今日は休日で時間が有る為、先日購入した中古の14ステラC2000Sをバラして行こうと思います。

とても楽しみです。

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外観としては殆ど小傷も無い極上個体、未使用新品ですと云われても信じてしまいそうな個体です。

巻き心地はと云うと、クイックレスポンスシリーズの様な安っぽい軽さ…ステラ特有のシルキーさが全く無く、重厚感も有りません…

その中に少しだけザラめきみたいな物を感じますが、これは実釣時に感じる事は出来ないだろうと云うレベルの違和感でした。

エリアトラウト用に軽巻きチューンした個体だろうか…?


それとも…


まあ、バラして行きましょう。

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ドラグノブとスプール組は、多少グリスが劣化して硬くなっていると云う感じ…

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ドラグノブを分解しましたが、特段汚れは有りません…ナットに少し磨耗が見られる程度です。

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スプール組を分解して見ますが、グリスが硬く成っている以外、綺麗な物です。ドラグワッシャーもまだまだ使用出来ます。

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洗浄して純正ドラググリスを塗り直します。

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パッキングしたら次へ移ります。


次はハンドルですね、ハンドルノブを取り外します。

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私の持っている個体の純正ハンドルノブと形状が違いますね、こちらの方が豪華です。

この個体は2015年7月製造個体でした、私が新品で買った個体より前に造られた個体に成ります。

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どんどんバラして洗浄してパッキングして行きます。

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と、ここまで来て大体確信した事が有ります。

それはこの個体…未だかつて1度も分解されていないのだろう…と。


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とすると、あの巻きの軽さと極小のザラめきは、グリスが乾いているだけなのかも知れません…

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ここで余談ですが、ローターナットに入っているこのベアリング…14ステラでは金属が加工されて入っていますが、22ステラからは特殊低摩擦ブッシュと云われる樹脂っぽい素材に変わっています。


それを…



「インフィニティドライブ(笑)」



と呼んでいます。

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23ヴァンキッシュではこの事に関して色々と有ったらしく、ネット上では物議を醸していましたが、私は良く知りません…


ヴァンキッシュに全く興味が無いので詳しく調べていないんです…


そしてこれがインフィニティドライブ(笑)

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いくら14ステラのパーツ集めをしていたとは云え、画像左の値段が馬鹿高い金属加工ベアリングを何個も揃える程愚かではありません…

汎用ベアリングと22ステラのパーツを買って置けば、格段に安い値段で予備として持って置けます。

だから有る意味「インフィニティドライブ(笑)」も14ステラ使いの自分としては、良かったのかなと思っています。

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次は本体を開けて見ました。


やはりグリス切れですね、ドライブギヤ、中間ギヤ、ウォームシャフトギヤ、ウォームシャフトにグリスが全く残っていません…

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もうこの時点で理解しました。多少の使用感は有りますが、本体内部のギヤの劣化が全く見られない事から、この個体は殆ど使われずに大切に飾られていた個体でしょう…

巡り巡って私の元まで辿り着いたこの個体、これからは私がネジの1本まで大事に使ってあげましょう。


何年後に成るかは分かりませんが…


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それでは最後に、スピニングリールを長く使う上で一番気にしなければいけない箇所の説明をして終わりにしたいと思いますが、やはりここだと私は思っています。

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メインシャフトのネジ部分とドラグノブの中にあるナットですね…

この部分が舐めってしまったり、ネジ山が磨耗して無くなったりしてしまうと、そこでそのリールは一発で終了に成ってしまいます…

しかし、メインシャフト組はパーツ単体で買えたとしても、ドラグノブのナットは単体で買えないのでどうしても高く付いてしまうんですよね…

なのでリールを大切に長く使いたいのであれば、この部分の扱いにも気を遣った方が私は良いと思います。


私もその内、もう1つドラグノブを予備で買おうかなとは思っています。


其れではまた、お会いしましょう。



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