魚(イトヨリ)


         イトヨリの寿司




【語源】
尾びれの上縁の一本が長く伸びており、これが糸をくりだすように
ヒラヒラすることからイトヨリとついた。
別名では「イトヒキ」、「サンジョウゴメ」とも呼ばれる。
「サンジョウゴメ」は昔、イトヨリを一匹釣れば3升の米代にな
った為・・・。



       イトヨリの丸揚げ




【旬】
産卵期が春から初秋のため、晩秋から冬にかけてが旬。



【うんちく】
イトヨリダイとも呼ばれるが鯛とはまったく関係なく、イトヨリダイ
科の魚である。

近縁種に「ソコイトヨリ」という非常によく似た魚がいるが、
市場では特に区別せず、イトヨリで流通しているようだ。
味の差もほぼない。強いて言えばソコイトヨリの方がやや身が柔ら
かい。
この2種の見分け方は、「イトヨリ」体側に黄色の線が6~7本走る
が、「ソコイトヨリ」は3本。



 (上)イトヨリ、(下)ソコイトヨリ

11代将軍 徳川家斉(いえなり)は、このイトヨリを大いに好んだ
と言われている。
小田原沖でこのイトヨリが獲れた時、早飛脚で送らせた早川長兵衛
という包丁家は、それを焼き上げ献上したそうです。
一尾、献上するたびに炭100俵の褒美を受け取ったとか・・・。




ソコイトヨリ

【ブランド・産地】
本州中部の以南、各地域で獲れる為、特別な産地はない。
また、ブランド化もされていない。
関西地方では、味の良さと共に美しい姿が好まれ、高級魚として
扱われているようです。


      イトヨリの椀物

【産地ならではの漁師料理】
代表的な料理は塩焼き、蒸し物、椀だねとして使われる事が多い。
また、洋食にもあい、ブイヤベース、ムニエル、ムースなどにも
使われる。

しかし、産地の方は「この魚は刺身だね、ただし、皮ぎしが美味い
魚なんだよ。だから、ウロコをひいて湯引きにするのがいいよ。
ワサビ醤油だね。あと昆布〆も美味いよ」と・・・・・。

見た目も食欲をそそられ、かわぎしから甘みと風味が・・・たまり
ません。焼酎ですかね~!



【栄養と効果・健康】
低たんぱく・低脂肪の魚。カルシュームの吸収率を上げるビタミン
Dと糖質がエネルギーに変るときに働くビタミンB1が比較的多い。
カルシュームも多く含んでいる。



        イトヨリの刺身





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